部屋を明るくしてディスプレイから離れてみてネ。良い子とお姉さんとの約束ヨ いつも如く筋肉ジジイが美女二人を妨害している。 鍋 なべ @ 食物を煮たり炒めたりする器。 A 鍋料理。 鍋料理 なべりょうり 鍋のまま食卓にのせ、煮ながら食べる料理。主に冬の季節料理。 寄せ鍋、石狩鍋やすき焼き、チゲ鍋等、地域によって多種多様な鍋料理がある。 現在では家庭料理と言うより、宴会など集団で集まって会食するときに行われる。 しかし、仲間内で、それも学生仲間などで料理店以外で行うときは注意しなくてはならない。 材料を持ち合って行う鍋、特に互いの材料を隠してぶち込む闇鍋では、 組み合わせによっては毒劇物が生じる事があり、毎年多くの人が食中毒で運び込まれている。 ―と文献には書いてあります。そんな危険なところにお嬢様がたを連れて行くわけには行きません」 「前にも同じようか事聞いた事あるけど、セバス、その本誰に紹介された?」 「セリオでございます。綾香お嬢様」 「やっぱりねぇ。セバス、裏表紙」 「はい。民明書房・・・」 「・・・」 「また民明書房ですか。生きてるうちに2度も見る事ができました。じゃ無いわよ姉さん」 「・・・」 「あのねぇ、これはまたセリオが書いたのに決まってるでしょ! セバス、印刷所は?」 「塚本印刷・・・」 今度は冬コミの本か 「わかったでしょ。問題は無いわね。それじゃ、さっさと行く準備っと」 「それでしたらお嬢様、食材は何を持っていくのですか?」 「うーん、そうねぇ」 「・・・」 「私はこれにします。って姉さん! マンドラゴラは危険じゃないの」 「・・・」 芹香、悲しそうにマンドラゴラ(は恨めしそうな顔で)を片付ける 「それでしたらこれはいかがでしょう」 セバスが手に持ったクーラーから何かを出す 「フグね。これそのままならおいしいかもしれないけどね。しかしねぇ」 あの中でフグの調理免許持ってる奴いるのか? 「でしたらこれでは?」 また出す 「松茸? 合わないわよ」 「お嬢様、これはいかがでしょう?」 渦中の人、セリオ登場 「セリオ、あんた何時の間に? って、これはちょっと危険過ぎるわよ」 「せっかく貰ってきたのですが」 「鍋に合うわけないでしょ。それに参加者全員病院送りにするつもり?」 「甘くないから鍋にも合いますよ。と言ってましたが」 「却下よ。却下!」 「(チッ)しかたありませんね」 そのオレンジ色のビンに詰めた危険物を片付ける 「あれ、姉さんもう決めたの」 「・・・」 芹香、その食材をさもうれしそうに掲げる 「まぁ無難な選択ね。鶏肉なら」 「・・・」 「生贄に使ったものですって・・・。まぁいいわ。私は牛肉にでもしますか」 綾香、諦めの境地に達したか 「私はこれで」 「その人参もどきもやめなさい!」 そのどう見ても人参の葉には見えない葉のついた人参に似た野菜を指して言う 「残念です。それではこれではどうでしょう?」 「確かに食材ではあるけど・・・」 「これで決まりですね」 「子羊の脳ね。・・・しょうがないわね」 鍋の中に・・・。見た目怖いな 「動物性たんぱく質ばかりですな。私は春菊でも持ってきましょう」 「・・・渋いわね」 「・・・」 「そうね、行きましょ。で、セリオ、マルチは?」 「研究所からこちらに来る事になっていますが」 「すみませぇーーん。遅れました」 マルチ参上 「いいわよ。今行くところだったから」 「・・・」 「えっ、食材ですか。私はこれにしました」 「スパゲティですか」 「はいっ、スパゲティです」 「・・・、他になかったの」 「研究所の皆さんが他にもいろいろ持たせてくれました」 「馬軍団が? 見せて見なさい」 マルチの持った袋を除き込む 「なに考えてるのあいつらは」 「どうなさいました」 「確かに、人参、白菜、葱はまだいい。後はなに?」 綾香が袋から出していく。 「肉まん、冷凍ピザ、ハンバーガー、チョコレート、革靴・・・」 「・・・」 面白そうだが、鍋が悲惨な状況になる事間違いなし。それにチャップリンいないし 「置いてきなさい」 「わかりました」 マルチが残念そうに片付ける ここで置いていっても鍋は悲惨な状況になると思うけど 「じゃ、行きましょうか」 「・・・」 「はい」 「れっつらごーです」 ふるい、ふるいよ その後、無事藤田家に着いて(マルチが玄関で転んだが)、鍋が行われた 確かに、メンバーのほとんどがまともな食材を持ち寄った だがしかし、メンバーの中にはわざわざ(場を)掻き回す東スポ女と、味覚のずれたヤンキー娘がいる! もちろんその二人は期待通りとんでもない物を突っ込み、悲惨な状況を作り出したのであった。 「鍋って奥深いですね」 「そうですね。これはデータベースに入れておかないと」 「入れんでいい。入れんで」 ----------------------------------------------------------------------- 闇鍋ってやったことないんですよね 今年度はこれで最後かな。後はテスト頑張って来年度も投稿できるよう頑張ります。