長崎皿うどん 投稿者: SGV-417L
浩平「よお、茜」
茜「……」

昇降口にさしかかったところで、茜の姿を見つける。

茜「…こんにちは」
浩平「やけに他人行儀な挨拶だな…」
茜「…他人です」
浩平「まあ、そうだけどな」
茜「……」
茜「…これから帰宅ですか?」
浩平「一応、そのつもりだけど」
茜「…一緒に帰りませんか?」
浩平「茜…熱でもあるのか…?」
茜「健康です」
浩平「じゃあ、変な物でも食ったとか…?」
茜「今日の昼は皿うどんを食べました」
浩平「…そ、それが原因か…?」
茜「違うと思います」
浩平「そうだよなぁ…」
浩平「じゃあ、いったい…?」
茜「何となくです」

曖昧な返事だった。
でも、まあいいか…。
折角誘ってくれてるんだしな。

浩平「じゃあ、帰るか」
茜「…はい」

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…流れとしてはこんな感じだ。

浩平「なあ、茜…」
茜「…はい」
浩平「毎日一緒に帰らないか?」
茜「…帰りたいです」
浩平「よし、これから毎日皿うどんを食べてくれ」
茜「…はい」

…と、こうなるはずだ。

……。

浩平「なあ、茜…」
茜「…はい」
浩平「毎日一緒に帰らないか?」
茜「…嫌です」
浩平「よし、これから毎日皿うどんを食べてくれ」
茜「…嫌です」

…と、こうなったわけだ。

浩平「…どうして!」
茜「どうしてと言われても」