こ・た・つ 投稿者:ジーク・リーフ 投稿日:12月5日(火)12時47分
 部屋を明るくしてディスプレイから離れてみてネ。良い子とお姉さんとの約束ヨ
 
 来栖川家
 「あれ、先輩、炬燵なんかあるんだ」
 「この前姉さんが買ってきたの」
 「・・・」
 「暖かいですよ。って、そりゃそうだろうけど」
 「何か文句でもあるの浩之?」
 「いやな、先輩なら炬燵より暖炉という感じなんだが」
 「それじゃあ私なら?」
 「綾香ぁ? おまえならたき火だろ」
 「どういう意味?」
 「いや別に」
 「・・・」
 「ほかほかのんびりできますね。うん、そうだな」
 「浩之、話しごまかすつもり」
 「ほんと、ぽかぽかするな」
 「うぅぅ」
 「芹香様、持ってまいりました」
 「ようセリオ、おまえも入らんか?」
 「いえ、入ると排熱の心配がありますので」
 「そうか。先輩、何セリオに持ってきて・・・。こっ、これは」
 「みかんね」
 「・・・」
 「炬燵にはみかんと聞きましたから。って、誰から聞いたんだ」
 「落ち着くねぇ」
 「・・・」

  
 「お嬢様、小僧、どうしたのですか。もう何時間も部屋にこもって・・・」
 「ああぁ、せばすちゃん。いっしょにはいらない?」
 「そうだぞせばす。いっしょにはいれよ」
 「・・・」
 「どうしたんですかお嬢様、おい小僧、いったいどうしたのだ」
 「ほぇ〜」


 後でわかった事だが、この炬燵、五月雨堂で買ったもので、どうやら魔法で気分をリラックスさせるものらしい。
 先輩曰く、それが長年使われなかったために暴走したらしい

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 炬燵はいいねぇ、ほんと暖かいし。これでみかんでもあればいう事なしだね。