エコドライブ

本気!?エコドライブ! 実際に活用できなきゃ意味がない!


”踏み間違え”ないために


アメリカでのプリウス問題に限ったことではなく、アクセルとブレーキを踏み間違える事故が多発している。事故にまで至らないケースを含めれば、世界中でかなりの数にのぼるんじゃなかろうか。その割にいつまで経っても事故が減ってる感じがしない。どういうわけだろう?
 
それ以前に私は、どうしてペダルを踏み間違えるなんてことが起きるのかサッパリ分からなかった。これまで間違えたことは当然ないし、間違えそうになったことすらない。運転中にどれだけ焦ってしまっても、このミスだけはない。なりそうな気もしない。
だが妻にそう言うと、「とっさの時にやりそうなことはあるよ」と言い張る。つまり私には”なくて当然”のことが妻には”あって当然”なのだ。
ネットで軽く調べてみても、やはり同様に意見が分かれる。「踏み間違えるような車を作るな!」から「踏み間違えるようなヤツは運転するな!」まで、極端に二分している。
 
まぁ、絶対に”ある”と主張する人がゴマンといて、しかも実際に事故やそれに類する事例が山ほどあるんだから、踏み間違えはやっぱり”ある”んだろう。しかし私のようにその理由がサッパリ分からない人間もいるってことは、この問題、実は原因がちゃんと分かってないんじゃなかろうか。
 
世界中にこんなにたくさんクルマが運転されてて、こんな単純なことの原因も分かってないってのは、少々乱暴にすぎるかも知れない。だがしかし、なにせ問題は”ペダルの踏み間違え”だ。ドライバーのミスで片づけられる可能性が高い。仮になにかクルマに問題があるとしても、全く同じクルマを普通に正常に運転できる人が大勢いる、いや大多数なもんだから、やっぱりドライバー個人の運転ミスで済まされたっておかしくない。一番簡単だしね。だがそれ故に、本当の原因が隠れてしまっていたんじゃないかって気もする。
 
単純に考えて、踏み間違えをする人としない人が存在するってことは、何らかの原因があるに違いない。そんなこと思ってるうちに、妻とのやりとりを経て私なりに簡単な仮説を得たので、書いておきたい。ホント単純なことなので、一から十まで全て網羅できるとは全く思わないけど、思い当たる人がいたら参考にしてもらえると嬉しいな。そんな程度で。
 
前置きが長くなってしまった。本題に入ろう。
アクセルとブレーキを踏み間違える理由、それは足の動かし方の問題だ。足のどこを使うか。
 

 
要するに、ブレーキとアクセルどちらもが”同じように””ペダルを踏む”動作であるから踏み間違えが起きる。二つのペダルが横に並んでいるから、踏み変えようと思ったら足を平行移動させることになる。足首だけ横に動かせる人間はいないから、腰を支点にして腿から先を左右に動かすことになる。
左足を浮かせて身体を不安定にさせてやってみりゃ分かるが、右足がどの辺の位置にあるか、ブレーキとアクセルどちらの上にあるか、判断するのは意外と難しい。足先こそ左右に結構な距離動くものの、腿の動きは微々たるものだからね。その上足首から先の動きも全くと言ってよいほど違いがない
 
それでも大抵の人が迷うことなく踏めるのは、着座位置が決まっているからだ。ブレーキペダルの方が手前に出ていて足に当たりやすいというのもあるだろう。
ドライバーの腰の位置は動かないこともあり、この左右平行移動は、動作としてみればほぼ同じ。目を瞑ってわざと腰を捻ってブレーキの代わりにアクセルを踏んでみて、感覚的に分かるだろうか?たぶん分からんだろう。こんなんじゃ、とっさの時に間違ってしまっても無理はない。
 
ちなみにこの動画では足を浮かせて踏んでいるが、ずっとこうしていると疲れるし、微調整もしづらいので、普段はかかとをつけていることも多いと思う。しかし足全体を動かすために、かかとを床につける位置も変わってしまうので、結局のところブレーキとアクセルの動作が同じになってしまうことに変わりはない。妻は普段かかとをつけているが、目いっぱい踏み込むときには足が浮くそうだ。
 
ここで最初に戻り、私が”踏み間違えなどあり得ない”と思っていた理由を書こう。
簡単だ。平行移動なんぞしないから。
 

 
私の妻は身長140cm程度。当然足も小さいし、座席を一番前に出して運転する。ペダル踏むときは当然ながら平行移動。そうじゃなきゃ踏みこめない。
しかし私は身長180cmを超えていて足も大きい。平行移動でペダルを踏み変えようと思っても靴がつかえる。すると当然ながら、かかとをフロアマットにつけたままにして足首を捻り、ペダルを踏み変えることになる。
 
これもやってみてもらえば分かるが、足首を捻って左右を踏み分けるという操作は、感覚的にかなり違う。ついでに、かかとがフロアマットに乗ってることもあり、姿勢としても楽なもんだから、運転中かかとの位置が動くこともない。ということはつまり、どんな時でも右に向ければアクセル、左ならブレーキ。率直に言って、間違え様がないと思うんだけどな。フロアマットの同じ場所だけ擦り減ってしまうのだけが難だが。
 
最近じゃ自動車教習所でも、アクセルとブレーキで異なった踏み方をするよう指導されるらしい。アクセルはかかとつけて踏んでもいいけど、ブレーキはかかとを離して足の裏全体で踏め、とか。その方がブレーキを強く踏み込めるし、踏み方変えることで踏み間違いをなくす効果も期待してるんだろう。
でもね、かかとついてたって思いっきりブレーキ踏み込むことくらいできるよ。やってみりゃ分かる。つま先で前に踏み込んでるからかかとは必然的に上がってて、床に引っかかることもない。少なくとも私は、足がデカイが、ない。
 
そんなことより、ブレーキってのは微妙な操作が要求されるんだから、かかとつけて足を安定させた方がずっといいと思うよ。何より足を宙ぶらりんにさせなくて済むから楽だ。この”楽”ってのは長距離運転でも疲れないために重要なんだよね。
 
 
最後に断っておくと、右足のかかとをつけて足首を捻りアクセルとブレーキ両方のペダルを踏み分ける方法は、誰にでもできる訳じゃない。今のところ。足が小さくてペダルに届かなきゃ、運転すらできないからね。率直、私の妻だって無理だし。
だから、もし可能な人は、このペダルの踏み方に変えた方がいい、ということにしとく。今のところ。
 
今のところ、と重ねて書いたのは、今後何らかの改善策がとられないかな〜と願っているから。
ドライバーの体型が異なるのは仕方がない。ハンドルやシートみたいにペダルも位置調整できるようになればベストだろうが、フットスペースの問題もあり、クラッシュ時にペダルが脱落して怪我を防いだりとか、意外と安全装備も関わってくるし、難しいかもしれない。
ドライバーシューズってことで、かかとが大きく(ハイヒールみたいに”高く”ではなく)なってる靴をつくる、とか(恰好悪いし面倒くさい?)。
 
床を持ち上げるのもフロアマットの関係で難しいだろうが、ボタンやマジックテープで脱着式の補助的な高さ調整床みたいなものはできるんじゃないか。
ここでアメリカでのトヨタの事例を思い出してみると、”フロアマットを2枚重ねて使っていてペダルに引っ掛かった”ってのがあったでしょ。これも私は”なんで2枚重ねたのかな〜?”って疑問だったんだけど、”かかとをつけてペダル踏む”ためだと考えれば納得がいく。理屈さえわかれば、邪魔にならず着脱可能なマットを作るのは簡単じゃないかな?
 
なんとなく”かかとをつける”ってのが重要なように書いてしまったけれど、最も重要なのは実はソコじゃなくて、”ブレーキを踏む時とアクセル踏む時とで足先の向きが異なること”。ブレーキは真っ直ぐもしくは少し左に足先を傾けて踏み、アクセルは右に傾けて踏むようにしてやれば、たとえ足を浮かせて踏み換えるにしても間違える可能性はかなり減る。これなら誰でもすぐに実践できるんじゃないか?
 
そうと分かればいろいろやり方はあると思うんだけどね。少なくとも個人の”踏み間違い”で済ますよりはずっといい、と私は思う。