欧米風で行こう 投稿者: PELSONA
  今日のトップはニューヨークからの中継です。
  では、バレンタインでにぎわうニューヨーカーたちに話を聞いてみましょう
  「俺かい?俺はジョセフィーヌにチョコと指輪を贈るね。」
  「僕はマリアンヌにチョコレートクッキーを送ろうと思っています」
  「Meザンスか?Meはおフランス製のチョコケーキをシェルファニールにプレゼントするザンス」
  このように、欧米でのバレンタインデーは男の人がチョコレートなどを送ると言うのが一般的になっています
  日本の男性のみなさん。貰うばかりではなく、自分からチョコレートを送ってみてはいかがでしょうか。


「長森、今日は何の日か知ってるか?」
「あ、もしかして私からのチョコが欲しいの?ちゃんと用意してあるよっ」
「馬鹿っ。そうじゃないっ!」
「えっ?じゃあいらないの?チョコ」
「いや、そういう意味じゃなくてだな・・・」
「じゃあ、はいっ!今年もよろしくねっ」
「それはなんか違うと思うが・・・ま、ありがとうと言っておこう」
「どういたしまして」
「って、そうじゃないっ!ほら、これは俺からだ」
「えっ?これなにっ?」
「だよもん星にはそんな風習は無いから知らないだろうがこれはバレンタインチョコだ」
「えっ?バレンタインチョコって普通女の子が渡す物なんだよ?」
「ばーか。欧米では男が女に渡すのが普通なんだよ。ちなみに義理だぞ」
「えっ?あ、ありがと」
「うむ。しっかり味わって食えよ」


「ほら七瀬、義理チョコだ。」
「・・・はい?」
「だから、俺から、七瀬に、バレンタインの、チョコだ。」
「・・・前からそうとは思っていたけど・・・折原って馬鹿?」
「馬鹿はおまえだっ!そんなことを言うならおまえにはやらんぞっ!」
「普通、バレンタインは乙女が男の子にチョコを渡す日なのよ?」
「ふっ・・・欧米では男が渡すんだよ。これからは俺のことをインターナショナル折原と呼んでくれ」
「ふーん。じゃあ貰っておいてあげる。」
「うむ。感謝しろよ」
「感謝はしないけどね。じゃ、これあげる
「ふっ・・・また一人俺の虜にしてしまったか・・・」
「義理よっ!義理っ!ど義理っ!!」
「ふっ・・・照れなくても良いぞ。」
「・・・やっぱそれ返して」
「じゃっ!俺はまだ行くとこあるから」


「よう茜っ!相変わらず不機嫌そうだなっ」
「・・・何ですか?」
「ほら。バレンタインのチョコだ。一番甘そうなのを買っておいたぞ」
「・・・チョコレート?」
「欧米では男が渡すのが普通何だって。朝ニュースで言っていたぞ」
「そうですか・・・ありがとうございます」
「ま、気にするなって。じゃ、俺は行く所あるから」
「・・・待って下さい」
「ん?どうした?」
「・・・・・どうぞ」
「おっ。茜から本命チョコがもらえるとは思わなかったな」
「違います。義理です」
「分かってるって。サンキューな」
「・・・はい」


  くいくい
「服を引っ張るって事は・・・澪か?」
『あたりなの』
「で、どうしたんだ」
『あのね』
『チョコレートなの』
「おっ?くれるのか?ありがとな」
『どういたしまして』
  にこっ
「よし。澪にもチョコをやるからな。」
  ほえ?
「欧米では男が女の子に渡すんだぞ。勉強になっただろ?」
  えとえと
『うれしいの』
「いいって。じゃ、またな」
『またあうの』


「せーんーぱいっ」
「あ、こんにちわ。浩平君」
「はいっ。これ俺から」
「えっ?あ、ありがと」
「どういたしまして。」
「所でこれなに?私、目が見えないから・・・」
「あ、ごめんな。これは俺からのチョコレート。」
「チョコレート?って、普通女の子が渡す物何じゃないかな?」
「ふっふっふ、欧米では男が渡すのが一般的なんだってさ」
「そうなんだ・・・ありがとね。浩平君。」
「どういたしまして。少ないかもしれないけど勘弁してな」
「そんなこと無いよ。とってもうれしいよっ」
「うんうん。喜んでくれてうれしいよ」
「じゃ、これは私から。貰ってくれるかな?」
「えっ?これってチョコ?」
「うん。雪ちゃんと一緒に作ったんだよ。私はほとんど手伝ってないけどね」
「そっか。ならありがたくいただいておくな」
「うん。じゃあね、浩平君」


「椎名。チョコだぞっ」
「ほえ?」
「バレンタインのチョコレート。プレゼントだ」
「・・・ありがと」
「ま、気にするな。家に帰ってから食べるんだぞっ」
「うんっ」
「じゃ、俺は行くから」
「・・・こうへいお兄ちゃん」
「ん?どうした?椎名」
「これ。おかあさんが、わたせって」
「おっ?チョコか。アリガトな」
「みゅっ♪」


「・・・後一つか・・・これは・・・受け取ってもらえないだろうな・・・」
「やあ。久しぶりだね」
「・・・おまえ・・・氷上かっ!?」
「覚えていてくれていうれしいよ。絆は見つかったかい?」
「・・・いや。それよりどうしたんだ?急に」
「今日が何の日か知ってるかい?」
「今日は・・・バレンタインデーだ」
「そう。今日は聖バレンチヌスの日。数々のドラマが生まれる日さ」
「それが何か関係があるのか?」
「これを渡そうと思ってね。せめてもの僕の気持ちさ」
「・・・これは・・・チョコレートっ!?」
「ああ。欧米では男が女の子に渡すらしいからね。最も、君は男だけど」
「・・・これは俺からだ」
「!?君も僕にチョコレートをっ?」
「・・・ああ」
「そうか・・・そういうことか。うれしいよ。」
「おまえは・・受け入れてくれるのか?」
「もちろんだよ。残りの日々は君のことを考えながら過ごすって言ったはずだけど?」
「そうか・・・そうだったな。ありがとう。シュン」
「いや、良いんだよ」
「こんな日に絆がみつかるなんてな・・・感謝しなきゃな。バレンタインデーに」
「じゃ、行こうか?二人になれる場所に」
「・・・ああ」
「ハッピー、バレンタインだね」
「ああ。ハッピー・バレンタインだ・・・」

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PELSONA:バレンタインネタの2個目。会話文オンリーのSSにチャレンジしてみました。日曜日は休日だと言うことは秘密だ(笑)
どっぺる詩子:それは良いとして最後のは何?
PELSONA:最後?何か変なところでもあった?
どっぺる詩子:変・・・・っていうか、どういうこと?薔薇?
PELSONA:ご想像にお任せします。
どっぺる詩子:逃げたわね・・・じゃ、次のさんこめで合いましょう〜