【106】 SWEET LIFE VOL.07 |
ONE 輝く季節へ ショートストーリー SWEET LIFE 第7話「今夜はフィーバーナイト(前編)」 <あらすじ> ふふふ…今回のあらすじは、今までのダイジェスト、 その名も「タフガイ折原の奇妙な冒険」だっ!!(謎) え?俺?俺は打倒・折原に萌える…いや、燃える漢・住井護だぁっ!! 朝起きると、何故かハーレムだった(第1話) 朝食中、折原の正室争い勃発!! 悪運の強い折原は、危うく三面記事の人気者になる危機を逃れた。(第2話) 学校では、折原の野望を打ち砕くべく、我ら「住井軍団」が結成される。 しかし、七瀬さんの愛妻弁当攻撃に見事討ち死に…(第3話) 中庭で、今度は繭ちゃんの間接キス、澪ちゃんの「ふ〜ふ〜」 トドメに長森さんの口移し(未遂)に玉砕…(第4話) 卑怯な手で掃除当番を逃れた折原。 しかし、軽音楽部部室で氷上に襲われ貞操の危機!!(第5話) 長森さんと里村さんのは・だ・か・え・ぷ・ろ・ん… 七瀬さん、川名先輩、繭ちゃん、澪ちゃんのメイド服… 極楽ごくら…う、うわぁっ!!誰だお前はぁっ!?うっぎゃぁぁぁぁぁぁっ!! ザー………(砂嵐) …とまぁ、一つの謎を残しつつ、今回のお話へ… そういえば…昨日、俺達はどうやって寝てたんだろう? 茜が俺のベッドにいたことは分かってるんだが… 茜「世の中には、知らない方がいいことが多々あります…」 …何故か説得力のあるセリフだ。 茜「浩平…これがテーブルの下に貼ってありました」 そう言って、茜が封筒を差し出した。 ちなみに住井達を排除したあと、みんなは着替えてしまったのだ。 …残念。 浩平「何故にテーブルの下やねん…」 俺は一抹の不安を抱きつつ、封筒の封を開けた。 白い便箋を抜き出し、それを広げてみる。 浩平へ 地下室に「いいもの」を用意しておきました 地下室の入り口は、私の部屋のベッドの下です みんなと仲良くね♪グッドラック!! 由起子 P.S. ちゃんと「アレ」を着けて… ぐしゃっ!! 浩平「ぐぁ…」 俺は思わずうめきながら、由起子さんの手紙を握り潰した。 心なしか眩暈がする… みさき「へぇ〜。地下室があるんだ〜」 長森「わたしも知らなかったよ…」 みさき先輩と長森が、口々にそんなことを言う。 浩平「って、何で手紙の内容を知っている!?」 俺は怪訝な顔で2人に尋ねた。 そうだ。手紙はまだ誰にも見せていないし、今俺の手の中にある。 すると長森は、ため息と共にこんなことをのたまってくれた。 長森「はぁ…浩平、音読してたよ」 澪『聞いちゃったの』 ぐぁ…自爆… 場所は変わって由起子さんの部屋… 乱雑に物が置かれた机…起きたときのままの、乱れた布団… 由起子さんの部屋は、まさに寝るための部屋といった感じだった。 七瀬「あ、あったわよ」 ベッドのすぐ傍の床を調べていた七瀬が、唐突に声を上げた。 ギィィ… 蝶番の音を鳴らしつつ、地下への扉がゆっくりと開かれた。 金属製の梯子が、ぽっかり四角く口を開けた闇の中に伸びている。 何か、MO○N.みたいだな…(伏字になってない) 地下迷宮に繋がってなきゃいいが… 茜「主…可愛いのに…」 …それはさておき、俺達は梯子を使って地下へと下りていった。 闇で下がよく見えなかったせいか、結構地下深くに潜ったような気がする。 実際の深さはそれ程でもなさそうで、暫く下りると足が地面に着いた。 繭「みゅ〜…」 ぎゅっ 暗闇は怖いらしく、繭が何かにしがみ付いた。 七瀬「ぎゃぁぁぁぁっ!!イタイイタイイタイッ!!」 …どうやら七瀬のお下げにしがみ付いたようだ。 浩平「大丈夫か?先輩」 俺は下りてきた先輩の手を取ってやる。 柔らかくて暖かい、思ったより小さい手だ。 みさき「あっ…ありがとう浩平くん(はぁと」 …何故か一瞬、静かなこの部屋に殺気が充満したような気が… 浩平「と、兎に角電気点けよう」 俺は殺気を逸らすためにそう言って、近くの壁を手探りで探し始めた。 むにゅ♪ 掌に感じる、無性に柔らかい感触… そこはかとなく嫌な予感… 長森「もぅっ、浩平ったら…今はダメだよっ(はぁと」 長森の甘えたような声が、俺のすぐ傍から聞こえてきた。 …何となく、自分の触れているモノが何なのか分かってしまった。 …柔らかいマシュマロの片割れ。(爆) ぎんっ!! 再び膨れ上がる殺気…張り詰める緊張… まるでどこかの戦場のようだ。 そして、更に… かさかさかさ… 近づいてくる、静かな足音… とんとん いきなり背後から肩を叩かれ、俺はびっくりしつつ振り返った。 ちゅっ♪ その時、不意に頬に柔らかく湿った感触… 浩平「うわっ!!」 七瀬「どうしたのよ?」 その感触に、俺は思わず声を上げた。 茜「あっ…」 茜が何かに気付き、幽かに声を上げる。 闇の中に、ぼぅっと浮き上がる白いスケブ… そのスケブの主は言うまでもない。 澪は珍しくにやっと笑いながら、スケブに懐中電灯の光を当てた。 澪『やってやったの』(ニヤリ) パラリ 怪訝な顔でスケブを見る一同を尻目に、澪はスケブをぱらりとめくった。 澪『折原先輩のほっぺ、やわらかいの(はぁと』 パラリ 更にもう1枚。 澪『折原先輩のほっぺに、キスしちゃったの♪』 そう言って、両頬に手を当てて照れる澪。 びきっ!! 何かに亀裂が入ったような音がして、場の緊張はピークに達する!! 滅茶苦茶ヘヴィな雰囲気が、闇の中に静かに横たわる。 みさき「え?何?どうしたの?」 若干1名、よく分かってない人がいるが…まぁ仕方ない。 長森「浩平はわたしのものなんだよ…」 澪『先輩は渡さないの』 みさき「よくわからないけど…浩平くんはあげないよ」 七瀬「アンタ達じゃ役不足よっ!!」 繭「みゅみゅっ!!」 もう止まらない… がしっ!!がしっ!!がしっ!!がしっ!!がしっ!! 浩平「ぐぁっ!?」 闇の中で、いきなり俺の両腕、両足、首が掴まれる。 ぐいっ!! 浩平「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 思いっきりその五箇所を引っ張られ、俺は苦悶の叫びを上げた。 所謂「車裂き」の状態だ。 体中がみりみりと軋み、関節が必死に抵抗する。 俺が苦痛の中で死を覚悟した、その時… パッ!! 一同「へっ?」 急に部屋に明かりが灯る。 ごく普通の蛍光灯の光だが、闇に慣れた目には眩しすぎた。 茜「危ないところでしたね…」 気がつくと、茜は何時の間にか梯子の傍に立っていた。 よく見ると、茜が触っている壁の近くに電気のスイッチがあった。 浩平「ンなトコにあったのか…」 全く…危うくバラバラ死体になるトコだったぞ… 長森「ごめんね浩平…」 繭「みゅ〜…ごめんなさい…」 七瀬「その…ごめん…」 澪『ごめんなの』 やっと冷静さを取り戻したのか、みんなは消沈した様子で謝ってきた。 うんうん。素直なことはいいことだ。 浩平「まぁ、いいからいいから…」 俺は手をパタパタ振りながら、そう言って振り返った。 浩平「ぐぁ…」 そして、硬直した… 目の前に広がっていたのは、白い布団の海… …それはベッドだった。 映画か何かに出てきそうな巨大な天蓋付きベッドが、白い部屋の大部分を占めている。 その布団の上に、さっきのと同じような茶色の封筒が置いてあった。 その中には… ふぁいとっ、だよ(はぁと 由起子 浩平「何をがんばるんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 俺の悲痛な絶叫が、空しく部屋中に響き渡った… 次回、後編に続くっ!! ============あとがき============== そう…夜はこれから…(爆) ちょっと長くなったので、前後編に分けました。 由起子さんが謎の人物になってる…(汗) 感想> みのりふさん> ご感想どうもです〜♪ 殺っちゃってください(爆) 流石に風呂だと色々な意味でヤバくなりそうなんで、添い寝にしました。 …どっちにしろヤバイか(汗) 哀れなり脇役達…(爆) 宵羽虹さん> はじめましてです〜♪ ご感想どうもです〜♪ 女の子同志の対立…それを見事捌いてこそ、真の浪漫マスターに相応しい!!(爆) 浩平は素質があるから(何の?)多分大丈夫でしょう ロマンスの神様…何かメチャはまっててイイ感じです♪ ひささん> はじめましてです〜♪ ご感想どうもです〜♪ ハーレム世界が生まれた原因…それは、まだ内緒です(スイマセン) これからこっそりと明かしていきますんで、楽しみにしていただければ嬉しいです 住井「折原…誰か奴に天誅をっ!!」 怪しい人さん> ご感想どうもです〜♪ 住井達には、ちゃんと記憶操作しておきますんで…(笑) 住井「ぐぁっヒデェ…」 毒○波か謎○ャムで忘れていただきましょう(爆) 浩平は…本当にもとの世界に帰って来たんでしょうか?(汗) 宣伝> 我がHPっす SWEET LIFE、今夜には7話をHPにUP予定です お暇でしたら、是非是非いらしてください♪ テレホ時間にはチャットに…ごにょごにょ(謎) http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/8142 |