永遠の過ごし方〜There is such a thing as forever〜
<Opening>
世界は永遠に浸食されはじめていた。
おかしな話かもしれないがそうだった。
人々がどんどん永遠の世界に旅だっていたのだ。
すぐに国連が緊急事態宣言をし常任理事国が非戦協定を結び、日本でも非常事態宣言が出された。
そのうち各地の混乱が頂点に達し暴動が起き、国同士の戦争が始まった。
だけど、すぐに混乱はおさまった。
残り時間はどうしたって数週間しかないことがわかったのだ。
数週間後に例外なく全ての人類は永遠の世界へと旅立つことになる、という発表が正式に国連からあった。
そして、残り時間が一週間になるころ日常は平静を取り戻してるようにも見えた。
いや、日常にしがみつくことで平静を装っているのかもしれない。
また、そんなことは起こらないと信じようとしているのに違いなかった。
その証拠にミネラルウォーターもサバイバルグッズも飛ぶように売れていた。
そんな中でオレ達も日常にしがみつくことで平静を装っていた。
〜屋上〜
「いい風だね。80点かな?」
「そうね……」
『気持ちいいの』
ぼんやりと風に当たっている女の子達がいた。
〜裏山〜
「みゅー」
今日も友人の墓に花を供える女の子がいた。
〜空き地〜
「いつまでここにいるの、茜」
「詩子、すいません。あきるまで……います」
「やっぱりここにいた」
「沢口くん……だっけ?」
「おれは南だっ!」
いつまでも空き地にたたずむ少女とそれを見守る二人。
〜教室〜
「んあ〜、であるからしてだ……」
「七瀬なんかして遊ぼう」
「私は授業を真面目に受けてんのっ!」
「浩平、授業は真面目に受けなきゃだめだよ〜」
「折原、今日帰り商店街に行ってみないか?」
「住井、商店街に行ったって何もないぞ」
オレ達はいつものように学校にいた。
「えいえんはあるよ」
彼女は言ったんだ。
「ここにあるよ」
彼女は約束したんだ。
「やくそくだよ」
ぼくたちはやくそくしたんだ。
えいえんのめいやくだ。
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タイトルだけでばればれのSSです(^^;
ですが中身はかなり違うものだと思います。
FARGO編が煮詰まっていたので書いていたものです( ;^^)ヘ..
当然続きますので(というかこれは予告ですし)あたたかくこのSSを見守ってください(^-^;
なんかちょっと来ていないうちに新人さんがずいぶん増えましたが、にぎやかなのはいいことです。
では新人のみなさんよろしくお願いします。
(なんか書き方がバラバラだな・・・・・・)
990517