俺は一人、桜並木を歩いていた。 日差しは暖か。桜は綺麗。 たまにはこうしてのんびりと、一人で散歩をするのも悪くない。 そう思いながら歩みを進めていると・・・ アレは・・・何だ? 前方に見える桜の木の下に人間らしい物がたおれているのが見えた。 それを見た俺は――― 1,大変だ、助けなきゃ 2,大変だ、警察に通報しないと 3,大変だ、速く埋めなきゃ >1、大変だ、助けなきゃ 俺は急いでそこに駆け寄ると、倒れている人を助け起こした。 倒れていたのは女の子。何故かセーラー服を着ている。 と、女の子が目を覚ました。 「何するのよっ、このスケベっ!」 どげしいっ。と激しい音を立てて俺の顔に女の子の靴がめり込む。 そして俺は気を失っていった・・・・・ BAD END、3 小さな親切、大きなお世話 >2,大変だ、警察に通報しないと 倒れている人を確認した俺は急いで引き返すと、最寄りの交番に向かって走った。 だが、警官を連れて戻ってきたとき、すでにその人の姿はない。 俺は、何故か大切な出会いを逃した気がした。 BAD END、1 後悔先に立たず >3、大変だ、速く埋めなきゃ 桜のきには死体が埋まっている。 そんな言葉を聞いたことがある。 きっとアレは誰かが埋め忘れた死体なのだろう。 そう思った俺はその人を埋めるべく、木に近づいていった。 だが、その人影に近づいたとき、その人が起きていることに気付く。 青い髪を二つに分け、セーラー服を着込んだ女の子だった。 「・・・こんなところで何をやっているんだ?」 「えーと、わからないんです。ここ、何処なんですか?」 「何処って・・・」 1,ウチャツラヤトツク島さ 2,馬鹿にされてるみたいだ、帰ろう 3,日本のどこかじゃないの? >1,ウチャツラヤトツク島さ 「ウチャツラヤトツク島さ」 俺は何馬鹿なこと聴いているんだ?って風に答える。 「そんな所に桜が咲くかっ!」 しかし、元気につっこんでくる女の子。 結構、威勢のいい性格みたいだ。 「ホントは桜の下」 「見ればわかるわっ!!」 その日は一日中、くだらない漫才で盛り上がった。 NORMAL END、1 相方との出会い >2,馬鹿にされてるみたいだ、帰ろう 「キミ、俺のこと馬鹿にしてるの?」 「馬鹿になんかしてないわよ。ここは何処?私って何者なの?」 春はニューロンの配置が変になりやすい。 俺は下手に関わるのをやめて、帰ることにした。 「私・・・記憶喪失・・・なの?」 そんな女の子のつぶやきも無視して。 BAD END、6 動かない歯車 >3,日本のどこかじゃないの? 「さあねぇ。日本のどこかじゃないの?」 「そっかぁ・・・日本のどこかって所なんですね。ありがとうございます」 女の子は微笑みながらお礼を言う。 それが、僕と彼女の出会いだった TO BE CONTINUE? 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 PELSONA:何となく、気まぐれに、試験的に書いてみました。 元ネタは勿論あれ。PS持ってないからどんなのかは知らないけど。 どっぺる詩子:これって続くの? PELSONA:たぶん、続かない。書いてみただけだし。 どっぺる詩子:無責任な・・・ PELSONA:桜は良いねぇ・・・ どっぺる詩子:聴いてないし・・・http://www.grn.mmtr.or.jp/~pelsona/