彼は、恥の多い生涯を送っています。
彼には、人間の常識というものが見当つかないのでしょうか。
彼は、身の程とか、分別とか、そのようなことを知らないように思えます。
「あーかーねーさんっ。何書いてるの?」
「…手記です」
「茜さんは手記を書いているんだ?マメだよねっ」
「…いえ」
「違う?じゃ、誰の?」
「南クンのです」
「えっ!?俺の?」
「ハイ。ちなみにタイトルは『人間失格』です」
「…………」
「其れでは、続きを書きたいので………」
彼は、つくづく愚かなように思えます。
社会のピラミッドの底辺――そんな表現が最も近いでしょうか。
どちらにしろ、歩く害虫という感は拭えきれません。
「……茜さん」
「まだ居たんですか?」
「……それ、ちょっとで良いから見せてくれない?」
「厭です」
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
さってと、そろそろイノセントの続き、考えようかな〜。
「其れって何か間違ってると思う……」
はっ!ドッペル詩子!?
おまえ、まだ存在してたのかっ!?
「・・・・・ずっと前からいるわよぅ・・・・」
ポニ子に比べて印象が薄いからすっかり忘れてた・・・・・・
「うぐう」http://www.grn.mmtr.or.jp/~pelsona/