おまけ♪ 投稿者: enil
これは第二話のおまけです。実際のストーリーと少し違います。

If…新たな身体
第2話 番外編 「もしこの身体になったら…。」


 目が覚めると、浩平の目に一人の姿が入り込んだ。
浩平「あれ?お前は…」
その姿を見て、浩平は驚いた。
浩平「茜…」
茜である。しかしなぜ?
浩平は自分の体を見た。
浩平「ぐあっ!…これは」
なんとも巨大でカッコの悪い姿である。
例えるならば、短足で、デブで、顔のしまらない、手の短い、動物みたいな怪獣だろうか?
唯一の救いが50万円という単価だったという事くらいか?(救いにもならないが)
こんな身体で果たしてあいつをサポートできるのか心配である。
茜「…」
浩平は茜の異変に気づいた。それはそうだ、本来、動かないぬいぐるみが実際動いたのだから。
茜が店の中に入ってきて突然、こう言い放った。
茜「…誰?」
浩平すかさず答えた。
浩平「クラスメートの名前ぐらい覚えとけだにょーん」
カッコ悪い返事の言葉であった。
茜「こんな動物、クラスメートにはいません」
当たり前だ…。こんなのが実際いたらどうなっている事やら…。
七瀬「みんな、おっはよー…って、うわ!何あれ?」
浩平「おっす、七瀬、元気だったかだにょーん」
俺が振り向いて七瀬に近づこうとする。
七瀬「うぎゃー!変態、怪物ー!こっちこないでー!!」
げしっ、ばきっ、どかっ!と、ハイ、ミドル、ローの順にマシンガンのような蹴りを
毎日食らうに違いない。そしてきっと、「これでも七瀬なのよ、なめないで頂戴!」
と啖呵を切ってくれるだろう。

しかしなぜ会話できる状態にある?普通だったら一目散に逃げてると思うが…。
茜「…誰かに似ています」
浩平「誰にだよだにょーん」
茜「…わかりません」
そう言うのも当たり前だ、俺はこの世界に存在していないからな。
茜「…帰ります」
そう言い残して、茜は店を出て、帰ってしまった。
浩平「いったいなんだったんだ…。」
俺は、茜が今の俺の動く姿に対して何も感じないことに一番驚いた…。

今回の教訓 茜の感性っていったい…。

end

こんな感じでたまに、こんなのも書いていきますのでよろしくです。