オール電化住宅のメリット


東京電力の電気料金は、各種契約種別により単価が変わります。電化上手(季節別時間帯別電灯契約)は夜間蓄熱式機器を使用したオール電化と太陽光発電により経済効果が生まれます。
「電化上手」は夏季とその他の季節に区分し、一日の時間帯を3区分して料金単価を設定しています。
夏季=7月1日〜9月30日
その他の季節=10月1日〜6月30日
昼間時間=午前10時〜午後5時
朝晩時間=午前7時〜午前10時と午後5時〜午後11時
夜間時間=午後11時〜午前7時


要するに、7割以上安い深夜電力を積極的に使い、昼間の高い電力を太陽光から発電し売電することによって経済効果が生まれます。

また、電力会社の昼夜における電力平準化にも貢献できます。



<東京電力の電気料金契約種別>

1、ヒートポンプ式給湯機(エコキュート)

ヒートポンプ式給湯機(エコキュート)は、地球環境にやさしい自然冷媒(Co2)を採用し、エネルギー効率の良いヒートポンプ運転により最高90℃までの高温沸上げが可能で深夜電力を使用するため、ガス給湯機に比べると光熱費が約1/5に削減できるとのことです。

一般家庭で光熱費の中で給湯費がしめる割合は約30%と言われ、給湯の省エネ化は光熱費を大きく下げることとなります。




2、蓄熱式床暖房

蓄熱式床暖房は、夜間の割安の電気を利用して、蓄熱材に熱を蓄え、昼間は蓄えた熱を放出しながら室内を暖房する床暖房システムです。
24時間暖房で室内の温度差が少なく、足元から輻射熱を放出し快適な暖房が得られます。


蓄熱式床暖房


3、蓄熱式電気暖房機

蓄熱式床暖房と同様に約1/3の電気代の夜間電力を使用し、レンガ状の蓄熱材に蓄熱し昼間は室温を感知し自動的に放熱ファンと熱量調節ダンパーにより放熱量を加減します。
光熱費は灯油と同等とのことですが裸火を使用しないため火災に対する安全性は高いものがあります。
 使用しての感想は、使いたいときにファンの起動をすれば室温に応じてファンの回転数も変わり、使いたいときだけの放熱のため、省エネ効果が大きいようです(ファンを回さないときも若干の放熱があります)




蓄熱式電気暖房機