旧暦七夕前夜、織女直近を往くISS



 この時の各星の位置は次の通りである。
α:視赤経(『天文年鑑』2019年版による)
δ:視赤緯(『天文年鑑』2019年版による)
A:方位角
h:高度角
X=(90°−h)sinA
Y=(90°−h)cosA
 一方、画像上の座標(xp,yp)は次の通りである(ピクセル値)。

 この(xp,yp)と(X,Y)の間に次の1次関係式を考える。
  xp=xp0 + C X + S Y
  yp=yp0 − S X + C Y


 最小2乗法によってxp0,yp0,C,Sを求めると次のようである。
 これを用いて各星の(X,Y)を(xp,yp)に変換し、画像上にプロットしてみる。
星名pppestpest
 これらから視赤経、視赤緯を求めると
位置h°A°αhδ°

ISS 直距離と地心極角
、観測点から ISS までの直距離をDiとすると、
 ただし、Rは観測点における地心距離。
 また地心極角をθiとすると、
 この間の地心回転角Θは、
 角速度ωは、

高度zを求める
 ISS が高度zに留まるためには、重力と遠心力が釣り合わなければならない。すなわち、
 この関係を用いてR+zを求めると、

http://www.heavens-above.com によると、414km程度。

Aug. 2019
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