基礎科目

作成:下村氏
編集:カメ


 2.交流回路


1.単素子の交流回路

(1) 抵抗のみの回路


  抵抗のみの交流回路では、直流回路と同様に、各瞬時値に対してオームの法則が成り立
  ち、 回路を流れる電流の位相は、電源電圧と同相である。
     


(2) インダクタンスのみの回路


  コイルに角周波数ω[rad/s]の正弦波交流電圧を加えたとき、電圧の実効値E、電流の実

  効値I、コイルのインダクタンスの関係は、
  E=ωLI=XLI(XLを誘導性リアクタンスという)
  で表すことができる。このとき、コイルに流れる電流は加えられた電圧よりも位相が
  
π/2(=90°)遅れる。





(3)コンデンサのみの回路


  コンデンサに角周波数ω[rad/s]の正弦波交流電圧を加えたとき、電圧の実効値E、電
  流の実効値I、コンデンサの容量Cの関係は、

  E=I/ωC=XCI(XCを容量性リアクタンスという)

  で表すことができる。このとき、コンデンサにに流れる電流は加えられた電圧よりも
  位相がπ/2(=90°)進む。


2.R−L−C直列回路


(1) RL直列回路





(2) RC直列回路



(3) RLC直列回路



3.R−L−C並列回路


(1) RL並列回路




(2) RC並列回路



(3) RLC並列回路




【TOP】
  
copyright(C) 1998 mori! all rights reserved.