リレーSS 22話 ミレニアムだし、長嶋監督の誕生日だし
投稿者: みのりふ  投稿日: 2月20日(日)20時17分
≪あらすじ≫

吉田樹さまのホームページに今すぐGO!!

めきょっ!!

がくっ……




「……もしもし」
「あっ、住井君、車はちゃんと……」
「ふふふふふ」
 不気味な笑い声に広瀬の顔が強張る。
「そ、その声は住井君じゃないわね!? 一体何者よ」
「僕は人呼んで愛の戦士氷上シュンさ、君たちに折原君はやらせはしないよ」
「ひ、氷上シュン!? なんであんたが住井君の携帯を持っているのよ!?」
「ふふふ、住井君が慌ててホテルの中に入ったときに落としたのを拾っただけさ」
「くっ、あのあほが」
 広瀬が呪いの言葉を吐く。
「ということで君たちの計画を僕がすべて潰すのさ、そして僕に感謝した折原君は、『氷上、すべておまえのおかげだ、ありがとう』、『僕は当然のことをしたまでさ』、『……氷上』、『……折原君』、そして見つめ合う二人は……」
「いい加減に人の耳元に気色の悪い話を聞かせるのはやめんかああ!!」
「ちょっと、広瀬さん、氷上シュンがどうしたのよ」
 七瀬が袖を引っ張るとさすがに少し落ちついたようだった。
「まあ、そんなところだから」
 と一方的に電話を切ろうとする氷上に広瀬は慌てて声をかける。
「ちょっと待ちなさいよ、私たちの邪魔をすると、折原君は長森さんといい仲になっちゃうわよ。それはあんたとしてもまずいんじゃない」
「…………」
 電話の向こうで氷上が押し黙る。  
「ふっ、どうやら僕は間違っていたようだね」
 あっさり寝返った。
「それで僕はどうしたらいいんだい?」
 しかもやけに協力的になった。
「とりあえず、携帯を住井君に返しなさい」
「でも、彼らはホテルの中に入ってしまったんだけど」
「ホテル? どうしてよ」
「それは折原君と、長森さんが一緒に入っていったからだよ」
「ええええええええ〜〜〜っ!!!!」
 石になる広瀬。
「……し、知らなかった。いつの間にそんな関係になっていたなんて」
 震える声でそう呟く。
「そんな関係ってどういうこと?」
 電話の声が聞けない七瀬がさっきからもどかしそうにしているが広瀬は聞く耳を持っていなかった。あっさりと無視をする。
「まあ、いいや。じゃあ、これは彼に返しておくよ、じゃあね」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
 広瀬に返ってきたのは、電話の切れる音だった。
「ああっ、なんかこんなところにいる場合じゃないような気がする!!」
「……ちょっと、広瀬さん」
 ひたすら寂しそうな七瀬がそこにいた。 





さあ、ここにリレーSSの復活を宣言いたします!!
WTTSさま、その節には大変お世話になりました。
さっそく書いてみましたが、ポン太さまや矢田洋さまを裏切り、シュンをあっさりと寝返らせてしまいました。
……まあ、いいか。
誰かが続きを書いてくれることを期待しつつ感想へ。

>まてつやさま
ぼ、煩悩が……。
凄まじいですね。
次はどんな格好なんでしょうか。

>から丸&からすさま
すっかりここはあなたさまのものって感じですね。
精力的な活動に頭が下がります。
うーむ、浩平と瑞佳がやけにいい関係ですね。
翼をきっかけにしてお互いの関係をステップアップさせてゆくのですか。
これからどろどろしていくのかなあ。
それにしてもやはり住井はいいやつですね。

>北一色様
いえいえ、そんなことないですよ。それももうすぐ止まる気がする……。
おっと、こっちでは広瀬がいいやつになってます。
しかしガムのデザインで大喧嘩とは、まさに夫婦喧嘩は犬も食わないと言った感じですね。
しかし広瀬の気になる人って誰?

>変身動物ポン太さま
メールありがとうございました。
連載2けたおめでとうございます。
しかもまだ1日目なんですよね、これ。
繭にスクール水着とはまてつやさまのとリンクする気が……。
しかし噴泉に意味があったとは思いませんでした。
あっさりと流してしまいました。
宴会の次はぜひ、浴衣で卓球をリクエストします!!
タイトルに相応しいテーマだと自負しています。
ぜひ御一考をって、失礼なやつだなあ、私。