平成13年度第2回アナログ2種基礎科目 【 解説 】
第1問
(1)抵抗R2はキルヒホッフの第2法則により、次の関係式が成り立ち求めると、
58−4=6(3+2)+4R2
4R2=58−30
R2=6[Ω]
(2)抵抗Rはオームの法則より
R=110/11=10[Ω]
端子a−b間の合成インピーダンスZは
Z=180/30=6[Ω]
抵抗Rに流れる電流IRは
IR=V/R=180/10=18[Ω]
容量リアクタンスXcに流れる電流Icは

容量リアクタンスXcは
Xc=V/Ic=180/24=7.5[Ω]
第3問
(1)論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。

出力0,1,1,1より論理和に鳴ります。
(2)論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して簡単にすると次のようになります。

(3)各論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。

(4)出力論理レベルC、1,0,0,1は次のようになります。
1,0,0,1=0,0,0,1+1,0,0,0
0,0,0,1は論理積ですので、A・Bになります。

第4問
(1)変成器の1次側の電圧をV1、2次側の電圧をV2とすると1次側の電圧は次のようになります。
V1:V2=3:5
V1:650=3:5
5V1=1950
V1=390[V]
電気通信回線への入力電圧をV0、変成器の入力電圧をV2、伝送損失をL、増幅器の利得をGとすると次のようになります。

この式にV1=650、L=16、G=36を代入してV0を求めると、

(4)A方向の漏話は近端漏話であり、この漏話減衰量は次のようになります。
漏話減衰量=10log送信電力(誘導回線)/漏話電力(非誘導回線)=12−(−28)=40[dB]
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