平成 12年度第1回アナログ3種 基礎科目
第1問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)図−1に示す回路において、抵抗R1に加わる電圧が24ボルトのとき、抵抗R3に流れる電流は、(
ア )アンペアである。ただ
し、電池の内部抵抗は無視するものとする。
@2 A4 B8 C16 D32

(2)図−2に示す回路において、端子a−b間に、60ボルトの直流電圧を加えたとき、5アンペアの電流が流れ、80ボルトの正弦波交流電圧を加えたとき、4アンペアの電流が流れた。このとき、回路の誘導性リアクタンスXLは、(
イ )オームである。
@6 A9 B16 C20 D24

(3)磁気回路における磁束は、起磁力に比例し、( ウ )に反比例する。
@磁気抵抗 A電磁力 B磁気ひずみ C電束 D残留磁気
(4)Rオームの抵抗にIアンペアの電流をt秒間流したときに発生する熱量は、(
エ )に比例する。

第2問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)( ア )形半導体は、電気伝導が電子によって行われる半導体である。
@P AN B接合 C電流制御 D電圧制御
(2)図に示すトランジスタ増幅回路の接地抵抗は、( イ )接地である。
@ エミッタ Aベース Bコレクタ

(3)トランジスタに電圧を加えて、ベース電流が30マイクロアンペア、コレクタ電流が2.87ミリアンペアが流れるとき、エミッタ電流は、(
ウ )ミリアンペアとなる。
@2.30 A2.57 B2.84 C2.90 D3.19
(4)可変容量ダイオードは、( エ )電圧の大きさにより、静電容量が変化する。
@高周波 A低周波 B順方向に加わる C逆方向に加わる
(5)発光ダイオードは、( オ )と、P形とN形の接合面から、両者のエネルギー差に相当する光を放出する。
@逆方向に電流を流す A順方向に電流を流す B加熱する C磁界を加える D加圧する
第3問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)JIS X 0122(2値論理素子図記号)において、否定論理積(NAND)素子を表す記号図は、(
ア )である。

(2)次の論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して変形し、簡単にすると、(
イ )になる。
X=(A+B)・(A+C)
@A AB BA+B CB・C DA+B・C
(3)図−1の論理回路において、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係が右の真理値表で示されるとき、表中の出
力レベルW、X、Y、Zは、それぞれ( ウ )である。
@0,0,1,0 A0,0,1,1 B1,0,1,0 C1,0,1,1

(4)図−2に示すベン図において、A、B及びCは、それぞれの円の内部を表すとき、塗りつぶした部分を示す論理式は、(
エ )である。


第4問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1) 図−1において、スイッチS1及びS2をB側に接続した状態での電圧計の読みは、48ミリボルトである。次にS1及びS2をA側に切り替え、減衰器の減衰量を12デシベル、増幅器の利得を(
ア )デシベルとすると、電圧計の読みは、480ミリボルトになる。ただし、入出力各部のインピーダンスは等しく、整合しているものとする。
@22 A32 B120 C420

(2)平衡対ケーブルで生じる漏話は、一般に、周波数が( イ )と大きくなる。
@低くなる A変動する B遮断周波数に近づく C高くなる
(2) 図−2において、電気通信回線のインピーダンスをZ1、負荷インピーダンスをZ2、変成器の一次側、二次側の巻線比をそれぞれ
N1、N2とすると、Z1/Z2=( ウ )のときにインピーダンスが整合する。ただし、変成器は理想的なものとする。

(4)( エ )ミリワットの電力を絶対レベルで表すと、10[dBm]である。
@1 A5 B10 C20
第5問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)位相変調は( ア )の位相を信号の振幅に応じて変化させるものである。
@側波帯 A搬送波 B信号波
(2)FDM伝送方式においては、熱雑音やひずみ雑音等は、中継装置ごとに累積される。また、PCM伝送方式における量子化雑音は、基
本的には、再生中継ごとに( イ )。
@増加する A減少する B変化しない C消滅する
(3)音声伝送の場合には、良好な品質を保つため、人間の聴覚に感じる各種雑音の総合値が厳密に規定されるが、(
ウ )や瞬断のよう
な個々の雑音は、厳密に定めなくてよい。
@減衰ひずみ A位相ひずみ Bインパルス性雑音
(4)伝送路の状態により電波の受信( エ )が時間的に変動することをフェージングという。
@雑音電圧 A電界強度 B帯域幅 C周波数
Ans.
問1(ア)@ (イ)B (ウ)@ (エ)A
問2(ア)A (イ)@ (ウ)C (エ)C (オ)A
問3(ア)B (イ)D (ウ)B (エ)@
問4(ア)A (イ)C (ウ)C (エ)B
問5(ア)A (イ)B (ウ)B (エ)A
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