今回は御題「ひかれる」あわせて書きますです。 それでははりきってまいりましょう。 ----------------------------------------------------------------------- 部屋を明るくしてディスプレイから離れてみてネ。良い子とお姉さんとの約束ヨ あらすじ モノアイに憧れを抱く少女(笑)HMX−13 セリオ。 その姿にあきれた綾香。 そりゃそうだろう、花も恥らう女子高生が普通は興味示さない。というか知らない娘の方が多い。 その姿勢に対し気分を害したセリオは、 綾香にモノアイの魅力を熱く講義するのだった。 講義が始まって2時間経過。 「と言う訳で、モノアイのデザインがどれだけ有益かの説明を終わらせていただきます。 次に、生産性及び整備性の面について説明させてもらいます」 「セリオせんせー」 「はい、何でしょうか綾香さん」 「いつまで続くんですか」 「まだまだかなりあります。最終的には実際に整備してもらいます」 「えー、はいはいわかりました。もうセリオの趣味には口を出さないし、馬鹿にしません」 「そうですか、反省したようですね。しかし、まだまだ授業は続けますよ」 「・・・。少し休憩して良いかな?」 「よろしいですよ」 「ところでセリオ?」 「なんですか」 「この事を教えてくれた人と、それをくれた人は一緒かしら」 「一緒と言えば一緒ですね。人ではなく、人達ですが」 「それはだれかしら?」 「長瀬主任を始め7研の方々です」 「またあの馬軍団か」 「このカメラはすごいですよ。望遠機能や暗視機能がついて、 そのうえライトだけでなく、フラッシュもできます。 これだけ機能を持ち、そのうえさらに換えレンズもつけまして34000円。 月々ですと6回払いで一月6000円となっております。 お申し込みは電話」 「それは誰から教えてもらったの?」 「同じく7研の方々です」 「セリオ、ちょっと待っててね」 セリオ、ベランダに移動している。 「流石ですね。この距離、この暗さでエルクゥ化した綾香様がはっきり、 まるですぐ隣にいるかのような臨場感が味わえます。 これが月々6000円で・・・」 「・・・」 「ツッコミどうもありがとうございます芹香お嬢様」 「・・・」 「大丈夫ですよ。研究所には連絡をいれておきました。 新しい防犯装置の良い実験だと思ってるでしょう」 「・・・」 「綾香様がそのくらいで負傷するとは思いませんけど。 むしろ研究所の方の心配をしないと」 「・・・」 「そうですね。お茶を入れてきますので少々お待ちください」 来栖川電工HM研究所。 その前の庭や、所内の廊下などが燻っている。 「コーヒーいかがですか。インスタントですが」 「ありがとう」 「流石、綾香さん。我々が自信持って作った防犯装置をやすやすと突破するとは。 作った我々も情けなさよりむしろ誇りさえ感じますよ」 「・・・ありがとう。で、質問するけどセリオのあれは一体なに?」 「あれですか? あれは望遠機能や暗視機能がついて、 そのうえライトだけでなく、フラッシュもできます。 これだけ機能を持ち、そのうえさらに換えレンズもつけまして34000円。 月々ですと6回払いで一月6000円と」 「それじゃなくて、あのモノアイだっけ、の異様なまでの情熱と執念は?」 「あれですか。やはり学習によって周りの環境に影響されるようですね」 「ということは」 「そうです我々の影響です」 「あんたらねぇ」 「ここにいる連中は大なり小なりそんなもんですよ。 私はア○ム見てこの道に進む事を決意しましたし」 「ボクはキカイダーです」 「俺はロボコン」 「私はメタルダー」 「自分はウィンスペクターです」 「うちはあ〜るや」 「まぁ、そんなもんですよ。 そうそう、私は毎回採用試験の方にも顔出してるんですが、 ガンダムとかパトレイバー好きの連中は重工(来栖川重工)の方にいってますし、 マクロスとか好きな奴は飛行機(来栖川航空機製作所)にいってますし、 ヤマトとか好きな連中は造船(来栖川造船)。 そうそう、エヴァンゲリオン好きな奴はバイオ(来栖川バイオテクノロジー)にいってますね」 「あんたら趣味でやってるの?」 「夢ですよ、夢。そのくらいの志を持たないと。会長はまだ轟天号の製作をあきらめてませんし、 社長も鉄人の計画が28号からずれるかもしれないとか言ってましたし」 「お爺様や、お父様まで」 「お嬢様は何か無いんですか」 「お嬢様だとリュウケンかな」 「ははは」 「なによそれ?」 「これです」 研究員Aが綾香に資料(アニメムック)を綾香に見せる。 「へぇ、そうなんだ」 「俄然興味わいてきたでしょう?」 「あんたらを倒さないといけない使命感がわいてきたのよ」 「ヒィィー」 ----------------------------------------------------------------------- というわけでお送りしましたがいかがだったでしょうか。 今回の教訓 「やぶへび」 「火に油を注ぐ」 以上。 「何が以上よ!」 やあ、おひさ。 「おひさじゃ無いわよ。なにこれ?」 読んでの通り。 「なにか後ろの方全然わかんないし」 多分、読んでる人はわかると思うから。 「本当に?」 半分はわかるんじゃないかなぁ 「絶対?」 若いとわからんかもしれないかな。自分でもいまいち自信が持てないし。 「そりゃそうよね」 もし間違えてたら遠慮無く文句なり、メールなり送ってください。 ではでは。