今日も今日とて七瀬は乙女である。 「なあ、七瀬」 そんな七瀬に俺は声を掛ける。 「なに?」 「おまえさ、何でそんなに必死で乙女っぽく振る舞おうとするわけ?」 前から思っていた疑問をぶつける。 七瀬はちょっと思案したような顔をしていたが、やがて口を開いた。 「だってほら、今のうちにがんばっておいた方が就職に有利じゃない」 ・・・・・はい? 「それに乙女って年齢制限があるでしょ?」 乙女って就職に有利なのか? 年齢制限って言うのは何となく分かるけど・・・ 「ちなみに、どんな風に有利なんだ?」 またもや新たな疑問がわいてきた俺はわくわくしながら七瀬に聞いてみる。 七瀬はそんなことも知らないの?って顔をしながらも教えてくれた。 「今、コギャルっているでしょ?」 確かに多いよな。最近。 でもそれとどんな関係が? 「だから、需要が高まってるのよね」 需要? 聞き慣れない言葉が俺の耳を通過する。 乙女が世間に必要とされてる・・と? 「で、今のうちに乙女検定でがんばっておくと、大和撫子の資格も取りやすいから」 大和撫子って資格だったのか!? え・・・・・っと。 「そう言うことなら、がんばるしかないよな」 「うん。自分のためだしね」 俺はただ、励ますことしかできなかった。 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 PELSONA:を?なんか10分ぐらい出かけたぞ どっぺる詩子:最近、調子良いよね PELSONA:ん。いまのところは・・・だけど。 どっぺる詩子:この調子で長編も書こうよぉ PELSONA:・・・いまは考えたくないhttp://www.grn.mmtr.or.jp/~pelsona/