私には雪見という名前の幼馴染が居て、
楽観的な私に対し、
責任感の強い彼女は私の憧れでもあった。
よくなにも無い所で転ぶ私を、
冗談のやうにからかう事多々有れど、
最後には手を差し伸べてくれるのだ。
嗚呼。
雪のやうに白き手が私を救う。
私は、幼き比に大怪我をしたことが有って、
其れ以来光を失った。
深く。
深く。
見えるのは何処までも続く深い闇。
永遠の光との別れを宣言され、
ベッドの上でうつむく私に、
いつも共に笑い有った彼女は、なにも云わない。
ただ、其処に居るという気配だけがその存在を示して居るのだ。
嗚呼。
私が欲する救いの言葉は未だ、聞こえず。
されど凪。
いつしか躊躇いがちに紡がれた言葉は、
私の持つ闇の中に光を射してくれるのだ。
嗚呼。
ぎこちない伴の言葉が私の心を溶かす。
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えっと、最近買った本の影響大です(笑
感想、本当にありがとうございます―。
感謝してます―。
私からの感想は……待て、次回っ(爆http://www.grn.mmtr.or.jp/~pelsona/