NATURE'S BEST INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY AWARDS
 2003年10月21日アメリカ、ワシントンDCにあるスミソニアン自然史博物館
において現在アメリカで最も権威ある自然写真のコンテストの授賞式が行
われました。このコンテストはまだ日本ではあまり知られていませんが、
ナショナルジオグラフィックのカバーストーリーなどを撮影した人たちも参加
するプロフェッショナル向けのコンテストです。今年、私もこのAwardsに参加
し2部門で最優秀賞を受賞しました。これはワシントンのスミソニアン自然史
博物館で行われた授賞式の模様です。
 何事も目立った方が良いとのアドバイスをいただき着物での参加になりま
した。ほとんど七五三のような出で立ちで着物ではシークレット雪駄もなく大
男たちに囲まれ大勢の中では周りも見えず英語はしゃべれずでしたが、ここ
は一世一代福田家始まって以来の大仕事、恥をさらしては故郷に帰れぬと
ばかりがんばりました。

授賞式は博物館1階のホールで行われました。入場者数は約600人フォーマルウエアーでの入場が原則です。
スポンサー、ドナー、写真家などが主な参加者です。大きなスクリーンに自分の写真が投影されたら壇上に上
がりスピーチ開始です。友人の見事な翻訳をただただ間違えないようになぞって発音するに努めました。大き
な拍手が沸いたのでたぶん通じていたのだと思います。スピーチをする台が僕には高すぎました。顔が少し出
るだけでした。

写真家アート・ウルフと。

会場は大変な賑わい。

ナショナルジオグラフィッ
クシロフクロウの写真家
ダニエルJコックスと。

日本の友人からはお花を
いただきました。

 ここでスミソニアン博物館に付いて少しだけ。スミソニアンといえば多くの
人が知っていると思いますがその実態を詳しく知っている人は少ないよう
です。ワシントンDCには博物館だけで16以上有りほとんどが入場無料です。
年間の維持予算は780億円にもなり小さな自治体以上の予算になります。
特に有名なのは航空宇宙博物館と今回の舞台になった自然史博物館です。
この博物館だけで年間700万人1日約2万人が訪れるお化け博物館です。

スミソニアン自然史博物館で
ネイチャーズベスト写真展を
開催中。15×50mの巨大会
場で約100点が展示されてい
ます。
最大120×180cmの大型
パネルはヒューレットパッ
カード社のインクジェットプ
リンターで出力されたもの
です。壁には有名写真家の
格言なども印刷された凝った
展示になっています。





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