争奪戦3 投稿者: SOMO
あらすじ>ホレ薬があったような気がしなくもない
裏あらすじ>永遠の世界に片足突っ込んでいる(この作品が)

第三話「五時間目」




「おい、柚木」
「えっ、………折原君」

トタトタ

「あのな、ホレ薬のことで聞きたいことが…」
「…ひどいよ折原君。私が一人で見つけるつもりだったのに」
「ま、まあ過ぎたことは仕方がない……と思うぞ」
俺が慌てて弁解すると柚木は得意の笑顔を浮かべて
「後で茜にあることないこと言っちゃお〜っと」
「ぐあっ、それは止めろ」
それはまずい。本当にまずい。
茜が無言で詰め寄ってくる。……い、いかん考えるだけで恐ろしい!
……我思う、深山先輩よりも怖いナリ………。

「折原君?」
ハッ、お、俺は一体なにを?
……柚木にホレ薬のことを聞くんだったような…。
「う〜ん。………ところで柚木。一体どこで『ホレ薬がある』なんて知ったんだ?」
「ひ・み・つ♪」
「やっぱりそうくるか…」
ガクッとおもいっきり肩の力が抜ける。

「あっ、でもこれ見せてあげる」
そういって柚木はポケットから一枚の紙切れを……ポケットなんてあったっけ?
俺はとりあえず差し出されたぼろ紙を見る。
ムム!オオ!!これは…
「馬鹿か!お前は!!」
「えっ?なんで?」
俺はぼろ紙を柚木の目の前に突きつける。
「これはどう見ても子供の落書きだ!!」
柚木は『えっ?』という顔をしている。だがこれはどう見ても……
「でもこれ図書館の地下で見つけたんだよ」
「駄目だ駄目だ。いくら図書館の地下だろうと………は?うちの学校って地下十一階があったのか?」
「 ? よく解らないけど図書館の地下だよ」
「…それは信憑性があるな」
俺はもう一度紙に目をやる。
「我を見つけし者にホレ薬を授けよう。使い方は簡単!飲んで初めに見た人を好きになるぞ。封印されし鉄の扉を開けて来てね。………なんかめちゃくちゃな文だな」
「別に声に出さなくても…」

サッ
ん?今何か動いたような気が…
ま、いいか。
「それにしても『封印されし鉄の扉』ってなんだ?」
「気にしなくていいんじゃない?」
「信じていてそれはないだろう?」
まあ、とにかく探すか。



「『我を見つけし者にホレ薬を授けよう。使い方は簡単!飲んで初めに見た人を好きになるぞ。封印されし鉄の扉を開けて来てね』だそうだ」
「…………たいと言うの?」
「別にそんなたいしたことじゃない。で、この情報だが…」
「広めるべきね」



ボン!
カランカラン
プシュー
「うわ!なんだこの煙は………れ?」
バタン!

ボン!ボン!ボン!
「うっ……」
「きゃあーーーぁぁぁぁー………ぁ」
バタン!バタン!
「くく。外野は黙ってな………」



「う〜ん。こまったよ」
『ダメなの。みつからないの』
「どう?」
『ほかのところもなさそうなの』
「ごめんね。字が見えない」
はう〜。
「でも困ったね。このままだと」
『部長に殺されるの』
バッ!
(スケッチブック取られたの。酷いの)
ぽかぽか
「ごめんね。でもなんとなく今のページは取っておいたほうがよかったような気がしたから…」
『酷いの。鬼なの』
「それも頂戴」
ビリビリ

えぐえぐ
『もういやなの。いい加減探すの』
「う〜ん。見つからない時は……あっ!」
『どうしたのなの』
「澪ちゃん。化学室に行こ」
『うんうん』
「そうだよ!なければ私たちで作ればいいんだよ」
『反対の賛成なの』
そして二人は駆け出していった。



ガラッ
「あっ。どうだった佐織」
「うん。なんか五時間目自習みたい」
「浩平たちも居ないし……どうしたんだろ」

「あっ、佐織!ちょっとちょっと」
「あ、うん。ごめんね瑞佳」
「うん。……浩平」
「浩平ですか?」
「うわっ!」
慌てて振り向くとどうやら声の主は里村さんのようだ。
どうやら最近浩平と仲がいいらしい。瑞佳自身も何度か二人で居るところを見かけたことがある。………そんな時なんとなく胸がチクッと痛くなるのは気のせいだろうか?
「浩平のことですか?」
「あっ、うん。どこに居るか知ってるの」
「ホレ薬を探しています」
「えっ!あれ本当だったの?」
「みたいです」
「…………」
(浩平、誰に使うの?)
「二人で探しに行きませんか?」
「えっ?」
「もちろん浩平を、です」
(里村さんも浩平のこと気になるのかな…)
「『も』じゃないもん!!」
「………?」
「あっ、…ごめん。行こうか」
「ええ」
(そうだよ浩平にあって確かめればいいんだもん)






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SOMO「ふっふっふ。99.9%(当社測定)ぐらいの確率で忘れられてるな、この作品。さすがは永遠世界に突っ込もうとしただけのことはある」
少年「君も一時期強引に忘れようとしていたからね」
SO「うるさいぞ七……な…な」
少年「どうしたんだい。何か、凄いショックを受けてるみたいだけど」
SO「うおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!『月』キャラがこんなところに!!!本物か?本物なのか?」
少年「ぺちぺちと叩かないんでほしいんだけど…」
SO「はは〜ん。さては七瀬の変装!その化けの皮剥いでくれるわ!!」
少年「本当に剥いでいいのかい」
SO「うっ………」
少年「…………」
SO「わ、わかった。だから本性出さないでくれ」
少年「なんか微妙にひかかるね」
SO「まあまあ。ところで七瀬は…」
ガスッ!
七瀬「ふう。遅刻遅刻ってSOMOは?」
少年「下だよ」
七瀬「えっ?」
SO「ふ、普通気づく…ゾ」
七瀬「あ、あんた!SOMOの分際でスカートの中覗こうとしたわね!!」
ばきぃっ!!!
SO「グフ!!!!!」
(ザクとは違うのだよザクとは)
少年「何なんだい。今のは」
七瀬「さあ?ほら!SOMO感想よ」
ずるずる

Matsurugiさん
>ONE BRIGHT WAY
SO「そうか〜。浩平もいろいろ悩んだのか。結構考えて行動してたんだ。一緒に歩いてっていうのがよかったなあ」
七「あ、あれ?途中で文字がにじんできちゃった」
>真夏のONE Phase#2
SO「今回でひとくぎり。いいおはなしだ!元ネタを知らないからさきがわかんないもんね。澪と浩平がどうなるのかに期待です」
七「これに出てくるキャラ年齢はゲームといっしょなんですか?」

犬二号さん
>犬二号の感想 7月5日犬二号の感想 7月5日
SO「スペイン語か〜。無理だな。……いえいえこちらこそ感想ありがとです。もらってうれしい感想ですね。大学の授業の比喩は面白かったですよ」
七「私は高校二年生。よって大学のノートは取れません」
少「今こっちにお邪魔しているんだ。すぐに戻るよ」

ゾロGL91さん
>Juvenile K−2−
SO「グループの名前が(脇役)って言うのが面白い!みんなたくましく生きてね。……凄いな〜世界観もはっきりしてるし。これで宗教が出たら完璧だ(^^)」
七「前回のこいつの感想が変だったらごめんなさい。読み飛ばしはしませんね」
>Juvenile K -3-
SO「浩平復活?でも記憶が……一応あるから記憶喪失にはならないのかな?しかも五十年前!これからの七瀬に期待」
七「ネオ・中崎ってネオジャ●ンコロニーみたい……」

から丸さん
>幻想猫の魔法 第七話「宴はいずこ」
SO「感想ありがとです。詩子との過去になにがあるのか気になるな〜。同じくらい気になるのがクリスマス。でもやっぱりこの詩子はかわいいーーーーー!!!」
七「毎回読んだ後、詩子病にかかってます。……え〜っと、宇宙人+1」

狂税炉さん
>小曲集〜永遠のプレリュード〜
SO「感想ありがとです。『♪未来のせか〜いの〜澪型ロボ〜ット〜』…一台いくら?買える者なら買いましょう。……ティターンズ(^^)それなら私はアナハイムあたりで働こう」
七「ホレ薬が欲しいならプロ●ェッサーあたりに頼みましょう」
>笹の葉に願いを
SO「童謡といえば長森。ふっ、完璧に忘れてましたよ。ぜひとも唄ってもらいたいものです」
七「『折姫様』には笑いましたよ。センスの違いを感じさせてくれます」

WTTSさん
>一方その頃…広瀬(第23投稿)
SO「七瀬と広瀬が仲良くなる日がくるのかな?ストーリーに忠実に行ってるからいつか決定的なことが起きるんでしょうね〜。佐織もまた一味違いますね」
七「ポニ子ちゃんのバイト先?本人も教えてくれない」

北一色さん
>BLUE LEAF10〜酒は飲んでも飲まれるな!!〜
SO「南ってさ〜つくづくいいキャラだよね〜。……今時『うーん、むにゃむにゃ』はないだろうね。でも焦ると騙されそう」
七「え〜と、どっかで言ってましたね。『B.E.』が途中で打ち切りになったら……SOMOが発狂するでしょう」

雀バル雀さん
>『罰』
SO「おお。ELPODみたい。……じゃなくて現実だった。SS幻魔拳を目指してるんですか?……え〜と、まさしく『心が…痛いの』です!!!それ以外にどう言えと……。でも最後の『痛いほど…』にはグッときましたね」
七「うらごろしたのしみです」

シンさん
>感想とくだらないおまけ
SO「感想ありがとです。ONE chance againは最初のほうで浩平が『ずっとこの空を見続けれると思っていた……… ? 思っていた?』(←相当違う)という今の自分の行動に対して過去形を使っていたところから書きました」
七「ダン●ーガ……合体するの遅すぎ」

変身動物ポン太さん(代理:いけだものさん)
>激突!! 七夕奮闘編
SO「わらえるぞシュン。お前はそっち側かい!澪がふったら……絶対一人はゲットダゼー。繭が暴走ネタ第二段って言うか全体的につながってるのネ。後半の『帰りたい』っていうのが涙をそそります(^^)」
七「いだけものさんご苦労様です。いだけものさん自身は七夕ネタは書かないんですか?」
SO「オフ会……まあ、キャベツの芯みたいな私が行っても仕方がないし、名古屋遠いし、社会的立場上無理っぽいです」

神楽有閑さん
>願いを込めて
SO「おお。私のより風流を感じさせてくれる。きたないけど思いの詰まった短冊か〜。いいな〜。旧暦に書き直すとかしてみるかなあ?」
七「最後の詩みたいのがいいですね」




SO「だ、だめだ。ここいらが限界」
少年「あと30は残ってるよ」
七「そうよ!書きなさいよ!!」
SO「心配するな!14日までには感想をすべて書く!!そうでもせんと北一色さんが……」
七「でも本編のほうを思い付かなかったりして」
SO「ええい。うるさい。………そういえば『月』キャラ」
少年「なんだい」
SO「前々から質問したかったのだが……。どうしてFARGOのトップが声の主なんだ?人間がおまえらを見つけて力を使わせていて、それでその次に人間に力を植え付けようとしたんだろ?だったらFARGOの頂点に居るのは人間って事にならないか?」
少年「それは核心だ。言えないよ」
七「人選を間違ったわね」
少年「そうだ。犬2号(さん)からの伝言だよ……君はもう帰ってくれないか」
七「はいはい」
少年「じゃあいくね」
@@@@@@@@@(←なんとも言えん効果音)
SO「##########!!!!!!!!!!」


少年「それじゃ僕はこれで。ちなみにご飯が食べられない時は『修行中の身ですから』とでも言ってくれよ」
SO「…………………」

P.S. 犬2号さんごめん