作成:下村氏
編集:カメ
抵抗のみの交流回路では、直流回路と同様に、各瞬時値に対してオームの法則が成り立
ち、 回路を流れる電流の位相は、電源電圧と同相である。
コイルに角周波数ω[rad/s]の正弦波交流電圧を加えたとき、電圧の実効値E、電流の実
効値I、コイルのインダクタンスの関係は、
E=ωLI=XLI(XLを誘導性リアクタンスという)
で表すことができる。このとき、コイルに流れる電流は加えられた電圧よりも位相が
π/2(=90°)遅れる。
コンデンサに角周波数ω[rad/s]の正弦波交流電圧を加えたとき、電圧の実効値E、電
流の実効値I、コンデンサの容量Cの関係は、
E=I/ωC=XCI(XCを容量性リアクタンスという)
で表すことができる。このとき、コンデンサにに流れる電流は加えられた電圧よりも
位相がπ/2(=90°)進む。
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