「はぁはぁ、間に合った?} 「まだまだ大丈夫なようです」 「はぁ、よかった」 「では、はじまりはじまり」 「マルチさんはこどもですね」 「ハイ、何でしょうか」 「いえ、マルチさんはこどもですね。と言っただけです」 「はぁ、それではセリオさんは?」 「私は多分、大人ではないかと」 「そうですかぁ。それでは綾香様は?」 「綾香様も、芹香様も大人でしょう」 「それではあかりさんは?」 「微妙なところですね。もう2年待ちたいところです」 「はぁ、それでは葵さんは? 琴音さんは?」 「葵さんは子供でしょう。琴音さんはまだまだですね」 「それでは・・・」 「智子さん、レミィさんは大人ですね。理緒さんは子供です。坂下様は・・・判別不可能です」 「どうしたの二人とも?」 「あっ、綾香様」 「ええ、実は・・・」 「上のほうを見てください」 「上?」 「いえ、天井ではなくて」 「それじゃあなによ?」 「文の前のほうを見てください」 「難しいわね。やってみるわ」 「セ・リ・オ」 「はい、何でしょうか」 「この分類は一体どのように決めているわけ?」 「ある氏の見解です。いえ、一般的高校男子の基準かもしれません」 「ある氏とは?」 「それは黙秘権を行使します」 「浩之ね」 「ノーコメント」 「デンドロビウム」 「はい、浩之さんです。俺は博愛主義だからロリでもナイスバディでも・・・」 「ロリでもナイスバディでも?」 「ハーレムに囲ってやるぜとも」 「セリオ、ちょっと出かけてくるわ。後よろしくね」 「綾香様、どちらまで行くのですかぁ?」 「ちょっとね。あっ、マルチ」 「はい」 「明日、浩之、掃除手伝えないと思うから」 「ど、どういう意味でしょうか」 「マルチさん。ここは黙って頷けばいいのです」 「は。はい」 「で、私のGP03−デンドロビウム−は?」 「あなたも同罪。そんなもん自分で買いなさい」 「そ、そんな」 「それじゃ、いってきますー」 「お気をつけてください」 「私のデンビンドロウムが・・・」 -----------------------------------------------------------------------