平成12年度第2回デジタル3種基礎科目 【 解説 】
第1問
(1)題意より次の関係式が成り立ちます。
I=200/r ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ @
I(50+r)=700 ・ ・ ・ ・ ・ A
@ 式をA式に代入してrを求めると
200(50+r)/r=700
10000+200r=700r
500r=10000
r=20[kΩ]
(2)抵抗RとコンデンサXcとの合成インピーダンスZは次のようになります。

端子a−b間の電圧は
V=I・Z=4×20=80[V]
第3問
(1)10進数を2進数に変換する場合は、10進数を2で割りその余りを下から順に並べることにより求めることができます。

53を2進数に変換すると110101になります。
(2)論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して簡単にすると次のようになります。
X=A・(A+B)+B・(A+B)
=A・A+A・B+A・B+B・B
=A+A・B+B (A・A=A B・B=B A・B+A・B=A・B
同一の法則)
=A(1+B)+B
=A+B
(3)NOT回路の出力は入力0,0,1,1より、1,1,0,0になります。
AND回路の出力は入力1,1,0,0と0,1,0,1より、0,1,0,0になります。
入力0,1,0,0と0,1,0,1より、出力が1,0,1,0になるのは、否定論理和です。

(4)論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。

出力cが0,0,0,1より論理積に置き換えることができます。
第4問
(1)増幅器Tの入力をP1、増幅器T、増幅器Uの利得をそれぞれG1、G2、減衰器の減衰量をLとし、増幅器Uの出力P2を求めると次のようになります。
P2=P1+G1+G2−L=−4+4+16−8=8[dB]
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