謎に迫る 投稿者: メタルスライム
初めまして、メタルスライムです。
メタル澪『メタル澪ですの』
これから時々、謎に迫(せま)りたいと思います。
メタル澪『なの』
それでは、今回の謎を紹介してもらえるかな?・・・メタル澪くん!
メタル澪『原画集表紙の長森先輩と郁未さんについてなの』
・・・そう、この二人がどうしてあのような状態になっているか?
メタル澪『それを解明するの』
では、始めましょう!


・パターン 1

街中を歩く一人の少女、長森瑞佳。
その向こう側から同じく、天沢郁未。
二人がすれ違う。
瑞佳&郁未「・・・!?」
同時に振り向き、お互いを確認する。
瑞佳「・・・えっ! もしかして・・・」
郁未「・・・瑞佳。瑞佳なの!?」
声が震えていた。
そして抱き合った。
瑞佳「郁未ぃ!・・・本当に郁未だぁ!」
郁未「会いたかったよ、瑞佳!」
街中で抱き合う二人。
二人の目から涙が溢れる。
瑞佳「・・・久しぶりだね、見違えたよ。・・・胸、大きくなったね」
郁未「何言ってるのよ。瑞佳だって・・・はははっ!」
今度はお互いに胸を触り、笑い出す。
何度も言っているが、街中で・・・。
瑞佳「ねえ、立ち話もなんだから・・・」
郁未「そうだね! どこか入ろうか?」
周りの群衆の視線を独占した二人が、その場を離れる。
仲良く手を取り合って。

郁未の家。
瑞佳「郁未はどうしてたの?」
郁未「話すと長くなるんだけど、いろいろあった。本当に・・・いろいろとね」
遠い目をして応える郁未。
郁未「・・・瑞佳の方は? あの初恋の人とはどうなったの?」
瑞佳「えっ、覚えているの?・・・浩平のこと・・・」
郁未「あー、浩平くんだっけ? 元気ぃ?」
瑞佳の心の中に深く刻まれた、その名前。
忘れない・・・絶対に忘れないと誓った。
戻ってくるまで、・・・うさぎのぬいぐるみにある声を聞いて。
瑞佳「浩平! 浩平のこと覚えてる!?」
郁未「もちろん。・・・瑞佳関係のことは全部覚えてる」
   「例えば、浩平くんにいたずらされたこととか・・・」
   「ぱんつ脱がされてたりしたよね・・・あいつに」
瑞佳「あ、やめてよ! 思い出したくないんだからぁ!」
郁未「ははは・・・」
瑞佳「・・・もう」
瑞佳は嬉しかった。
旧友との再会、そして浩平のことを一緒に話すことが出来たことが・・・。
郁未「で、どうなの? もしかして、つきあってるの?」
瑞佳「今は別れてるのかな・・・」
郁未「!?」
浩平が今、瑞佳の近くにはいない・・・ということを郁未は悟った。
瑞佳が自分と同じくらい、つらい状況にいることも。
郁未「・・・みず・・か・・」
瑞佳を抱きしめる。
そして、唇を重ねる・・・。
瑞佳「・・・郁未」
郁未「戻ろう。あのころみたいに・・・・・」
部屋のベッドに持たれ込む二人。
郁未が瑞佳の手を押さえる。
郁未「・・・瑞佳、忘れようよ。苦しいこと、つらいことも全部・・・」
   「・・私と一緒に忘れようよ・・・」
瑞佳「・・・・・」
   「・・・・・だめ、私浩平のこと忘れない・・・絶対に」
がちゃっ!
突然開かれるドアの音。
郁未「・・・え!?」
ドアの方を見る。
瑞佳「・・・・・こうへい! 浩平っ!!」



なんて強引な展開なんだ・・・。
メタル澪『やっぱり無理があるの』
これだった確率は0%に等しいな。
メタル澪『なの』
いや〜、失敗、失敗。
というわけで、みなさんパターン2考えてみませんか?
メタル澪『なのなの♪』
じゃあ、逃げるか〜、メタル澪くん!
ザザザザザザザッ!!
(メタルスライム&メタル澪は逃げ出した)