D.S chapter.2 投稿者: GOMIMUSI
  act.2


 昼が過ぎると、ジュールの仕事は一段落する。さらに時が経って、客の入りが落ちてきた頃、彼はカウンターに席を占めた。
「えらい騒ぎだよ、バルハラは」
 グラスを磨いているマスターに、渋面で言った。
「たかだか町ひとつ攻略するのに、三万の軍勢で攻め入るって話だ。いつこっちに攻め入ってくるかっていうのはまだ分からないけど…何を考えてるんだろうね、連中」
「ん〜、異能者がそれだけ恐ろしいってことだな」
 マスターは顔を上げもしないで答えた。
「仮に猛獣がしゃべることができて、何もしないって約束しても、そしてその約束が破られないとしてもだ。自分の命をどうとでもできる相手の前で、おまえは平静でいられるか?」
「さて、どうかなあ…猛獣なら別に、いいんじゃないかな?」
「そりゃ、おまえが猛獣よりかわいげがないってだけのはなしだ」
「あ、今の傷ついた…」
 他愛のないやりとりを交えながら、ギルド幹部の秘密会談は続く。
「ま、確かに異能者嫌いだよな、バルハラってとこは。そのくせ今回は、魔道士とかで軍を編成しているらしいぜ。前回の失敗をふまえて…ってことらしいけど、いかにも素人考えだよな」
「そう甘く見ることもできんぞ。魔道士の傭兵部隊となったら、かなり強力だ。精霊系の魔道士は人数も多い。統制がとれていれば、こっちのほうが不利になる」
「なるほどねえ。こちらは一人一人の戦闘力が頼りだからな…。ばらつきがあるって事か」
「うちの連中はくせがあるからなあ…こんな大がかりな戦いなんて経験したことがないやつばかりだ。狩りと戦争は全くの別物だ。どこまでやれるか…」
「またヴァーミリオンがでてくれば一発だけど」
「冗談じゃない」
 マスターは憮然としていった。
「いくら敵だからって、皆殺しにしちまうような奴の力を借りられるか」
「そりゃ、ね…。そうそう、バルハラの王子さんのほうは、反戦論唱えていて孤立しているらしい。今じゃ軟禁状態だって」
「ほう?」
 マスターは顔を上げ、目を光らせた。
「じゃあ、こっちに引き込むことができるかもしれんな」
「どうやって? 相手は王宮の中だ。それに煙たがられていても、次期国王だぜ?」
「…ふむ」
 グラスを下において、マスターは髭を引っ張りながら考え込む。
「あの王子が軽んじられているのって、実は異能者に生まれなかったからだ、なんていう噂があるんだ。強力な力があれば、せいぜい利用してやれたのにってとこか。それってずいぶん勝手な話だと思わん? …マスター、どうかした?」
「…そういえば、バルハラのミグは第二王子だったな?」
「そうだけど?」
「おまえ、第一王子の話を聞いたことはあるか?」
「…え?」
 きょとんとした顔で、ジュールはマスターの顔を見た。
「わしゃ、第一王子の話を聞いたことがない。病死とか、そんな話もない。なのに今、王位継承権で一位は、第二王子のミグ…いったい、なんでだ?」
「さ、さあ…」
 考えたこともない、という顔でジュールは首を傾げる。
「気になるな。忙しいところすまんが、ちと調べてくれんか。もしかしたら…」
 途中で言葉を切ったマスターの顔を見上げる。その視線はドアのほうを向いていた。振り返ると、黒髪の少女がこちらへ向かって歩いてくるところだった。通い慣れているだけあって、盲目とは思えないほど、その足取りは確か。
「こんにちは、マスター」
 ジュールの隣に座って、ミスティは笑顔で言った。ショールを肩にかけた町娘の格好が、この人の場合不思議な気品がある。
「…あんたか」
 嫌そうな顔でつぶやいたジュール。声から相手の様子は伝わっているだろうに、ミスティは屈託のない笑顔で話しかけてくる。
「その声、ジュール君? お久しぶりだよね」
 舌打ちが漏れそうになる。別に、彼女のことが嫌いというわけではない。
 ただ、正体の知れない人間に気を許すことは、彼のポリシーに反するというだけだ。得体の知れなさでは、彼女くらい得体の知れないのはそういない。マスターは、彼女のことをどうとも思っていないのだろうか?
「んあ、今日は友達は一緒じゃないのか…つまらん」
「あれ? マスターってシアちゃんが好みだったりする?」
「いや。だがあの子、ファンが多いぞ」
「ふーん、そうなんだ。知らなかったよ」
 …会話が弾んでいた。こうなると、自分だけ警戒しているのが馬鹿みたいではないか…コウとも、いつの間にか友達のようになっているし…。
「俺…帰る」
「おう。さっきの件、よろしくな」
「了解…」
 ぐったりと肩を落として帰っていくジュールを振り返り、ミスティは小首を傾げた。
「元気なさそうだね」
「ま、いろいろと複雑なんだろう」
 取り合う様子もなく、軽い口調で返すマスター。何となく父親を思わせるその態度に、ミスティはくすくすと笑う。
 食事しながら話しているうちに、ふとミスティがつぶやいた。
「のんきだよね、私たち…」
「んあっ、のんきだあ? 戦争ひかえてるのにか?」
「そうやって、戦争のことなんか考えていられるところがすでにのんき」
 ふふっ。グラスにつけた唇が、艶やかな笑みを刻む。それは、紅を引いたような深紅。
「この世界が、壊れかけているっていうのに…」
「そのことなら、一時棚上げだな。魔剣持った例の男が、今どこにいるかも分からないではなあ」
「マスター」
 ミスティは声をひそめるようにして言った。
「これ、誰にも内緒ね。彼が何もしなくても、世界は壊れるよ」
「…そうか」
 その言葉をどう解釈したのか、マスターの様子は変わらない。
「そう。壊れて、何もかもなくなって、それでおしまい。彼は、自分の大切なものを守ろうとしているだけ」
「じゃあ、世界を壊そうとしているわけではない、と?」
「壊すけどね。そうまでして、守りたいものがある…そういうこと」
 ことん、と空になったグラスをカウンターに乗せる。
「じゃあ、ごちそうさま。もう帰るね」
「今日は少ないな?」
「貧乏なんだよ」
 明るい笑顔でそう言って、ミスティは店から出ていった。首を左右にゆっくりと振りながら、マスターはグラス磨きを再開した。


 通りに出ると、ミスティは空を仰ぐ。
 高台にあるこの店。いつも風が吹いているのを、感じることができる。今の風は、夕暮れの少し冷たい風だ。
 風が好き。遠くを見てきた風が、耳元に自分の知らない世界のことを語りかけるようで。未来をのぞいても見えない、世界の秘密を教えてくれるようで。
 けれど、今の風は。
(…これは、世界の悲鳴。この星の警告)
 目を閉じたまま、歩く。開いても関係はないが、ゆっくりと、心を落ち着けるために。
 たどるべき道は頭の中に思い描き、その上にある靴音を避けながら。目が見えている人より確かに、なんの障害も感じさせずに歩いていく。
 一人になると、彼女の表情からは人なつこさが消える。
 ただ静かに、厳しくこの世界を見つめているものの顔になる。
 やがて、その背中は人混みの間に埋もれて見えなくなっていった。


 日が沈んだ港の近くで、コウはしばらく歩き回った後、道の傍らに腰を下ろしてため息をついた。
 喧嘩をしに来たのだ。しかし、今日は酔っぱらいがほとんどいない。…緊迫した空気。戦乱が近づいて、それどころではない、ということだろう。
「ちぇっ…俺だけ馬鹿みたいじゃないか」
 自分で言って、苦笑する。認めるにやぶさかではないが、なんだか悔しい。
「帰るか」
 腰を上げて、家に向かって歩きだしかけたとき。意識せずに、その足が止まっていた。
「………?」
 なぜ自分が立ち止まってしまったのか、その場で少し考える。顔を上げて、その行く手に人影を見出したとき、ああなるほど、と思った。
 見た瞬間に、ぞくりとするようなものを感じたのだ。
 細身の影だった。体力だけが自慢の荒くれとは、明らかに違う。女…か?
 正体を見極めようとして顔をのぞこうとしたとき、ゆらり、と影が動いた。
「!!」
 剣を抜く音がした、と思った刹那にコウは上体をそらして突きをかわした。ぼっ、と音がして頭の横を何かがかすめる。鋭い強烈な突き。
「こりゃあ…」
 一瞬で全身に緊張が満ち、コウは身構えた。相手は明らかにやる気だ…しかも、強い。
(やれる、か?)
 わずかな躊躇の間にも、相手はさらに仕掛けてくる。細身だが刀身の長い剣。ほとんど身長と同じほどもあるそれを、正体不明の剣士は楽々と操っていた。
 しなやかに曲がるその刃は、鞭を思わせた。こんな細い刀身では、ものの役に立つとも思えない。しかし、相手の足下できゅっ、とかすかな音がして身体ごと渦を巻いたとき、その刃は電光のようにコウをかすめて袖を切り裂いた。
「!!」
 バックステップを踏んで頭を下げる。ぼっ、と空気に穴のあくような音がして、剣先が少し前まで眉間のあった空間を貫いた。
 ひゅん、とまた空気が鳴る。
 驚くほど遠い間合いから斬撃が落ちかかってくる。かわしたコウの視界に、相手のシルエットが頭をしたにして一回転する様子が映った。
 コウはとまどっていた。見たこともない奇妙な剣。使い方を誤ればあっさりへし折れてしまいそうなそれが、まるで生き物のように変幻自在に襲いかかってくる。しかも、動きの先がまるで読めない。
 円を描く舞踏のような足取り。リズミカルなのに思いもしない動きをする。そして…目を奪われるほどに、その動作は美しかった。
 剣の舞…。そんな言葉が浮かんだ。まさに、この相手は美しい舞い手だった。
「へへっ…」
 高揚感に乗せられている自分を感じて、コウは苦笑する。そして、すっと腰を落とし、やや前傾して構えたまま動きを止めた。
 ほんのわずか、相手の動きに迷いが生じた。しかし、コウは動かない。遠い間合いから、鋭く斬りかかってくる。
 ぱしっ!
 剣の軌道に、コウの拳が下からたたきつけられた。剣の腹に打撃を加えられて、リズムが崩れる。
「あっ…」
 小さな声が上がった。すかさず踏み込んで相手の腕を押さえる。勝負はついた。
「…驚いた」
 長い、ウェーブのかかった髪の中で女剣士の顔が艶やかにほほえんだ。
「もっと、力ずくの戦い方しかしないものだと思っていたわ」
 少しきつい印象を与えるその目に、見覚えがあった。戦意が消えた相手の腕を放しながら、コウは眉を寄せる。
「あんた…シンシア・スノウフレイクか。神殿の聖剣士が、なんでこんなところに?」
「あなたを見極めるため…知りたければ戦ってみろって、そう言われたのよ」
 後ろに向かって髪を掻き上げながら、シンシアは言った。
「俺を見極める…?」
 怪訝な顔をしたコウ。すると、シンシアのさらに背後から、声が響いた。
「君がなぜ、こんなところで喧嘩なんてするのか。ただの弱いものいじめじゃないか…そう、シアちゃんは思っていたから」
 ぴくり。
 肩をふるわせて、コウは振り返る。シンシアはすっとその場に片膝をついて、声に向かって頭(こうべ)をたれた。
 海へと続く闇、そこに、さらに深く闇を凝らせたような…人影。
 闇と見えたのは、漆黒の髪だった。風になびいて、意志あるごとくひろがり、揺らめく髪。その陰に、白い顔が見える。
 かつん。かつん。
 硬い靴音を響かせて、人影は近づいてくる。 黒い目が、闇の中でわずかな光さえ吸い込むように暗く輝いていた。冷たく見える瞳。けれど、そこに浮かぶ表情はおだやかで、やさしい。
「こんばんは」
 不思議な笑みを浮かべて、ミスティ・アークケープはごく気軽にコウに声をかけてきた。
「あんたは…」
 とまどうコウの様子にかまわず、ミスティはシンシアに向かって言った。
「喧嘩っていっても、コウ君は相手に怪我をさせないんだよ。どっちかっていうと、怪我をするのはいつもコウ君のほう…だって、彼は相手を傷つけない戦い方を模索して、こんなところで戦っているんだもの。酔っぱらい相手じゃなくて、自分自身とね」
「………おい」
 しばし唖然としていたコウは、やがて憤然として言った。
「どうしてそんなこと知ってるんだよ。あんた、俺をつけ回していたのか?」
「そんなことしないよ」
 ミスティはくすくすと笑って言った。
「けど、私には君のことを知る必要があったんだよ」
「…どうして」
「君がこの世界にとって、とぉっても重要な人だから、だよ」
 にっこりと、無邪気そのものの笑顔でミスティは断言した。
「…はあ?」
「それで、話を聞いてほしいんだけど」
 すっと笑みを消して、ミスティは真剣な顔で言った。
「私たちに、君の力を…ううん、君と、君の仲間達の力を貸してほしい。この世界のために」
 いきなりスケールアップした話に、コウはついていけずに無言のままだった。
「あ、言っておくけど私、頭のおかしい人じゃないよ。これでも真剣なんだから」
「…だったらその証拠を見せてくれ」
 ぼそっと言ったコウに、隣でやりとりを聞いていたシンシアの眉がつり上がった。
「控えなさい! この方は…」
「いいよ、シア」
 微笑したミスティが、今までと違う声で言った。
 背筋を伸ばしてコウを見上げる。急に、その姿が大きなものになったように感じられた。
「ちゃんとした自己紹介も、まだだったね…私は、カーナ・グレイス・アークケープ。神殿が私に与えた名はミストゲイザー…『霧を見通すもの』ミスティ。風の神殿に籍を置く、未来視(さきみ)の巫女」
「未来視の、巫女…?」
 驚愕したコウは、口を半分開けたままミスティの顔を見つめた。その存在はあまねく大陸中に知れ渡りながら、姿を見たものは一人としていないというほとんど伝説の存在である、巫女。それが、目の前に立っている彼女だという。
「そうだよ。よろしくね、コウ君」
「…よけい信憑性がなくなってきたぞ」
 がくっ。コウの無情な言葉に、ミスティは肩を落とした。
「なんで!?」
「いや、だってさ…男であれば誰でもが憧れる、美しい未来視の巫女、風の塔にたたずむ黒髪の君が、だぜ? まあ確かに美人だが、こんないかにもぼーーーっ、とした女の子で、黒竜亭に出没しちゃあ大飯食らっている、なんて…そんなこと知れ渡ったら、自殺者が続出するぞ?」
「………ううっ、なんだか凄くひどいこと言われてる気がするっ」
 うつむいてすねるミスティ。一方、シンシアはといえば、酸欠の魚のように数回口を開閉させた後、顔を真っ赤にして怒鳴った。
「ぶっ、無礼者!! 神殿の巫女を愚弄するなら…」
「でもさあ」
 さらに言い募ろうとするシンシアに、コウは人差し指を突きつけて黙らせる。
「この人のお守り役なんだろ、あんたは。だったら、今俺が言ったこと、完全に否定できる?」
「そっ、それは…」
「できないだろ?」
 勝負あった。ミスティは完全にいじけ、座り込んで地面に「のの字」を書いている…。
「と、まあ遊ぶのはこれくらいにしてだ」
 コウががらっと雰囲気を改めると、ミスティもすぐに立ち上がって真剣な態度に戻った。
「その話、例の…炎舞羅とか氷禍魅も関係する話か?」
「うん、それもあるよ。あと、バルハラの戦争行為とか」
「なるほど…俺に話せるってんなら、仲間に話しても問題はないな?」
「そうだね。アクアちゃん、ルウちゃんにも聞いてもらった方がいいね。あとシィナちゃん、マイオちゃんも無関係じゃない…」
「あまり巻き込みたくはないんだがな…」
「そうも言っていられないよ。この世界が、全部相手なんだから」
「そうか…じゃあ、シィナを拾って俺の家に集まればいいか?」
「うん。案内してくれる?」
「ああ…って、シンシアさん、どうした?」
 二人で話を進める横で、シンシアは地面に突っ伏していた。
「シアちゃん、疲れちゃったの?」
 二人に声をかけられて、シンシアはかろうじて起きあがり、やりきれない顔で吐き捨てた。
「あなたたち、どっちもどっちのいい性格してるわ…!」

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美沙「ねえ、このミスティさんの名前…」
 あ、かっこいいでしょ?(^^)
美沙「今日、っていうか昨日いきなり思いついたのよね…」
 うん。仕事中にびびっとひらめいてね。
美沙「あのね…いい加減、その場その場で思いつき書くの、やめた方がいいわよ? そのうち後悔するんだから」
 もう何度後悔したか分かりません(^^;
美沙「はあっ…。そういえば、コウ・フラットフィールドにアクア・ロングウッド。マイオ・ムーンライズ…みーんな、ネーミングが安直よね」
 はははっ、適当に元の名前をいじったりして付けた名前だからねえ。
美沙「だったら、もうちょっとそれと分かる名前にしなさいよ…」

>雀バル雀様
MAICOの読み上げるメッセージは、みんな一人の男の子に関するもの…ま、C子ちゃんや沢口じゃねえはおいといても、なんかいいなあ、と…ああ、しみじみ。
…考えてみたら浩平もてすぎじゃねえか(笑)。

>天王寺澪様
あ〜、なんか『みゅう語』だと、すっごく雰囲気が変わりますねえ。とてもあの話と同じ舞台とは思えない。ルミ姉、いい保護者役になってますね。

>うとんた様
替え歌は、元の歌を知りません…すいません。でも、最近テレビもラジオもとんとご無沙汰だからなあ…浦島太郎…。

>火消しの風様
きっと、一人一人が傷の痛みにのたうち回りながら、それでも生き続けなくちゃいけない…そんな感じだと思うんですが。はずれてますか? 長森の行動が、ちょっと痛いです。いろんな意味で。

>北一色様(読みはぺーいーそーですか?)
やあぁぁぁっと、カワナ・みさきの出番だっ!!次回はもっと活躍します? あと、神速の繭艦隊とか相変わらずのみさお&髭とか。ほんっとーに楽しい。同盟軍、勝ち目ないな(笑)

>加龍魔様
ふっふっふ…出番はないとあきらめていたみさき先輩の話! 今後もでますか? でるんなら読みます。でなかったら…考えさせてください(爆)


今回に限った話ではありませんが、シンシア・スノウフレイクはこの話随一の常識人であり、一番おもちゃにされやすいという設定になっています…もうちょっと柔軟な思考を養った方がいいぞ、シアちゃん。
それから、炎舞羅の読みは「えんぶら」ではなく、「ほむら」です。読みづらくてすいません…。これも思いつきで作ったネーミングです(笑)。
どんどんペースが落ちていますが、まだ中断にはしたくないです。せめて、ラスト直前のクライマックスまで…ラストはどうでもいい、ってんじゃないけど。
次のお話はいつになるか分かりませんが、広い心でお待ちください。ではでは。

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4203/