【11】 清水なつき人気向上計画 |
「ねえ、浩平おにいちゃん。なつきの人気を上げる方法ってもうないのかな」 「いい加減諦めたらどうなんだ。というか人気を上げる前にその知名度の低さをどうにかしないといかんだろう」 「知名度かあ。もっと『輝く季節へ』を買ってもらうようにみんなにお願いしないとね」 「しかしなあ、『ONE』を持っている人間がわざわざ買ってくれるとは思えんしなあ」 「なんでだよ、某『鍵』の方では同じような全年齢版とか出してるじゃないか、キャラだって変わっているわけじゃないし絶対なつきが追加されている『輝く季節へ』の方がいいって」 「うーん、しかしお前に関していい評判と言うものを聞けないんだよな」 「そ、それってどういうことだよ」 「シナリオはまあ置いといてお前のキャラクターなんだが、性格は柚木とかぶってるし、年下は澪と繭で十分だし、大食いはみさき先輩の真似だし、それに俺を求める理由が死んだ兄の代わりだって言うのが気にいらないし」 「なんかひどいこと言ってない?」 「おまえのアイデンティティーはその眼鏡と、俺を「おにいちゃん」と呼ぶことぐらいなんだが、性格が柚木だって言うのがまずいよなあ、某『葉っぱ』の鬼の末娘を見習ったらどうなんだ?」 「えっ、それって?」 「あれくらい健気になればさすがにいける気はするんだがな。あ、そうそう、ぶら下がり攻撃も澪とかぶってるぞ」 「そ、そんなあ」 「それにだ、お前には致命的な弱点がある。やはりこれが一番の原因であることは間違いない」 「なによ」 「決まっているだろう」 「な、なによ」 「それはエッチシーンがないんじゃあああああ!!!!」 「えっ?」 「ということで行くぞなつき! 官能の世界にレッツゴー!」 「いいかげんにするんだもん!」 「ぐはっ! な、長森、お前いつの間に現れた?」 「それはどうでもいいんだよ。それより浩平、私と出かける約束があったでしょ、さっさと行くんだもん」 「か、髪を引っ張るなあ! じゃ、じゃあなつき、そう言うことで」 「あ、ちょっと待ってよ浩平お……行っちゃった。うーん、やっぱり自分で考えるしかないかなあ」 誰か考えてやってください、と言えと眼鏡に銃口を突きつけられているみのりふです。 なつき「め〜が〜ね〜!?」 いえっ、なんでもありません(汗)。 なつき「とにかく、なつきをPRしなきゃだめですよ」 しかし今ごろになってなぜ現れたんだ? なつき「なつきが頑張らなくっちゃ駄目だということに気がついたんです。いいですかしっかり宣伝してくださいよ」 わかってますよ(とほほ)。とその前に感想にいかなくちゃ。 なつき「むー、それはしかたないね」 >いちのせみやこさま 寛大なお言葉ありがとうございます。 では、何かの機会に……。 七瀬、あの場面で泣くということはまさか……。 せつないですね。 >から丸&からすさま 最近は昔話風な作品を書かれていますね。 教訓を残している辺りとてもらしい雰囲気にしあがっています。 しかし妖精が青年のまえに現れた理由ってなんでしょうかねえ。 そして竜の話ですが、場所に縛られた竜はやはり悲しいです。 私は大空に雄雄しく羽ばたいている姿が一番相応しい気がするので。 >スライムさま はじめまして、そろそろ新人ではなくなってきたみのりふです。 細かく描写された澪が可愛いですね。 なんとなく続きそうな雰囲気ですが、どうなんでしょう。 澪りんかあ。 >変身動物ポン太さま 瑞佳ポイントアップですか。 七瀬はもう挽回不可能ですね。 ……やっぱり浩平羨ましすぎ。 次は繭の攻撃ですか、何をする気なんだろう。 >神凪了さま こちらもはじめましてですね、どうもみのりふというものです。 1周年おめでとうございます。 瑞佳の喜びがストレートに伝わってきて、 瑞佳のひたむきな姿勢に心に沁みました。 浩平、格好いいなあ。 なつき「じゃあ、しっかり説明してくださいよ……って逃げられた? 今度は容赦しませんよ、覚悟しておいてくださいね」 |