ジーク・リーフが描くSS第5弾 今回は御題「三題話」にあわせて書きますです。 それでははりきってまいりましょう。 ----------------------------------------------------------------------- 部屋を明るくしてディスプレイから離れてみてネ。良い子とお姉さんとの約束ヨ 広い子供部屋か何かに高校生ぐらいの子が小学生くらいの子二人をあやしている。 「お嬢様、昔話を聞いてもらいませんか」 「えー、セリオお姉さんのー」 「セリオさん、今日はどんなお話を」 「私が失敗を犯した話しです。あれは― ―50年前くらいでしょうか。まだ綾香奥様が殺しても死なないくらい若い頃です。 「セリオ、気づいてる?」 「はい、後方から一人」 「私にもス・・・」 「しっ、御静かに気づかれてしまいます。あそこの角で仕掛けましょう」 「わかったわ」 「あれっ、確か曲がったはずなのにー、おかしいな」 「チェックメイトです。○○○の犬さん」 「はぁ?」 「まさか、ラッキーサイエンスの手先ですか?」 「はぁ」 「しらばっくれていますとこの綾香お嬢様がギタギタにしますよ。スパイさん」 「セリオ、セリオ。違う、違う」 「へッ?」 「こいつストーカーよ」 「これが有名なストーカーさんですか」 「そうよ! 最近うろちょろして困ってたんだから」 「では、とりあえず」 「そうねぇ。警察に突き出す前に・・・」 ―という事がありました。話しは最後まで聞かないと間違いが起るという良い例ですね」 「セリオさん。その後どうしたんですか?」 「綾香お嬢様が半殺しにして、交番へポイッと」 「流石綾香奥様ですねぇ」 「セリオぉー、マルチぃー、何話してるのー」 「あっ、綾香奥様。いつからここへ」 「セリオが話し始めた時から」 「そっ、そうですか」 「50年前はまだ生まれてないはずよねぇ。あの時仕留めたのはセリオだったと思ったんだけどなぁ」 「綾香様、ボケました?」 「セリオぉ、覚悟はいいよね」 「お嬢様も頑張ればお母様みたいになれますよ」 「私はお母さんみたいになりたくないなぁ」 「セリオ待ちなさーい」 「まて!と言われても待てません」 「「はぁー」」 ----------------------------------------------------------------------- というわけでお送りしましたがいかがだったでしょうか。 多分夏休み前は本当にこれで最後になると思います。 というか早く帰らないと電車が止まるかも ともかく本編っていうかアレの第2話は早めにできたら友人に頼んで出します。 それと感想をくれたみなさん本当にありがとうございます。 これからも期待にこたえて頑張るつもりです。 それでは