染色教室
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ここでは私が体験した染色”ステンシル染め”(摺込染め)の紹介をします。
とても簡単な染め方ですので、ぜひ挑戦してみてください。
染めたい模様を型紙に彫り抜き、それを布の上に置いて刷毛で染料を摺り込んで染める技法です。
型紙を使用するため、同じ模様の物を何枚も、簡単に染めることが出来ます。
それでは、まず材料です。それから、染め方、そして、アドバイス(?)。最後に、私の作品です。
材料
- 染料
私は「エスカラー」を使用しています。助剤がすでに調合されているので、そのまま塗るだけで染めることができます。
また、固着する前なら、水で洗うだけで簡単に染料が落とせます。
- 摺込刷毛
染料を塗るのに使用します。サイズがたくさんあるので用途に応じて使い分けると良いでしょう。
- 洋型紙(10番、12番)
型紙として使用したり、地張り用シートとしても使います。私は10番(薄め)を型紙として、12番(厚め)を地張り用シートとして使用しています。
”ST洋型紙”と”洋型紙”の2種類があります。
ST洋型紙は洋型紙より安価ですが、中にフィルムが入っているのでちょっと堅いです。
洋型紙はしなやかです。
どちらも染料が染み込みにくく出来ていますので、ステンシル染めには最適でしょう。
- カッターナイフ
型紙を彫るのに使用します。
- 地張り用スプレー
染色の時、布が動かないように固定するのに使用します。私は洋型紙12番にこのスプレーをかけます。
何回も張ったり剥がしたりができます。粘着力が弱くなったらまたスプレーをかけます。
- アイロン
染料(エスカラー)を布に固着させるために、熱を加えます。
染め方
- 準備
まず、型紙を用意します。
洋型紙に直接模様を描くか、または、別の紙にデザインしたものを洋型紙に写し、カッターナイフで切り抜きます。
地張り用シートに布を固定します。
地張り用シートを使わない場合は、板、段ボールなどに布が動かないように固定します。
- 染めます
布の上に洋型紙を置き固定します。(私はテープで止めてます)
摺込刷毛に少量の染料をつけ、円を描くように染めていきます。
一度に多量の染料を摺込刷毛につけると、染料が型からはみ出してしまったり滲んでしまうので、好みの濃さになるまで何回も繰り返し塗り重ねていきます。
- 仕上げ
染料が乾くまで待ちます。
乾いたら、アイロンをかけます。
あて布を使うと染料がうつる事がありますので、いらなくなったハンカチ等を使用すると良いと思います。
- 後始末
顔料系の染料を使用しているので、乾くと染料が固まってしまいます。
摺込刷毛と型紙はなるべく早く水洗いしましょう。
アドバイス(?)
- 失敗しないためのこつ
布と型紙はしっかり固定することと少量の染料で丁寧に塗り重ねていくことだと思います。
- 失敗してしまったら
「ご愛敬!」と思って笑い飛ばす(笑)。
もしくは、アイロンをかける前にきれいに洗ってやり直しましょう。
私の作品


左の作品は、練習用に作ったものです。何しろ初めての体験だったのでハギレに染めました。
でも、思っていたよりもきれいに染まったので、同じ型紙を使用し、チョットアレンジしてTシャツを染めてみました。
右の作品です。中央にメタルゴールドの染料を使って「VAN HALEN」の文字を染めています。
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Special Thanks
染色指導:佐野 泰さん デザイン協力:宮田 匡巳さん