京都の旅、2日目は“世界遺産”の鹿苑寺=金閣寺からスタートです!!
修学旅行以来の金閣寺は、変わらず、とってもとってもきらびやかでした。
ビジュアル的にはなかなか珍しい!? 金閣寺の裏側です。
御室小学校の門前にて。ここで、その昔、みうらじゅんさんは待っていたのだろうか!?
サガショーこと佐賀彰さんと。Tさん達が俳優さんと思うぐらい、今も格好いいです!!
東映剣会の田井克幸さんです。 剣会と言えば、福本清三さん主演の『太秦ライムライト』公開中ですね。
映画村のオープンセットでサガショーと。オープンは、秋から始まるNHKドラマのセット準備をしていました!!
4月に出来たばかりの『ヒーローランド』で、たくさんの“後輩ヒーロー”達を従えて♪
“ダブルライダー”と戦う“ショッカー”を見守る!?
会いに来てくれた“ショッカー軍団”の皆さんとパチリ。集まってくれてありがとう!!
大覚寺の掘割です!! 皆さんもいろんな時代劇で見覚えあるでしょう!?
『必殺シリーズ』では『暗闇仕留人』に出た事がありましたが、この時私を殺す役が“イタチ男”の潮健児さんでしたね。
昨年9月の台風で被害にあった渡月橋周辺も無事復興し、観光客でいっぱいでした。
嵯峨野の竹林では、まさかの出来事が!? どうしても知りたい方は、O野のトークライヴ、または次回オフ会で聴けます!!
2日間、私たちを楽しく案内してくれた“天下無敵のガイド”久世さんと一緒に京都駅前で。
台風が大あばれしています。大量の雨を降らせています。被害も出ています。犠牲者が出てもいます。悲しいです。しかし、これが最後ではありません。むしろ、これからが本番です。逃げようと思っても逃げられるものではありません。気をつけて下さいね。
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6月28日、京都2日目。前日、早めに寝たせいか、朝早く目が覚めた。
私の部屋は4階なので、窓の外を電線が横ぎっている。その電線に雨垂れが連なっていた。「アリャ、雨だ」窓に近づいて外を見る。雨はやんでいた。「良かった!!」寝床に戻り、これからの予定を考える。 正午にサガショーと会える。楽しみだなァなんて思っているうち、またウトウトしてしまった。1時間ほどして目を開ける。顔を洗って2階へ。朝食です。「昨日は面白かったね」などと話しながら食べる。食べる。Nさんが、ごはんをよそってくれる。2度もおかわりをしてしまった。本当においしかった。TさんもO野も食べた。ニコニコ食べた。お腹がいっぱいになった。朝から満足。
部屋へ戻りテレビをつける。土曜日の朝、いつも見ている番組を見ようと思ったが、違う番組を放送している。「全国放送ではなかったんだな」と、思わず独り言。改めて、京都に居るという事を実感する。
集合時間になったので、1階のロビーへ。ペチャクチャおしゃべりをしていると、ガイドの久世さん参上。この日も1日世話になる。「新門荘」の皆さんに見送られて出発。
金閣寺へ。ここも、修学旅行以来の訪問です。歩いて行くと、見えて来た。ピッカピカである。子供の頃、大人たちが、「銀閣寺は重厚だけど、金閣寺はキラキラしていて、軽薄な感じがする」と言うのを聞いて、そういう目で、金閣寺、銀閣寺を見た。
が、今回、大人になって見てみると、金閣寺はやっぱり凄い。再建した物とはいえ、実に豪華である。銀閣寺だって、建てた当初は、漆塗りで仕上げられた、きらびやかな物だったらしい。その塗りが落ちて、現在の姿になった。と、久世さんが教えてくれた。見知らぬ観光客が聞いていて、感心していた。写真を撮るベストポジションを示してくれたり、実に面倒見の良い人である。
金閣寺を出て、いよいよ、サガショーの待つ東映撮影所へ。が、そこはヘソ曲がりのヨッちゃん。真っすぐには行かない。青影を演じるために、1年間通った、御室小学校の前に寄ってもらい、校門でパチリ。不審者と思われないうちに車に乗り込む。走りながら私が言う。
「ここら辺に、半年間住んだアパートがあった」「ここの銭湯に通った」
花園駅を見ながら、「ここから京都駅まで弟と列車に乗ったら、蒸気機関車が普通に来たんでビックリしたよ」「へー!!」と、皆。いろんな事が頭の中によみがえる。
そんな思い出の中でも、一番、思い入れのある撮影所に着いた。
雨が少しパラついてきた。正門脇の建物の庇の下のベンチに、サガショーが座っていた。私が手を振ると、気がついて、こちらへ歩いて来てくれる。所内へ入る手続きをする。以前は簡単に入れたのだが、第1ステージの火事などがあり、セキュリティーが厳しくなったらしい。サガショー、あいかわらず格好いい。TさんとNさんに紹介する。2人共、元俳優だと思ったらしい(後で、『赤影』のスタッフだと教えました)。
サガショーと一緒に所内を歩く。第1ステージが、建物ごと無くなっている。『ワタリ』撮影時、藤林の屋敷を作ったステージです。駐車場になってしまった。
奥へと進む。この日撮影所は休みで人がいない。静かである。それでも、Tさん、Nさんの二人は、撮影所には入れないと思っていたらしく、所内を楽しんでくれているみたいである。
一番奥に着いた。と言っても、前回撮影所に来た時より、大分手前である。第16・17・18の3つのステージが無くなって、映画村になっていた。これは、ちょっとショックだった。このステージは、テレビプロで使用していたもので、特に、17・18ステージでは、いろんな忍者たちと死闘を繰りひろげた所でした。そのステージが無くなってしまった。思い出まで無くなってしまったようで悲しかった。
5人で正門まで行く途中、サガショーが「吉延、これ」と言って、映画村の招待券を4枚手渡してくれた。何から何まで、なんて親切なんだろう。前日、勝手に予定を変えてしまった時も、「ええよ」と、快く承諾してくれた。今の私の中に、昔の青影だった私を見ているのかもしれない。生意気な事を言っても、可愛がってくれたサガショーがそこに居た。
正門に戻り、驚いた。正門の横に映画村の入口があるのだ。「ええ、こんな所に入口がある!?」と言ったら、「さっき言ったじゃない」と、ショッカーに怒られた。
撮影所と映画村の境に、門がある所があり、そこで待っていると、サガショーがもう1度所内へ。私たちは、映画村の入口から中へ。
入るとすぐに、映画のポスターが、ズラリと展示されている。1枚1枚、じっくり見ていたら、何か、トラブルでもあったのかと、サガショーが来た。そうだった、サガショーを待たせていたんだった。「いやあ、ポスターに見とれてた」「そかそか」やっぱり映画人である。納得してくれた。
5人で映画村へ。撮影所との境、待ち合わせ場所だった所に、小さな小屋があり、人が居た。その人にサガショーが、「こいつの事知ってる?」と聞いた。その人は、私を見て、「さあ~」と言う。「そうか、知らんか。昔、『赤影』いう番組があってな、青影やってたんや」「えっ、じゃあ、金子さんですか!?」と、その人が言う。その人とは、東映剣会の田井克幸さんという方でした。『剣会』と聞いただけで、懐かしさがこみ上げて来る。立ち回りなどでは、絶対に欠く事が出来ない人たちである。最近は、時代劇が無いに等しくなってしまったので、活躍する場が減ってしまった。残念である。「子供の頃、観てましたよ!」と、田井さん。「オレも子供だったよ」と、私。握手をして別れる。楽しい会話だったと、Tさん、Nさんが言ってくれた。
「この先は、目的もなく、ブラブラするだけだから、放っておいて良いよ」と私が言うと、「なんや、ジャマにするんか」と言い、ついてきてくれる。
ちょっと歩いて、何か飲もうと、『ミルクホール』へ入る。この日、かなり歩いたので、ホッと一息。冷たいコーヒーフロートを注文する。おいしい。旅館を出てから、何か物を口にするのは初めてである。
いつの間にかサガショーが支払いを済ませていた。本当に申し訳ない。店の外へ出ると、O野のブログを見たファン=『ショッカー軍団』の数人と出会う。小さな可愛い女の子も居る。この人たちと私たちと皆で、かわるがわる写真を撮る。ここでサガショーは、自分が居なくても大丈夫だと思ったのか、「ほな、ここで帰るわ」と言い、帰っていった。心から感謝。
この後、皆で何ヶ所か見てまわったが、そろそろ次へ行く時刻になったので、軍団の皆さんと別れ、久世さんの車へ。広沢の池を車の中から見、大覚寺へ。ここもお寺ではなく、隣の大沢の池へ。寺の壁沿いに、掘割のような、小川のようなものがある。何かで見た事がある。そう、ここは、『影の軍団』では忍者同士が、『必殺シリーズ』では仕事人たちが、殺し合いをする場面でよく使用されている所なのです。
車に戻り、嵐山へ向かう。と、吉佐登姉さんから電話。京都駅、新幹線改札口で4時半に待っているとの事。この時、だいたい、2時40分。「それじゃあ、ちょっと急ぎますか」と、嵐山では、渡月橋をバックに写真を撮るだけ。嵯峨野の竹林は歩く事なく、車で奥の方へ。竹林の端に到着。久世さんも一緒に写真を撮りましょうという事で、全員、車を出て竹林へ。久世さんが、近くに居る人に声をかけ、カメラを渡し、写真を撮ってもらう。ガイド同士の知り合いかと思ったら、全然違うという。この人のエピソードも面白いんだけど、ちょっとここでは書けない。
竹林を後にする。「少し早いけど、京都駅へ行きましょう」という事で、京都駅へ向かう。姉さんから、また電話。もう、京都駅に着いていると言う。まだ3時半です。待ってもらう他ない。かわいそうだけど。
ガイドの久世さんは、Tさんいわく「天下無敵のガイドさん」なのだそうだ。久世さんに、今まで乗せたことのある有名人を聞いた。田村正和さん、ビートたけしさん、そして、トム・クルーズさん。まだまだ、他にもたくさん乗せている。本当に、天下無敵なんだ。2日間、私たちのために、安全運転をし、ガイドをしてくれた。この人に、ガイドを依頼できるTさんも、人脈が凄いと思う。
京都駅に着き、久世さんに礼を言い、握手をし、写真を撮り、別れる。ありがとう。
急ぎ足で、新幹線中央改札口へ。Nさんが、お姉さんを見つけ、私もすぐに見つけた。人混みの中に、小柄なお姉さんが、ポツンと立っているのを見て、「ああ、オレって、大事にされているんだなァ」という思いが強くこみ上げて来て、思わず、目がウルッとしてしまった。
お姉さんに声をかける。「あんたたちに、お弁当と、おみやげ持って来たんよ」なんて、ありがたい。皆も恐縮している。
近くのコーヒー店へ行く。コーヒーを飲みながら、お姉さん、牧さんの話をする。この人は、牧さんの事が本当に好きなのだ。今、牧さんの話をして、通じる人間は、もう、数少ないのだ。私を前にして思い切り話している。生き生きしている。いつまでも、元気でいてほしい。
ずっと話している訳にもいかず、改札口の前で、我々は何度も礼を言い、お姉さんの後姿を見送った。
ホームへ上がると、数時間前に別れた、ショッカー軍団の皆が居て、新幹線に乗り込む私たちを見送ってくれた。小さな可愛い、人見知りをしていた女の子も、手を振ってくれた。
京都駅を出て、すぐにアルコール。おつまみも出てくる。TさんとNさんが用意してくれた。軍団からも、ビールをいただいた。
お姉さんからいただいた、お弁当を食べる。これが、おいしかった。この2日間、本当に楽しかった。この新幹線の往復、「新門荘」、川床「雪月花」、ガイドの久世さん。贅沢な事をたくさん、プレゼントしてくれたTさんに、心より感謝します。Nさんも、色々、気疲れしたでしょう。本当にありがとう。旅の間、ずっと盛り上げてくれていた、ショッカーO野にも感謝。
私の行きたい所へ行き、楽しいこと、この上なかった。ただ、心配なのは、楽しんだのは、私一人だけだったのではないだろうかという事だ。私を楽しませようとばかりに気をつかって、他の3人は、楽しめなかったんではないだろうか。もし、そうだったら申し訳ない。
とにかく、私にとって、2度と無い、最高の誕生日でもありました。
何度でも言うが、この旅を企画し、プレゼントしてくれたTさん、気を配ってくれたNさん、私をおちょくりながらも、面倒見てくれたショッカーO野。ありがとう、本当に、ありがとう。
そして、吉佐登姉さん、サガショー、ガイドの久世さん、お世話になりました。必ず、また、お会いしたいです。ありがとうございました。
いやあ、楽しかった。
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それでは また