Party ―輝く季節の中で― 投稿者: Laugh Cat
カランコローン
瑞佳「あっ、七瀬さん来てくれたんだ。」
留美「うん。瑞佳の赤ちゃんが見たくて。」
瑞佳「いいよ。ほら。」
茜「かわいいですよね。」
留美「ほんと。でもお父さん似かな?」
瑞佳「そうね。耳とか口の形とか、彼そっくり。」
南「そろそろ飲み物出すけど、茜、何飲む。」
茜「まだ、いいです。」
住井「南ぃ、人妻に手ぇ出すなよ。」
南「馬鹿か、おまえ」
住井「七瀬さん、何飲みます?」
南「話を逸らすなっ」
留美「えっと、じゃあヴァイオレットフィズを。」
住井「永森さんは?」
瑞佳「私まだあるから」
留美「何飲んでるの?」
茜「アイスカフェオレですって。」
留美「…変わってないな。瑞佳は、」
留美「それはそうと、あの人たち何やってるの?」
瑞佳「久しぶりだから、浩平をびっくりさせるんだって。」
詩子「茜ぇ、手ぇ貸し手」
茜「嫌です。」
瑞佳「そうよ。里村さん今大事な時期なんだから。」
留美「えっ、じゃあもしかして」
茜「六週目に入りました。」
留美「おめでとう。でもくやしいなぁ」
瑞佳「大丈夫だよ。七瀬さんにもすぐに出来るよ。」
詩子「ちょっとぉ、友達甲斐ないわよぉ」
留美「私、ちょっと行って来る。」
瑞佳「そんなっ、七瀬さんまで」
留美「こうゆうのって、ワクワクするのよね。」
カランコローン
詩子「ああっ、澪ちゃん来てくれたんだぁ」
澪『こんにちわ』
瑞佳「じゃあ、こちらが川名先輩?」
みさき「えーとっ、永森瑞佳ちゃんかな?」
瑞佳「ええ、そうです。よろしく先輩。」
みさき「よろしくね、瑞佳ちゃん。あとみさきって呼んでほしいな。」
瑞佳「あはっ、そうですね。」
茜「里村茜です。」
みさき「よろしくね。」
詩子「柚木詩子でーす。よろしくぅ」
みさき「よろしくね。」
瑞佳「七瀬さーん。こちら上月澪ちゃんと川名みさきさん。」
留美「七瀬留美です。よろしくお願いします。」
澪『よろしくなの』
みさき「よろしくね。」
茜「今日は澪ちゃんが案内したんですか?」
みさき「澪ちゃんは一緒に来ただけ。雪ちゃんが車を運転してくれたから」
茜「雪ちゃん?」
澪『演劇部の先輩なの』
深山「みさきったらそんなことぜんぜん言わないんだもの。今日の事だって上月さんに聞くまで知らなかったんだから。」
みさき「そんなことないよ。」
深山「でも私はみさきから聞いた覚えないわよ。」
みさき「雪ちゃんこの頃耳遠くなったんじゃ?」
深山「みさきっ」
留美「まあまあ。南君、席に案内してあげて」
南「どうぞ。」
留美「ところで瑞佳」
瑞佳「なに?」
留美「あの子は来ないの?」
瑞佳「ああ、繭ね。ちょっと遅くなってから来るって。」
留美「そうなんだ」
瑞佳「繭ねぇ、変わったよぉ。七瀬さんきっとびっくりするから。」
留美「ほんとぉ」
カランコローン
瑞佳「あっ」
「Happy birthday KOHEI!!」




SSは初投稿になります。
ONEの十年後くらいの世界を書いてみました。
ご覧になれば分かる通り浩平の二十ウン歳の誕生日ですが、
ちょっと同総会っぽくしてみました。
あえて詳しく書く事を避けているので、いろいろ推測してみて楽しんでください。

しかし今まで否定し続けてきたパロディ小説を自分が書くようになるとは(^ ^;)