セリオファイル2 投稿者:ジーク・リーフ 投稿日:9月29日(金)12時29分
  今回は御題「果物」あわせて書きますです。
  それでははりきってまいりましょう。
 
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 部屋を明るくしてディスプレイから離れてみてネ。良い子とお姉さんとの約束ヨ
 
 
 台所、小1か2ぐらいの子と高校生ぐらいの子が流しの前で立っている。
 「セリオお姉ちゃん、できたよぉ。ここまで長く皮つなげられたよ。」
 「良くできました。なかなかのものですよ」
 「わー、うれしいなぁ。お母さんよりうまいかも」
 「それはもちろん(笑)。あっ、りんごで思い出しました」
 「(ビクッ)セ、セリオお姉ちゃん。それよりも」
 「あれは綾香さんのもとに来て未だそんなに経ってない頃です。
  いくら綾香さんといえども、一応はお嬢様。りんごジュースは飲んだ事あっても、ジューサーやジュースプレスなど知りません。
  そんなある日、りんご狩りにいきましたー

 「セリオ、これがりんごよ」
 「存じております。玉林ですね」
 「あっ、そう(まったく可愛げの無い子ね)」
 「わー、これがりんごさんですかぁ。すごくいっぱいですぅ」
 「いまさらマルチの真似しても無駄よ」
 「すみません。このくらい知能程度を落として反応すれば良いと思ったのですが」
 「わたしはそんなにばかなんですかー」
 「おいおいマルチ泣くなよ。それよりノド乾いたな」
 「待ってて、りんごジュース用意するから」
 「綾香、ここまで来てりんごジュースかよ」
 「ここだからこそじゃない。手近に材料もあるし」
 「えっ、何するつもりだ?」

  −その直後、りんごを握りつぶし、文字通り搾りたて100%ジュースを作られました。
  その時の皆さんの唖然とした顔は今もメモリーに焼き付いています」
 「アハハ、流石お母さん。そのくらい簡単にできちゃうんだ」
 「あの馬鹿力なら、リンゴのみならず、パイナップルや椰子の実でも可能でしょう」
 「誰が馬鹿力ですって?」
 「あっ、おっ、お母さん」
 「お早いお帰りで、何かあったんですか?」
 「たまには可愛い娘たちと遊ぼうかと思ったけど。私いなくてもこんなに楽しそうなら、
  そうねぇ、今から特訓にしましょうか?」
 「え〜」
 「もちろんセリオも手伝ってくれるわよね? ってセリオ?」
 「セリオお姉ちゃんだけずる〜い、一人だけで逃げたぁ」
 「もお、あの娘は。しょうがないわね、セリオ抜きでやるわよ」
 「え〜、どうしてもぉ」
 「お仕置きに変えましょうか?」
 「わかったよ、お母さん」
 
 「ふ〜、うまく逃亡に成功しました。
  お嬢様にはまだまだ伝えねばならない数々の伝説がありますので、ここで口封じされるわけにはいかないですからね
  次は何を話しましょうかー」

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 やっとテスト終わったから書けるよ。
 UMA様、回答ありがとうございます。
 トラックボールですか。使いやすそうですね。
 自分に合ったものを探してみます。