手作りのオーディオ
豪華な観賞室に世界の銘器を置いて、好きな音楽に浸ることができるなら、これに越したことはない。或いは、銘器何する者ぞと、大型のホーンスピーカーでシステムを構築できるなら、これもどんなにか素晴らしいに違いない。しかし、六畳程度の書斎で、手作りのアンプとスピーカーが鳴らす室内楽に身を委ねるのも、また楽しからずやであろう。
自作歴はラジオ少年だった中学時代から数えれば50年近くなり、この間、真空管アンプ、トランジスタアンプ、オーディオ用各種計測器など様々なものを製作して来た。(一部は『無線と実験』誌に掲載されたので、その年・号とタイトルをこのホームページの『著作リスト』に載せてある)。しかし、ここ十数年来、トランジスタDCアンプによるマルチアンプ駆動3チャネルステレオで落ち着いている。(というより、嘗て作った回路基板が老眼のため見えなくなり、半田付作業さえままならないのである。)
マルチアンプ方式では、低音、中音、高音の各スピーカーユニット選択、クロスオーバー周波数と減衰特性、及び各スピーカーのレベル合わせが最大の問題なので、様々試みたが、結局、現在は以下の組み合わせで聴いている。(自作トランジスタ式チャネルデバイダー)。
Speakers:
Woofer ; 30cm (バスレフ箱)
Mid-Range ; 16cm Full-Range(密閉箱)
Tweeter ; 35mm 広帯域 Dome
Channel Dividing:
Cross-Over ; 240Hz, 4.4kHz
Attenuation; 18db/Oct, 6db/Oct
音場特性の測定
スピーカーの音場特性を調べるため、以前は8ビットADコンバータを8ビットパソコンで制御する簡易スペアナを作り、使っていた。旧パソコンの処分をしてしまったのと、最近、Tweeter をセクトラルホーンからドーム型に代えたのを機に、サウンドカード内蔵ウィンドウズパソコン用のスペアナをVisual Basic(一部 Visual C++)でプログラムした。
自作スペアナのウィンドウ画面
このスペアナを用いて上記システムの音場特性を測った。CDに録音されたピンクノイズを音源としてスピーカを鳴らし、音場測定用マイクで拾った音をマイクアンプ(自作)を通して、パソコンのオーディオ入力端子に導いた。使用パソコンは富士通 FMV-DeskPower-S165 (Windows95)、測定用音源とマイクは以下の通りだが、何れも10年以上以前に購入したもので、現在販売されているかどうかはわからない。
音源 :Super Audio Check CD(CBS SONY 48DG3)の中に
収められたピンクノイズ
マイクロフォン:音場測定用マイクロフォン(Technics RP-3800E)
(周波数特性;20Hz〜16kHz,+3〜-2dB)
特性
Low Range(左)(マイク距離;軸上50cm)
Mid Range(左)(マイク距離;軸上50cm)
High Range(左)(マイク距離;軸上50cm)
全スピーカー(左)(マイク距離;軸上50cm)
全スピーカー(左+右)(マイク;聴取位置)