U−16 日本代表−ブラジル代表
98/8/12 19:00 KICK OFF
浦和市駒場競技場 雨
8/12のU−16の試合、わざわざ駒場まで見に行って来ました。(といっても自宅からは佐倉よりも近いんですが。)当日は雨混じりの天気にも関わらず、観客の入りは盛況で5,6千人くらいはいたような感じでした。屋根のあるメインスタンドは7割方埋まっていましたし、駅から競技場までの道は、まばらながらもつながっていました。客層はというとほとんどがファミリーor小学生で、いかにもクラブの練習の帰りにコーチのおじさん達に連れられて、といった感じでした。
考えてみればたかが中学生の試合に金払うのかという気もしたが、用途の不明瞭だった2002年W杯フレンドリークラブ入会金よりも役に立つと思い直し、千円払ってバックスタンド2F席一番上のど真ん中(ポール真下)で見ることにしました。つまりその位置は試合前の選手集合写真のバックに入るところで、今日発売のサッカーマガジンにしっかりと収まっているのを確認しました。(もちろん本人以外絶対にわからないが、まばらなスタンドなので、本人にはちゃんとわかる。)
U−16とはいっても仮にも代表同士の試合なので入場の際にはBGM(フランス本大会でもかかってたやつ)がちゃんとかかるし、国歌も斉唱する。ユニフォームもあのほんもののカナリア(初めて見た)だし、それなり にいい感じでした。
肝心のプレーのほうはと言えば、どちらもまだまだミスが多いものの、レベルの高さは予想以上でした。おもしろいのはブラジルも日本もそれぞれのフル代表の影響が強く現れているという面で、組織的ながらも局面局面では個人技勝負に頼るブラジルと、あくまでパスで完全に崩すまではシュートしない日本という図が最後まで続いていました。
気になった選手はブラジルでは9,10,11あたりか。特にレオナルド(10?)という選手は目立っていました。逆に控えの選手やDFの守備にはもろさを感じました。なかにはよく日本選手に見られる、トラップした際にボールを浮かせてしまう悪いクセをもっているのもいて、そういう 選手は簡単にボールカットされていました。
日本の選手では22番をつけていた佐藤 寿人(市原ユース)というのが目立っていて、徹底的にマークされてました。この選手は積極的に仕掛けていき、ブラジルDFの疲れの見えた後半には、完全に振り切っていました。それにも関わらずラストパス&シュートを決められない日本はここにも健在 でしたけど。
それにしても試合内容としてはそんなに差が無かったように見えたこの試合、結局0−2となっていたのは何なのだろう。やっぱり生活かかっているからなのかな。
日本の選手ももっと個性を出していっていいような気もするんだけど。
全体的に見て結構期待できるチームだったと思います。あとはビジョンをもった良い指導者に恵まれればいいんですけどね。
* 追記 先日終了したU−16アジア選手権は非常に残念な結果でした。他国と比較しても優れた選手が揃っていたと思いますが、やはり日本人にとって効果的なフィジカルトレーニングは不可欠だと思います。
攻撃面ではすばらしい独創性を発揮していましたが、反面守備では組織的でなく個々のアビリティーで何とかしのいでいたというような印象は拭えません。守備側が数的不利な状況では(このくらいのレベルでは)ほとんどシュートまで持って行かれてしまいます。そういう状況を作らないために、その場面で絶対にやってはならないプレーとそうでないプレー、もしくは必ずやるべきこととの区別が正確にできるようにすることが重要なのでしょう。(とは言え、先日(10/24)の試合なんかでも孤立した味方へのサポートが遅れたり、ボールを奪っても(簡単にパスをつないで前線へ運んで行くべき場面であるのに)時間をかけてしまったりと、決して人のこと言えたモンじゃありませんけどね。加えて、たまに自殺点までやるから手に負えない。)
それはそうとタイのU−16はかなり強い。技術的にもレベルが高いし、完全なAWAYゲームでPK戦とはいえ優勝したのはすごい。U−19は日本とは別のA組で予選敗退しちゃったけど、4年後はうまく育つと驚異になるかも。今のうちにJのユースに引っ張ってきては?でも難しいだろうな。
記 遠藤宏行