争奪戦その1 投稿者: SOMO
第1話「はじまりはいつも突然に」



「・・・浩平」
いつもの昼休み。食堂に行くためにダッシュをしようとしていた俺を茜が呼び止める。
「茜か。残念だったな。俺は今日こそみさき先輩を止めなくてはいけない」
「・・・話を聞いてください」
俺は仕方なく急ブレーキをかけ茜のほうへ向き直る。
「・・・一体なんだ?はっ、もしかして・・・・・・アレか?」
俺は恐る恐る茜に問う。
「違います。・・・近頃、詩子が変なんです」
「それはもとからのような気がするが・・・」
「・・・・・・・・・」
「いやっ、悪い。一体何なんだ」
茜はかなりご機嫌斜めだ。どうやらほんとに詩子が変らしい。
「・・・椎子が毎日のように学校に来ています。しかも授業中はどこかに行っています」
「フム。そいつは確かに変だ」
詩子は、確か授業にも平気で出ていたはず。一体・・・。
「やっほー。茜、何話てんの?」
「くっ、遂に出やがったな」
「…詩子。じつは……」
「お前、俺らが授業を受けている時どこで何してやがる」
ガシッ!俺は慌てて逃げて行こうとする詩子の襟首を掴む。
「ひ、酷いよ折原君。私、何もしてないよ」
「………嘘だな」
俺はきっぱりと言い放つ。…ちなみにこいつは確信だ。
「……誰にも言わない?」
「まあな」
俺はきっぱりと言い放つ。…ちなみにこいつは自信がない。

「…………」
「なにいぃぃぃぃぃ!!!ホレ薬がこの学校に隠されているらしいだとおぉぉぉぉぉ!!!!!!」
……俺は大声を上げてしまった。ちなみに3クラス先の教室にも聞こえている自信がある。
「あっ、…さようなら」
「まて、詩子。……くっ!」
俺は慌てて後ろ…教室に目をやる。すると…。

すでに南の姿が見えない。机の上には珍しく弁当があったが、食いかけのまま棄ててあった。

ガラァ!
慌てて音のした方向を見ると、南森がそれこそお手洗いにでも行くようにゆっくりと教室を出て行った。

「…そうだ。俺だ。…そうだ。…直ちに用意しろ」
中崎は携帯でどこかに連絡を取っている。

住井が真っ直ぐこっちのドアに向かってくる。…そしてすれ違いざまに、
「俺はお前のような友人を持ったことを誇りに思うよ。じゃあな」
そして開けっ放しのドアから出て行った。

そして目の前には七瀬が……ん?七瀬?
「行くわよ、折原」
「あえ…」
すでに俺の言葉は言葉になっていなかった。
「乙女が持たずして誰がもつのよ!さあ!」
…乙女?乙女って……。いや、それよりもどうする…。やっぱり俺が手に入れたら……。いや、そんな邪道な…。しかし、他の奴に手に入れられる訳にはいけない。ならば、俺が手に入れるしかない!
考えがまとまるとすぐに俺は駆け出していた。
「それでこそ折原ね」
七瀬も後につづく。
「…………」
その場には茜が一人残っていた。



こうして決戦の火蓋は切られた。


「いいことを聞いたわ。この話を出来るだけ広めなさい。…もちろん私たちも探すわ。けど……」

「わあ〜。繭、買いすぎだよう」
「みゅう〜」

「雪ちゃん、お金が無いよう」
「いいかげんにしなさい!」

『なんか騒がしいの』


つづく(といいなあ)

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くっ、やったぞ。遂に初投稿だ!……うっ、心の汗が…。
七瀬(以下、七)「こら!挨拶が先でしょ」
ずびばぜん。えーと、皆さんはじめまして。SOMOと申します。今回初めて投稿しました。いろいろと迷惑をかけることがあるでしょうがよろしくお願いします。
七「別にあんたなんかどうでもいいけど…」
しくしく。
七「ほら。さっさと感想を書きなさい。切り捨てるわよ」
…はい。

変身動物ぽん太さん
>光…届く日
はじめましてー。わけわかんなくないですよ。短いながらも心にくる作品です。
七「浩平のみさき先輩への純粋な思いが届いてくるわ」
>感想SS“感想は忘れた頃にやってくる♪”
深山先輩さすがだ。七瀬の夢はSOMOも見てみたい。
七「私は常に乙女なのに…」

雀バル雀さん
>翔べ!必殺うらごろし?夏の2時間スペシャル
はじめましてー。これ面白いです。でも元ネタ知りません。あうー、どっかにないかなー。個人的におばさんの逃げ方がグーです。
七「早いうちにHPのほうにお邪魔したいと思いますのでよろしく」
>苺しぇぃく!その5
ぎゃはははははは!こいつはおもしろい。………でたい。
七「あんたは新人でしょ。無理無理」
雀バル雀さんのSS流星拳の流れ弾に当たって死ぬ通行人Aでいいから出たい。
七「マジ?」
マジ。

から丸さん
>幻想猫の魔法−第五話
はじめましてー。おもしろいです。茜の詩子を説明するところがいいです。果たしてこのままラブラブになるのでしょうか?
七「本当は一話から読んでいるんです。すいません」

神凪さん
>アルテミス−第三十三話
どうも有り難うございますです。アルテミス毎回楽しみに読ませてもらっています。もうそろそろおおづめですね。うーん、由依がいきていたんですかー。
七「由依ウイルスは誰が持ち出したのかしら」
ウーン、あいつだと思うよあいつ。(当たっている自信も根拠もございません)

神楽有蘭さん
>私の願い
うまいですよ。SOMOなんて詩子は何も考えていない人と思ってましたからねー。七「…同じSS作家として恥ずかしくない」
うっ。とにかく詩子がかっこいいです。

サクラさん
>七瀬留美・暗殺計画(4)
はじめましてー。
七「何であたしが……」
そこが面白いんだって。真相が明らかになるのを心よりまってます。

北一色さん
>BLUE LEAF6
はじめましてー。茜が浩平にラブラブだー。…これのヒロインてだれ?ちなみに魚の絞り汁。あれは絶対に飲めません!
七「本当は一話から読んでいるんです。すいません」
>BLUE LEAF7
不味いものリストだー。(笑)ちなみにSOMOは、しい●けヨー●ルトのほうしか知りません。水……味見してみたいような気がしないこともなきにしもあらず。
七「ヒロインは瑞佳だったのね。沢口君が不幸すぎるわ」

ひろやんさん
Everything here, only ONE
はじめましてー。椎名らしいところが凄く出ています。純粋さってやっぱいいですよねー。
七「……でもあいつは私の天敵」

Matsurugiさん
>おねめーわく−2
はじめましてー。浩平がものすごく外道です。(笑)
七「3時間に1回も呼び出されるのはきついわ」(笑)
>おねめーわく−3
やっぱ浩平は瑞佳がいないとだめですねー。瑞佳のことだけを考えていて猫の世界に行くなんて…おもしろすぎ。元ネタは知りません。
七「続編に期待しています」

ShaShoさん
>Re:一言だけ、ごめんなさいね
はじめましてー。……よろしくー。
七「こんな馬鹿ですけどお願いします」

うとんたさん
>第一弾〜♪
はじめましてー。ウルトラタロウですかー。なつかしや。
七「笑いました笑いました」
>第2弾です〜
はいはーい。なぜおっぱいかわかりましたー。
>第三弾〜♪
ナデシコですねー。いやいや、第2段はなぜおっぱいかわかったら面白いですよ
>第四弾〜
浩平が○リだったとは…。いやいやSOMOから見たらあなたはすでにゴールドですよ。

バルさん
>セカンドコンタクト
はじめましてー。うわー。みさき先輩に劇を楽しんでもらうためにはこうしたらいいのかー。すごいですよー。
七「ファーストコンタクトは見たことないです。すいません」

幸せのおとしごさん
>ひとりうたうはえいえんの少女
はじめましてー。うーん、何かの詩を思い浮かべたのですが……思い出せない。
七「詩の形式とするととっても素敵です」

犬二号さん
>A錬巡回員の怠惰なる日常・1
はじめましてー。あっ!SOMOも初投稿なんです。犬二号さんほどうまくないですけど。よろしくです。1と見せかけて3がいいな。
七「それにしてもあの巡回員って誰なのかしら」

だー、計20個だな。ではまた会う日までー。
七「だから誰もあんたなんか呼んでないって」