趣味の菜園
  八升豆 ムクナ ビロード豆

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 ムクナはインド原産のマメ科の植物で、強壮ハーブとも表現されています。 インドでは『やる気と愛情を高める』として古くから利用され、英国BBCが『魔法の豆』として紹介したことがあるようです。
 この豆の別名は八升豆・ビロード豆とも呼ばれています。 八升豆とは1本の豆の木から八升もの大量の豆が収穫できるという意味を持っていますが、そこまでは確認できていません。

 八升豆は特殊なアミノ酸を大量に含み、その成分が『やる気と愛情を高める』効果を発揮するといわれています。
 一般の人は40歳ごろから、脳内のニューロンに含まれるドーバミンが衰えてくると言われています。 その結果、活力や若さが衰えてくるのですが、八升豆の成分はこの衰えを補える良い方法と言われています。 
 八升豆に含まれるL-DOPA(レボドパ)は脳内でドーパミンに変化するそうです。 このドーパミンはやる気にかかわる神経伝達物質ですので、その効果としては強壮剤のほかパーキンソン病やアルツハイマー、体力増強などに効果が現われると言われています。
 実際に八升豆を育ててみると、成育力がきわめて強いことに驚かされます。 支柱や網に沿わせてグリーンカーテン状に育てることもできますし、 地上に這わせてもグングン成長し、その様子は野生植物のクズの姿を思わせます。
 別の目的としては、トウモロコシ畑のコンパニオンプランツや土壌改良としても利用されているようです。

 

   八升豆の種です。
普通の豆で言うオハグロの部分の形や色に特徴があります。
  5月初旬頃に播種するのが安全でしょう。
温暖な地方では4月始め頃播種しているようです。
被土はできるだけ薄くして発芽の腐敗を防ぎます。 (吸水中に大変腐りやすい豆といわれています) 
   発芽の様子。
  八升豆はつる性でその成長速度は極めて早いようです。
写真の支柱は2メートルのものですがそれよりもはるかに上に伸びる勢いです。
グリーンカーテンのように利用するのもよいかもしれません。
地上に這わせても良く成長します。その様子は野生のクズの様です。 
  花は葉の陰に目立たないように咲きます。
大きさも小さ目で、形が綺麗とは言えません。
色は綺麗な紫色をしているものや、黒味を帯びているものなどがあります。
この花はあまり美人とは言えませんが、気のせいでしょうか秘めた力があるように感じます。
  八升豆の莢の様子。
発育の良い莢はもっと大きいのです。
意外に黒く変色して腐敗したりします。傷を与えると黒く変色しますがその原因は灰汁のように思われます。 
   

 今回、初めて八升豆の種を少量採取することが出来ました。ご連絡は下記メールをお使いください。

                         

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