ある氏見解による子供と大人の基準 投稿者:ジーク・リーフ 投稿日:2月28日(木)17時19分
 「はぁはぁ、間に合った?}
 「まだまだ大丈夫なようです」
 「はぁ、よかった」
 「では、はじまりはじまり」



 「マルチさんはこどもですね」
 「ハイ、何でしょうか」
 「いえ、マルチさんはこどもですね。と言っただけです」
 「はぁ、それではセリオさんは?」
 「私は多分、大人ではないかと」
 「そうですかぁ。それでは綾香様は?」
 「綾香様も、芹香様も大人でしょう」
 「それではあかりさんは?」
 「微妙なところですね。もう2年待ちたいところです」
 「はぁ、それでは葵さんは? 琴音さんは?」
 「葵さんは子供でしょう。琴音さんはまだまだですね」
 「それでは・・・」
 「智子さん、レミィさんは大人ですね。理緒さんは子供です。坂下様は・・・判別不可能です」
 「どうしたの二人とも?」
 「あっ、綾香様」
 「ええ、実は・・・」
 「上のほうを見てください」
 「上?」
 「いえ、天井ではなくて」
 「それじゃあなによ?」
 「文の前のほうを見てください」
 「難しいわね。やってみるわ」

 「セ・リ・オ」
 「はい、何でしょうか」
 「この分類は一体どのように決めているわけ?」
 「ある氏の見解です。いえ、一般的高校男子の基準かもしれません」
 「ある氏とは?」
 「それは黙秘権を行使します」
 「浩之ね」
 「ノーコメント」
 「デンドロビウム」
 「はい、浩之さんです。俺は博愛主義だからロリでもナイスバディでも・・・」
 「ロリでもナイスバディでも?」
 「ハーレムに囲ってやるぜとも」
 「セリオ、ちょっと出かけてくるわ。後よろしくね」
 「綾香様、どちらまで行くのですかぁ?」
 「ちょっとね。あっ、マルチ」
 「はい」
 「明日、浩之、掃除手伝えないと思うから」
 「ど、どういう意味でしょうか」
 「マルチさん。ここは黙って頷けばいいのです」
 「は。はい」
 「で、私のGP03−デンドロビウム−は?」
 「あなたも同罪。そんなもん自分で買いなさい」
 「そ、そんな」
 「それじゃ、いってきますー」
 「お気をつけてください」
 「私のデンビンドロウムが・・・」


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