平成13年度第2回アナログ2種 基礎科目
第1問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。ただし、( )内の同じ記号は、同じ解答をさす。
(小計20点)
(1)図−1に示す回路において、矢印のように電流が流れているとき、抵抗R2は、(
ア )オームである。ただし、電池の内部抵抗は無視するものとする。 (5点)
@6 A12 B14 C18 D28

(2)図−2に示す回路において、端子a−b間に直流電圧110ボルトを加えているとき、11アンペアの電流が流れ、正弦波の交流電圧180ボルトを加えているとき、30アンペアの電流が流れた。このときの容量リアクタンスXcは、(
イ )オームである。(5点)
@6.0 A7.5 B8.5 C9.0 D10.5

(3)電磁誘導によって生じる( ウ )は、その( ウ )によって流れる電流が鎖交磁束の変化を妨げる方向に誘起される。
(5点)
@磁化力 A電磁力 B起磁力 C起電力
(4)正弦波交流の流れる回路において、有効電力は、「(電圧の実効値)×(電流の実効値)×COSθ」で表され、θは(
エ )である。(5点)
@電圧と電流の位相差 A電圧と電流の周波数差 B無効率 C力率
第2問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(小計20点)
(1)バイアス回路は、トランジスタ等の動作点の設定を行うために必要な(
ア )を提供する回路である。 (4点)
@交流電流 A直流電流 Bバイパス信号 C入力信号
(2)図−1に示す回路に、図−2に示す波形の入力電圧XIを加えると、出力電圧Xoは、(
イ )の波形となる。ただし、ダイオードは理想的な特性を持ち、|X|>|E|とする。
(4点)



(3)任意の入力波形に対し、極めて狭い振幅レベル間に入る部分だけをとり出す回路を、(
ウ )という。 (4点)
@フリップフロップ Aリミッタ Bクランパ Cゲート Dスライサ
(4)バリスタは、(エ)の吸収、雑音吸収、温度補償等に使用される。 (4点)
@高周波 A過電流 B磁界 C過電圧
(5)負荷抵抗により生じた出力をコンデンサを介して次段へ伝える増幅回路は、(
オ )増幅回路といわれている。 (4点)
@コンデンサ結合 ACR結合 B変圧器結合 C抵抗結合
第3問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。 (小計20点)
(1)図−1の論理回路は、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係から、(
ア )の回路に置き換えることができる。 (5点)
@論理和 A否定論理和 B論理積 C否定論理積 D否定論理

(2)次の論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して変形し、簡単にすると、(
イ )になる。 (5点)


(3)表−1は、図−2〜図−5のうちのある論理回路における入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとを示した真理値表である。この真理値表に該当する論理回路は、(
ウ )の論理回路である。 (5点)
@図−2 A図−3 B図−4 C図−5



(4)表−2は、入力論理レベルA及びBと出力レベルCとの関係を示した真理値表である。この真理値表に相当する論理式は、(
エ )で表すことができる。 (5点)


第4問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。 (小計20点)
(1)図−1において、電気通信回線への入力電圧が( ア )ミリボルト、その伝送損失が1キロメートル当たり0.8デシベル、増幅器の利得が36デシベルのとき、電圧計の読みは、650ミリボルトである。ただし、変成器は理想的なものとし、電気通信回線及び増幅器の入出力インピーダンスはすべて同一値で、各部は整合しているものとする。
(5点)
@20 A23 B33 C39 D65 E190

(2)同軸ケーブルは、一般的に使用される周波数帯において信号の周波数が4倍になると、その伝送損失は、約(
イ )倍になる。(5点)
@1/4 A1/2 B2 C4
(3)図−2において、A方向における漏話減衰量は、( ウ )デシベルである。
@−60 A−40 B16 C40 D44 E60

(4)絶対レベルは、1ワットを0デシベルの基準とした場合、これを記号(
エ )で表す。 (5点)
@dBk AdBm BdBW CdBr DdBn
第5問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。 (小計20点)
(1)伝送帯域内で二つの異なる周波数の搬送波を用い、それぞれの搬送波を符号ビット「1」、「0」に対応させて送信する変調方式は、(
ア )である。 (4点)
@位相変調 APWM BPCM C振幅変調 DFSK
(2)加算、減算等のデジタル演算によって、アナログ信号から特定の周波数帯域のアナログ信号を取り出すデジタルフィルタの精度を上げるためには、アナログ信号をデジタル信号に変換するときに、(
イ )必要である。 (4点)
@リング変調器を通す A量子化ステップの幅を小さくする Bサンプリング周波数を低くする
C量子化ステップの幅を大きくする D高域フィルタを通す
(3)同軸ケーブルは、外部胴体の働きにより、平衡対ケーブルと比較して(
ウ )において誘導等の妨害を受けにくい。 (4点)
@比較的高い周波数 A比較的低い周波数 Bアナログ伝送 C電力伝送
(4)PCM方式において、伝送されてきたパルス列を受信側で元の波形に復元するためには量子化レベルまで再生した信号を、サンプリング周波数の1/2を遮断周波数とする(
エ )フィルタに通せばよい。 (4点)
@高域 A低域 B帯域通過 C帯域阻止
(5)光ファイバ伝送方式では、光信号が光ファイバ内を進み受光器に到達すると、受光器は、その光の(
オ )を元の電気信号の大小に復調する。 (4点)
@波長 A強弱 Bスペクトラム
Ans.
第1問(ア)@ (イ)A (ウ)C (エ)@
第2問(ア)A (イ)B (ウ)D (エ)C (オ)A
第3問(ア)@ (イ)C (ウ)B (エ)D
第4問(ア)C (イ)B (ウ)C (エ)B
第5問(ア)D (イ)A (ウ)@ (エ)A (オ)A
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