しゃべれるって素晴らしい 投稿者: PELSONA
  くいくい
誰かに服の袖を引っ張られ、俺は振り向いた。
「お、澪じゃないか」
「「こんにちわなの」」
澪は相変わらず元気がいい。
ちょっとオーバーアクション気味だがそこも魅力の一つだろう。
「で、何かようか?」
俺が聞くと何かを一生懸命書いている。
と、勢いよく突き出されたスケッチブックには
「「スケッチブック無しで会話ができるようになったの」」
とかいてある。
マジ?
まさか手話ってことはないだろうな・・・
と思ったので聞いてみた。
「「ちがうの」」
それを聞いて安心。
手話なんか覚えるの大変そうだしな。
「で、どうやってスケッチブック無しで会話するんだ?今やれるか?」
その言葉を聞くと
  うんうんっ
って二回大きくうなずいて、スケッチブックを俺に預けてきた。
「「はじめるの」」
と書いてある。
・・・なかなか芸が細かいな

  ささささっ、さ、さささっ
 
・・・・・踊ってる
というか、これはジャスチャー?

  かさささっ、さっ、がさささささっ

どう見ても踊りだ。

  ささっ、さっささっ、がさっ

俺はできるだけ優しく言ってやった。

  「ぜんぜんわからん」 

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澪ファンの方ごめんなさい^^;
思いついた物で・・・