平成12年度第2回アナログ3種 技術科目
第1問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)図は、押しボタン式電話機の回路構成を示したものである。押しボタンダイヤル回路は、ダイヤルスイッチとPB信号発生用のIC等から構成される。ダイヤル操作により(
ア )がダイヤルされるとL1とH2端子間が導通し、対応した押しボタンダイヤル信号が(
イ )から送出される。
@OSC端子 AVDD端子 BMF端子 Cダイオードブリッジ D1 E2 F3

(2)送話器に加わる音声を電話機から送出する電気信号に変換する効率や、電話機に到達した電気信号を受話器から聞こえる音声に変換する効率が良いほど、電話機の通話性能は向上する。また、電気通信回線からみた電話機のインピーダンスと電気通信回線のインピーダンスを等しくする(インピーダンス(
ウ )という。)と、電話機と電気通信回線間での電気信号の授受効率が最も良くなる。
@結合 A整合 B同調 C平衡
(3)交換機から( エ )を受けて電話機への着信を知らせる音響装置には、磁石電鈴、トーンリンガ等が用いられている。
@呼出音 A直流電流 Bダイヤルトーン C呼出信号 DPB信号
(4)小電力小形コードレス電話機では、音声信号の上限周波数は3キロヘルツと規定されており、それ以上の周波数を除去する必要があるため、(
オ )が用いられる。
@スクランブル回路 Aエンファシス回路 Bコンパンダ Cスプラッタフィルタ
第2問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)図−1は、押しボタン式電話機の回路を示したものである。コンデンサC3は、ベル回路に(
ア )が流れるのを防止するとともに、ベル回路のインピーダンスを下げる働きをする。
@直流電流 A交流電流 B脈流 C高周波電流

(2)電話機において、内臓メモリに( イ )を記憶しておき、話中のときなどには同じ相手にワンタッチで、再度発信できる機能を再ダイヤルという。
@監視信号 A呼出信号 Bダイヤル番号 Cカード番号 D応答番号
(3)電話機には、電話機に内臓されたスピーカとマイクロホンを使って、送受器を掛けたまま通話ができる(
ウ )機能を持つものがある。
@スピーカ受話 Aモニタ Bハンズフリー Cポーズ Dミュート
(4)図−2に示すメモリダイヤル電話機の回路構成において、図中のCは(
エ )といわれ、Eは( オ )といわれている。
@通話回路 A受話レベル調整回路 B極性検知回路 C保留回路 D受話レベル調整回路
ERAM

第3問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)変復調装置(モデム)を使ってデータ通信を行う場合、第一種電気通信事業者の伝送設備等、他の設備に悪影響を及ぼすおそれがあるときは、モデムから不要帯域の雑音を出さないよう、モデムの送信部に(
ア )を設ける。
@リミッタ Aバリスタ Bディテクタ Cフィルタ
(2)ITU−T勧告V.22、V.22bis、V.26ter、V.32のモデムは、2線式電話回線を用いて全二重通信ができる。このうち、V.22とV.22bisは(
イ )方式により、V.26ter、V.32はエコーキャンセラ方式により送信信号と受信信号を分離している。
@周波数分割 A位相分割 Bマルチプレクサ Cバックワードチャネル
(3)一般に、データ端末用の変復調装置を専用線に接続する場合には、( ウ
)装置は必要としない。
@レベル調整 A回線保護 B網制御
(4)エラー訂正プロトコルとして、インテリジェント・モデムに広く実装されている代表的な手順には、ITU−T勧告V.42に規定する(
エ )やMNPがある。
@LAPD ALAPM BATコマンド
(5)ファクシミリ装置で使われているIC技術を用いたCCD/MOSイメージセンサは、小さなチップサイズに高集積化されている。このため、原稿の像をイメージセンサ上に縮小して結像させる(
オ )が必要である。
@クラッド Aシフトレジスタ Bメモリ Cレンズ
第4問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1)保安器のJIS規格による屋内配線用図記号は、( ア )である。

(2)図の2対カッド形PVC屋内線に電気通信回線を収容する場合、各回線を構成する心線対は、(
イ )とする。
@A,B対とC,D対 AA,C対とB,D対 B任意

(3)FFコネクタは、( ウ )ケーブル相互をカーペットの下などで接続する場合に用いられる。
@通信用フラットケーブル A丸形 B構内光ファイバ C2心並列PVC屋内線
(4)被試験回線が断線故障の場合、被試験回線にトランジスタ形絶縁抵抗計を接続して抵抗を測定すると、メータの指針は(
エ )を示す。
@無限大 Aゼロ位置 B断線箇所 C最小
(5)データ端末の信号をアナログ電話回線に送出するときに変復調装置が必要となるが、これは(
オ )信号をアナログ信号に変換するためである。
@音声 Aデジタル B位相 Cダイヤル D周波数
Ans.
第1問(ア)E (イ)B (ウ)A (エ)C (オ)C
第2問(ア)@ (イ)B (ウ)B (エ)@ (オ)E
第3問(ア)C (イ)@ (ウ)B (エ)A (オ)C
第4問(ア)B (イ)A (ウ)@ (エ)@ (オ)A
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