争奪戦その2 投稿者: SOMO
あらすじ>ホレ薬があるらしい(笑)

第2話「それぞれの昼休み」



「ヒィー○ エンド!!」
ボン!
「ぐわぁ、二宮○次郎の像がぁ〜」
俺の言葉に耳をかさず、七瀬は冷ややかに、ボロボロになって地面に転がっている二○金次郎の像を見下ろす。
「ちっ、ここにも無いようね。折原、次に行……台座にあるかも」
バキ!
俺が止める間もなく二宮金○郎の立っていた台座が砕ける。
「…ないか」
「まて、七瀬!そもそも…」
グシャァ!
俺の目の前で二宮金次○の頭を踏み潰す七瀬………誰か止めてくれ。
「七瀬!そもそも○宮金次郎の中なんかにホレ薬があるわけないだろう」
「そう?うってつけの隠し場所だと思うけど?」
「ええーい!俺はもう一人で探す!お前にはついていけん!」
俺はそう言い放つとやたらと騒がしい校舎へと戻っていった。
「………次は……あれかな?」
残された七瀬はそういって、校庭の隅にある幾何学的なオブジェのほうに歩いて行った。

南は廊下を走っていた。
「ふふ。今日こそ茜さんにこの思いが通じる。…ふふふ。」
…南、ホレ薬で思いは通じないぞ。
「ここかな?」
南が入って行った先は……『電算室』
「きっとこのパソコンの中に入っているに違いない!」
そう言い放ちパソコンを解体する南。
……5分後
「ちっ、無いじゃないか…このパーツは使えるな………ちっがぁーう!!!俺が欲しいのはこんなものではない!!」
そう言いながら部品を壊して行く南。
「はあ。はあ。…俺としたことが……茜さん!まっていてください!!」
後には壊れたパソコンが転がっていた。

住井は…
「…ホレ薬ってどんな形だ?」
いろんな意味で核心に迫っていた。(笑)

食堂にて…
『さわがしいの』
澪がうどんを食べながらスケッチブックを出す。
「ん〜。なんでもホレ薬があるらしいよ。ウソっぽいけど」
ガタッ!
『ごちそうさまなの』
「あっ、澪〜」
タッタッタッタ。
「あ、澪ちゃんだ…と思う」
ガシッ!
いきなり澪はみさき先輩に捕まった。
『だめなの。いそいでるの』
「ごめんね。字が見えない」
「こらっ!みさき。放してあげなさい」
澪を捕まえていた手が離れる。
『助かったの』
「いいわよべつに。ところでなんで急いでいるの」
『ホレ薬があるらしいの』
「………」
(ホレ薬!?そんなものがあるなら手に入れないと…)
「…みさき」
「なに?雪ちゃん」
雪見は状況を説明する。
「……という訳であんた、探してきなさい」
「無理だと思うよ」
「……見つけたら借金はチャラ。けど、もし見つけられなかったら………その前に」
雪見はビシッっと澪を指差す。
「上月さん、あなたも探してくるのよ」
ふるふる
『だめなの。見つけたら私のなの』
「…ちなみに見つけられなかった場合、二人には大道具の大掃除をしてもらうわ」
その言葉に二人の顔が一気に青くなる。
『ダメなの。あれは二人じゃ三日はかかるの。それから、それから……』
「えーと。雪ちゃん、友達だよね。私たちがはじめて会ったのは……」
「だまりなさい!!!」
ピタッ
「二人ともさっさと行動しなさい!」
そう言って雪見は食べかけの定食に再び向かい合う。
残りの二人は、とぼとぼと食堂を出て行く。
「ううー。お金さえあれば〜」
『自由の権利が守られてないの』

「はは、ホレ薬なんてあるわけないもん。ね〜繭」
「みゅ〜」
「あっ、五時間目、問題を当てられてたんだ。繭、私教室に帰るけど一人で大丈夫?」
「みゅ」
「うん。じゃあね」
瑞佳は教室のほうに走って行った。
「みゅう。たからさがし」
そうして繭は教室とは逆の方向に走っていた。

「坊ちゃま、これでございます」
「ああ。……帰っていいぞ」
「はい。…人をよこしますか?」
「いや。俺は他人は信用しない」
「……では、お気をつけて」
「くっくっく。こいつさえあれば…」

ん、あれは柚木だな。
「おい、柚木」
「えっ、………折原君」


つづく(はずです)

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呼ばれて
七瀬(以下:七)「なくても」
飛び出て
七「しまいました」
ど〜も。超新人SS作家のSOMOです。
七「すいません」
……ちゃんとアシスタントしてくれよ。
七「仕方ないでしょ。あんたのアシスタントなんだから」
しゃべり方も本編とぜんぜん違うし。
七「仕方ないでしょ。あんたのアシスタントなんだから」
ん〜、じゃあこうしよう。
七U「って何じゃこりゃ〜!」
よし!
七U「ふん!先輩方から感想もらったからっていい気になっちゃて」
ぐぼあ!
七U「しかもなによ、あの『争奪戦』って。センスのかけらも無い。さらに、細かい設定考えずに書くから粗がめだつことめだつこと」
仕方ないんだー。投稿直前になって題を決めてないことに気がついたんだー。
七U「…感想」

北一色さん
>BLUE LEAF8〜旅人たちの狂宴〜
え〜と、感想ありがとうです。(涙)
「……今は泣くが良い若者よ――――
その涙がいつの日にか、貴様を大きく成長させる事だろう…………」
うわ〜、かっこいいぞ住井。さらに承太郎のあの特技が出来るとは。SOMOはできないから正体ばれちゃうよ。(謎)
メモ帳って何に使うんだ。(爆)
七U「こいつ本当に知らないんです」

YOSHIさん
>はぐれ三匹【FARGO編】〜その11〜
はじめまして〜。超新人SS作家のSOMOです。
み、みさおがたくさん?…一人ください。(マジ)
住井は一体どうなったんだ?瑞佳は?う〜ん先が気になります。
七U「こいつ本当は1話から読んでいるんです」

変身動物ポン太
>感想SS”もうすぐ夏だよなあ・・・(しみじみ)”
<おねことわざ−初級編>楽しいです。ぜひ、中級編、上級編を書いてください。
個人的には<その2>が好きだなあ。七瀬にはたくましく生きて欲しい。
七U「ああ。私って幸薄い美少女なのね」
それはない(笑)


んー。次は短編を書いてみたいな〜。
七U「……とても月曜から試験があるやつの行動に見えないわね」
…離脱!(汗)