act.3 ずがん、と…ひどく、『痛そう』な音がした。少しひびの入った壁から、ほこりがぱらぱらと落ちる。 「…また、壊したか」 ため息をつくように彼女は言った。すらりとした細身のシルエット、ストレートのロングヘアに囲まれた、細い顔。肩には、緑色の羽を持つ小さな鳥がとまっている。 腕を組んで、その女性はじっと、壁際で起きあがろうともがいている少年を見つめていた。 「外でやるべきだったな。今日は天気もいいんだから、もったいない」 「………!!」 ぎっ、と相手をにらんだ少年が、獣じみた勢いで跳躍する。相手の脇をすり抜けるように疾って、そのまま壁を蹴り、三角飛びの要領で天井すれすれまで跳ぶと、相手の頭上から襲いかかった。 女性のほうは、一歩も動かなかった。ただ、一言つぶやくように言った。 「シームルグ」 と、突如肩にとまっていた緑色の鳥が、瞬時に大きく翼を広げ、風が渦巻いて少年をはじき飛ばした。もんどり打って床にたたきつけられる小さな身体。 「う…ぐっ………」 身体中、打ち身だらけになりながらも少年はまた起きあがった。ぎらぎらと、憎悪の光をたたえた瞳が目の前の女性を映している。呼吸が、荒い。 「まだ続けるのか」 静かな声で、彼女は問いかけた。凍りそうなほどに冷徹な目で、相手の視線を正面から受け止めている。 「力の加減も分からんうちに、あまり暴れたら壊れるのは自分のほうだぞ…あいにく私には腕力がないので、おまえを力ずくで抑えることなどできないしな」 その声が聞こえていないように、少年はまた飛びかかろうとする。と、その動きがとまった。喉を押さえ、かきむしるような動きをする。 「………っ!!」 いつの間にか、彼女の肩から鳥が消えていた。かわりに少年を、淡い緑の輝きが取り囲んでいる。その光が少年の周りから、呼吸できる空気を奪っているのだった。ふっ、と急に光は消え失せ、糸が切れたように少年はその場に膝をついて、うつぶせに倒れる。同時に、ふわり、とまた女性の肩に鳥がとまる。 先ほどとは姿を変え、大きな猛禽の姿…風の精霊を封じた幻獣、シームルグ。 「見ろ、この部屋を」 はあ、はあ、と荒い息をつく少年に女性は言った。 「まるで廃墟じゃないか。これだけ暴れれば十分だろう…もう休んだらどうだ?」 その言葉通り、部屋の壁はいくつもの亀裂が入り、調度らしいものは跡形もなく粉砕されて、原形をとどめるものはなかった。 「もう分かっただろう。おまえの力は大きいが、自分ではろくにコントロールもできない。それではいくら向かってきても、結果は同じだぞ」 「………………ん、っで…」 かすれた声が、少年の喉から漏れた。 「なんだ?」 「………なんで、俺を…俺、だけっ、…助け、たん…だよっ…!!」 必死に身体を起こしながら、絞り出すように少年は叫んだ。低く、呪詛を込めたような声で。 「………死にたかったのか?」 長い沈黙の後に、彼女は訊ねた。少年は答えず、ただ、相手をにらむだけだ。 「おまえの妹と、一緒に死ねれば本望だったか? だが、それで妹が喜ぶとは思えないのだがな」 少年は、がん、と床を殴りつけた。敷き詰められた石の破片が飛び、裂けた皮膚から血がにじみ出す。 「あんたが…あんた達が来たから、俺の村はっ、俺が生まれたっ………!」 彼は、叫ぶことしかできなかった。ただ、憎悪に包まれて。喪失感を、激情で埋めるように。 「…そうだな」 彼女はやがて、息をつくように言った。 「おまえの言うとおりだ。だが、おまえはそれを悲しむだけなのか。そうやって、嘆き悲しんでいるだけで終わらせるつもりなのか、おまえは?」 無言のまま、少年は床を蹴った。飛びかかり、そして跳ね飛ばされる。壁にたたきつけられながら、それでも獣じみた敏捷さで足から床に降り立った。また、背中を丸めて跳躍しようとする構え。 「待って!」 悲鳴のような声とともに、部屋に小さな少女が飛び込んできた。まっすぐ、少年に向かって駆け寄る。同じくらいの背丈の彼を、全身で包み込むように抱きしめる。 「やめて…もう、やめて。あなた、傷だらけだよ!」 乱暴に、それを払いのけようとする少年。しかし少女は離れなかった。より力を込めて、抱きしめる。 「お願い…やめて」 嘆願は、少年よりもその前に立つ、彼女へ向けられていた。 「アクア、離れろ」 「いやだよ…おかあさん、もう、いいでしょ? こんなの、ひどいよ…」 泣きじゃくるように、肩をふるわせて。少女は――アクアは言い募る。それに彼女、アクアの母親であるセレスは、じっと黙ったまま、答えようとしなかった。 唐突に、闇の中に光が射し込んできたような感覚とともに目が覚める。 それは比喩ではなく、ただ東側の窓から朝日が射し込んで、部屋の中を照らし出した結果だった。気づくと、テーブルの前に座ったまま、眠り込んでしまっていたのだ。 「あ…あれ?」 前後の記憶があいまいなまま、アクアは周囲を見渡す。昨日は、確か夕飯の準備をしようとして、二人分の野菜類を切って…。 「あ…準備が終わったら、ほっとして眠っちゃったんだ…」 がっくりと肩を落として、ため息をつく。その背中に、マイオがかけておいたのだろう、薄いタオルがあった。その事実がよけいに彼女を落ち込ませた。 「なんだろう…最近、ぼーっとしすぎだよね、わたし…」 眠りが浅いせいだろうか。最近一日のほとんどを寝て過ごすようになって、しかしそれでも疲れがとれない。なんだか、ひどく…朝が来るのが、怖い気がする。いや、怖いというのではなく…。 「駄目だよね、しっかりしないと。コウがいないからって」 自分を叱咤するようにつぶやいて、ばっと立ち上がる。 リビングから出たところで、階段を上がったところにある客室のドアが開いた。今その部屋を使っているのは、マイオである。 「あ、マイオちゃん」 頭上に向かって声をかけると、地族の小さな少女は全開の笑顔を向けて、アクアのほうに駆け寄ってきた。 「ごめんねえ、夕飯の支度もしないで…」 すまなそうに言うと、マイオは笑顔で首を振った。 『あまり食べなくてもいいから、平気なの』 強がりという様子でもなく、石板にそう書いてみせる。もう一度謝ってから、アクアはマイオと二人で朝食の準備にかかることにした。 「いくら、勝ったからってねえ…」 あきれかえった口調で、ルウがつぶやいた。昨夜の、狂乱を極めた大騒ぎのあと。ギルドの仮設テントはがらんとしていた。夜通し飲んでいた連中は、いまだ起きられないようだ。 「この状態で、今襲われたらどうするのよ…緊張感がないんだから」 ため息をつく。彼らは、本当にいろいろな意味で戦い慣れていない。今まで、相手にするのは魔獣の群程度だった。人間と人間のぶつかり合いは、彼らには未知の領域なのだ。 「心配なかろう。動きはまだない」 グラスを磨きつつ、マスターが言う。こうしていつもグラスを磨いてる気が…このクロスとグラスを持っている時間のほうが、手放している時間より長いのではないだろうか? 「だらけすぎよ。まったく…コウだって、まだ起きてないんじゃない?」 「んあー、あいつか。しばらく外にいると言ってたが…」 「え? 宴会に参加してなかったの?」 「怖がられるから、やめとくとさ」 言葉を失うルウ。そういえば、コウの力のほどを知らない人間は、ギルド内部にも多くいたのだ。 「…これから、どうなるのかな」 なにが、とは言わない。マスターには、それでも何が言いたいのか分かる。 「さてな。コウはともかく、これからあの連中のほうがどう出るか…受け止めてやれるかどうか、それが問題だな」 マスターの言うことは突き放した言い方に聞こえるが、結局、彼らにできることはなにもないのだ。コウは人の範疇を超えた力を持っていて、それが広く知られるようになるほど、孤立していく。 それを覚悟した上で、コウは戦おうとしている。今までひっそりと築いてきた、平穏な日々を捨てて。…それは、なんのため? 「コウは」 ふと、自然にひとつの名がルウの唇からこぼれた。 「アクアのこと、どう思ってるのかな」 マスターは首を傾げる。 「んあ…どう、とは?」 「あたしの見たところだと、コウはアクアのこと、すっごく大切にしてる、と思うのよね。でも一歩も二歩も退いた感じがして…お互いが、お互いを遠ざけすぎてる気がするの。見ていてちょっと、もどかしくなるくらいね」 即席のカウンターの上で、ルウは頬杖をつく。 「それって…やっぱり、コウの妹さんとか、アクアのお母さんとか、その辺が原因なのかしらね?」 マスターは手にしたグラスを、ことん、と下に置いてルウをまっすぐ見た。 「聞くか?」 「…え?」 「あいつがまだ、話してないことがある。あんたがあいつらの力になってくれるというなら…」 「で、でも…いいの? コウのいないところで…」 「あいつは、聞かれたら話してくれと言っていた。コウとアクアが、距離を置く理由。それもあいつの過去にある…話してもいいな?」 信用してもいいんだな。視線が、そう言っていた。ルウはわずかに間をおいて、力強くうなずいた。 「うむ…まあ、なんだ。コウの話はだいたい聞いているだろう」 「ええ。故郷の村が獣魔に襲われたとか…あと、妹さんが死んで、村も獣魔に完全に滅ぼされたとかそういうことなら」 「そう言ったのか?」 「え?」 「コウは、獣魔が村を滅ぼしたと言ったのか?」 「い、いいえ…ただ、完全に消滅していたとしか言ってなかったけど」 「そうだよ。消滅したんだ。ただし、それはあったものがなくなった、ってだけのことじゃないんだな…完全に、最初から、なかったことになってるんだ」 重い声で、マスターはそう言った。ルウは瞬きして、そのマスターの顔を見る。 意味が、つかめなかった。 「あの…ごめん、わからないわ。どういうこと?」 「連合国ナユタから、北西に二十キロほどか…山間にある窪地だよ。そこに、村なんてものがあったと、知っている人間は誰もいないんだ。どこかの隠里の話ならともかく、近辺にいくらでも人里はあるし、交流だってあったはずだ。それなのに、そこいらの連中口をそろえて、そんな村は知らない、と言うんだな」 淡々と語るマスターの言葉に、次第に血の気が引いていくのをルウは他人事のように感じていた。 「え…じゃあ、コウの生まれ故郷って…?」 「事件直後から半月くらい、あいつは半狂乱になって探し回ったらしい。自分の故郷があったという証拠をな…だが、全部徒労に終わった。古い記録をいくらひっくり返しても、そこに人が住んでいたという記述は一行もなかった。…ただ壊滅して人が皆殺しになったってだけなら、あいつもあそこまで荒れなかったかもな」 マスターはポケットから小さなガラスビンを取り出して、片手でふたを開け、その中身を一息であおった。そして、ほう、と息をついた。 「…でも、コウは嘘を言ってはいない。確かにそこには、かつて村があった。そういうこと?」 「少なくとも、わしはそう思っているがな。ルウ、あんたなら信じられるか?」 思わずルウは、マスターから目をそらしていた。 「そんな…わかんないわよ。だって、どうしてそんなこと…。コウは、あの時なんで、それを話してくれなかったの?」 「そりゃ、自分が認めたくないからだろ。自分の口から言ってしまうと、そのときにそれが現実になってしまう…そう思っていたのかもな。あいつはまだ、自分の村が消えてなくなったと思ってない。まだどこかにあるはずだ、それが見えないだけだと思ってる」 ルウは身震いした。薄ら寒いものが、背筋を這い降りたようだった。 「だけど…だけど、どうして? なんでそんなことになったの?」 マスターは黙ったまま、グラス磨きを再開していた。長い沈黙が降りる。 「もうひとつ…コウの知らないことだが、こんな話もある」 やがて、前触れもなくぽつりとマスターが口火を切った。 「なに?」 「コウの、名前のことだ」 「名前…? それが、どうしたの?」 「あいつの名付け親とは、ちょっとした知り合いでな。こんな話を聞いたんだ…コウは、劫を意味する、と」 「劫?」 「カルパ、ともいうな。観念的な時間の単位で、世界が生まれてから滅びるまでという、永遠とも思えるほどの長い長い時間を表すそうだ」 ルウはせわしなく瞬きした。 「それが? コウの故郷が消滅した話と、何か関係があるの?」 「さて、な」 マスターはあっさりと肩をすくめて見せた。 「なによ、それ…分からないってこと?」 「分からん。ただな…」 深いため息をついて、マスターは言った。 「あれは、えらく危ないんだ」 「あれ、って…?」 「コウは、な。あれは一人にしてはいけない、絶えず誰かに名前を呼ばれないといけない…そう言うんだな。だから、あれが友達となれるような人間を探してやってほしい、そう頼まれた。ギルドを作ろうと考えたのも、ひとつにはその頼みがあったからだ」 ルウは首をひねって、マスターの言った内容を反芻していた。 「あの、ごめん。よく分からないんだけど…」 「そうか。まあ、言った当人が理解してないからな」 「…あのねえ、マスター。からかってる?」 「いいや」 涼しい顔で言って、またひとつ、磨き終えたグラスを積み上げる。その泰然とした態度に、ルウは無性にいらだちを覚えた。 「ちょっと、出かけてくる」 「んあ?」 「コウのこと探してくるから。このままじゃ、奇襲でも受けたらひとたまりもないでしょ」 「ああ、そうか。じゃ、頼むわ」 ルウはこめかみのあたりを指でもみながら、返事もしないでテントから飛び出した。 「あ、ルウさん」 テントをでたところで、サリィに出会う。コウと、アクアとは長いつきあいだというが…あの時。アクアが怪我をしたときに、コウが見せた姿を彼女も知っているのだろうか? 「ああ、いいところに。コウの奴知らない?」 「コウ? どうかしたんですか?」 首を傾げるサリィに、ルウはどっと脱力した。 「のんきなのばっかりね、ここは…。今、戦時下だって分かってる?」 「ああ、そういうことですか。コウならさっき、砦のほうを見てくると」 「へえ。ちゃんと考えてるのね、あいつ」 「他にも数人、チームで交代制の見張りをつけてますから。動きがあったら、すぐに知らせが来るはずです」 「あ、そ、そう。…なんだ、やることはやってるんだ」 のんきと決めつけていたことが申し訳なくなって、ルウはぎこちなく鼻の頭をかいた。 「コウに、何かご用ですか?」 「あ、ううん。そんなんじゃないけど。じゃあ、あたしも様子を見てくるかな…」 「あれ」 突然、サリィは怪訝な顔をルウに向けた。いや、ルウではなく、その向こう側を見ているようだ。振り返ると、険しい顔をしたコウがこちらへ向かって歩いてくるところだった。 「あ、コウ…どうしたの?」 目の前に歩いてきたコウに訊ねる。すると、コウは今にもつかみかかりそうな勢いで言った。 「アクアを見かけなかったか?」 「え…?」 ルウは絶句した。その後ろで、サリィが怪訝な顔をして言う。 「アクア? 見かけてないわよ」 「そうか…」 コウはため息をついて、周囲をきょろきょろと見回す。 「アクアがいたの?」 「分からん。ただそれらしいのが…バルハラの、砦の近くにいた」 「そ、そんな馬鹿な!」 思わずルウは大声を上げていた。 「だいたい、アクアは家で留守番してるんじゃないの? 来ているはずないじゃない」 「あいつが、いつも通りのあいつならその通りだ。だが今は…」 「なに、それ…」 「あ…いや、なんでもない」 コウは首を振って、疑念を振り払おうとするようだった。 「たぶん、俺の見間違いだろう」 首を振りながら、コウはテントのほうへ歩いていった。 「…ねえ、サリィ」 ふと、ルウは声をかける。 「はい?」 「ここからスバルまでって、かなり高い山とかあるから楽な道じゃないけど…直線だと、そんなに距離ないんじゃない?」 「直線で…ああ、アクアが幻獣の力で飛んできたんじゃないか、と思ってるんですか?」 「ん。あ、でもそんなに遠くまでいけるもんなのかな?」 「さあ…あの子の力だったら、できると思いますが。なにしろ、力の上限を知りませんから何とも言えませんけど」 「なに、そんなにすごいの?」 「て、いうか…今まで全力を出したことないんですよね。コウが、そうしないといけなくなる前に全部片づけますから」 「ああ、なるほどね…」 しばらくじっと考え込んで、またサリィに顔を向ける。 「ねえ…アクアって、家を頼む、と言われたのにそれを放り出してくるような子なのかな?」 「え? それは…きっと、違うと思います。あの子は人一倍責任感の強い子ですから。融通が利かないともいいますけど」 「そう…」 サリィと、アクアの意見は一致していた。普段のアクアなら、まずここへ来ることはない。コウが、それを望んでいないのだから。 だが、コウはなにを懸念しているのか。アクアがいつも通りでない…それは、一体なにを意味しているのか? 胸が、騒いでいた。それは予感…ひどく悪い、何かが起きようとしている予感だった。 ********** 美沙「一ヶ月、400字詰めに20枚…も、いってないわね」 ――あっはははは(^^; 美沙「で、これが今年最後の投稿になるの?」 ――たぶん。すぐ続きは書くつもりだけど、年内は無理かな。 美沙「短いのも書けばいいのに」 ――いいネタがあったらね。所詮、思いつきで書いてる人間だから。 美沙「で、これから佳境ね。最初の山場」 ――予定通りなら。それはそうと、今回マスターが何か言ってますが、この記録が解放されるのは遙か先なので、当面は忘れてください。 美沙「…記録とか解放とか、使い方を間違えてない?」 ――いいの。言ってみたかっただけだから。 >北一色様 いや、いいです。こういうシンプルなネタは大好き。しかも、繭という字のインパクトが遺憾なく発揮されてるし。…モスラかと思っちゃったけど(笑) >変身動物ポン太様 いや、健気だねえ(笑)。浩平の“漢”の言い訳(爆笑)を聞いてもまだ、浩平と一緒に温泉に行ってくれるなんて。そもそも、二人きりで行きたかったというのが…いいねえ(爆) >PELSONA様 「行かないんですか? 置いていきますよ?」のところで、安堵のため息をついた自分。もちろん、浩平のためじゃなくて、茜のためです、はい。この子、他人を傷つけながら自分も傷つく感じがするしね。 >から丸&からす様 苦しんでいる人しかいない。浩平も、ひかりも、瑞佳も。かなり、きついです。…でも、ひかりは。自分が不幸だと自分で思っている間は。決して救われないと思う。まあ、そんなこと誰にでも言えるけど。 セレス・ロングウッド。この女性は、自分がかつて描いた「理想の女性」を模索したあるキャラを、その性格だけ流用したものです。つまり、自分のツボというわけです(爆)。 彼女が何者であるか、というのがこの話の最大の謎と直結していまして、たぶんこれは誰にも予想できないでしょう。ふっふっふっふ…。 というわけで一番のお気にな彼女ですが(年上趣味ではないぞ)、残念ながらこの先出番はあまりないと思われます。もう死んでいる人ですし。いや、死んでいるというのも本当は正確じゃないが…それはともかく。 毎度毎度、お待たせして申し訳ないですが、誠心誠意、書いていくつもりです。呼んでいただけたら嬉しいです。 またお会いしましょう、ではでは。 http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4203/