新たな身体 本編  投稿者: enil
前回(プロローグ)のあらすじ

あいつとの楽しい日常が続いていたある日、
ひょんな事から俺はあの「盟約」において開かれた
「永遠」と言う闇の中に飛ばされてしまう。
その場所で一人の聞き覚えのある少女の声を聴き
今の俺の気持ちを彼女にすべてぶつけたのち
彼女はある「条件」を俺に突き付けてきた。
閃光に包まれ、この場から消えてゆく中、
俺に突きつけられたその「条件」とは…。

新たな身体
本編 第1話 「新たな身体」

 あの閃光に包まれてからどのくらい経つのだろうか、俺の意識はまだ目覚めようとしない。だが、今の俺が望むあの場所へ近づいている事は確かだった。しかしあの子が言ったあの「条件」、どう言う意味だったのだろうか?

「あなたのすきなひとがあなたのことをわすれないようにサポートするの」
「一年のあいだずっと、わたしがあたえるあらたなからだで」
「そしてあなたはみつけてほしいの」
「わたしがなぜこんなことをしたのか」
「そのこたえを…」

 今の俺にはなにがなんだかわからなかった、しかしこれだけは言えた。
<俺がサポートしなければあいつは俺のことを忘れてしまう…。>
たしかにあいつと付き合い続けて俺は何かが足りないと思ったことはあった、それが何かわからず、色々考えた末、あいつの身体を求めた事もあった。
だがそれだけでよかったのか?肉体的な繋がりだけが根本的な解決になるのだろうか?
もしそうなら、あの子に言った言葉は全部嘘になる。
だから俺は戻りたいと思ったんだ、あいつのいる現実(いま)の世界へ。
その答えを探しに。

 そうこう考えているうちに、時が来た。俺の意識が今目覚めようとしている…。
あいつといればそのうち見つかるだろう、俺が探し求める答えが。
そしてあの子の問う「条件」の中の答えが…
あいつといればきっと…。
目の前にぱっと景色が開け、俺は目を開いた。
戻ってきたのだあいつのいる場所に、
そうあいつのいる現実の世界に…。

To be continued


「お帰り、私はずっとまってたんだよ」
「あなたのことをずっと…。」
「これからもずっと私を守ってくれるよね?」
俺が答える。
『ああ、これからもずっとお前のことを守ってやるよ』
俺はあいつにそう答えたかった…が、しかし…。

次回 新たな身体
本編 第2話 「こんな身体にするんじゃねぇ」
をお楽しみに…。

もきゅもきゅ、enilですどーも。二回目のカキコになりますがどうでしたでしょうか?まだ浩平がどんな身体になるかは次回に持ち越しですが、話はシリアス調から一変します・・・。話をひっぱちゃってごめんなさいね。良い意味で期待を裏切るようなものにしますのでみてくださいね。

>レスを書いてくれた方々
ありがとうございます。うう、こんなにも真剣に読んで下さる方がいて嬉しい限りです。これからもご期待に添えるようがんばりますのでよろしくです。
他の人の文に対する感想は第2話を書いた時点で書かせていただくです。(来たばかりで感想を書くのに時間がかかるです・・・それにしてもみなさんすごく良いものを書きますよね、さすがです)

それではenilでした、もきゅもきゅ。