ああっ瑞佳さまっ  投稿者:風来のももも


謎の校長「はい、皆さん。いきなりですが、ただいまより第1回集会を行

います」
浩平「お〜…」
住井「かったるいよな〜…」

どすんっ!

浩平と住井の足元になぜか銅製の槍が突き刺さっている。
浩平「何故かっていうなっ!何故かってっ!」
浩平と住井には当たっていないが、もし直撃なら洒落にならないだろう。
まあ、当たらなかったからよしとするが。
長森「浩平、だめだよ。あの校長先生、正体不明で有名なんだから…」
住井「いやな校長だな…おい…」
謎の校長「え〜…季節も秋を迎えようとしていますが、さて秋といえば何

でしょう?」
みさき「なんと言っても『食欲の秋』だね」
雪見「そりゃ、あんたはね…」
長森「う〜ん…『スポーツの秋』かな…?」
住井「『芸術の秋』ってのもあるぞ」
浩平「おまえの芸術はなんか危ないと思うぞ…」
謎の校長「うむ。そう!秋といえば『食欲』、『スポーツ』、『芸術』と

いろいろあるが、これら全てを網羅する素晴らしいイベントが在る!」

カッ!

無意味にステージにスポットライトが当てられる。
謎の校長「それは……」

バラララララララ……

ドラムが鳴り響き、

ジャンッ!

謎の校長「学園祭だっ!!!!」

オ〜〜〜〜〜〜……!!!
(パチパチパチパチ)(SE)

茜「…学園祭とは、普通11月ごろに行うものではないのですか?」
澪『準備期間が2ヶ月なのかもしれないなの』
謎の校長「否っ!文化祭は2週間後に開催するっ!」
一同『なに〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!?』
学園の生徒一同から、非難の声が上がる。
浩平「いくらなんでもいきなり過ぎるんじゃ…」
住井「時期的にもおかしいしな」
南「2週間後か…」
さりげなく南が遠い目をしていたりする。
住井「お〜、南がなんか企んでるぞ」
繭「みゅ〜…学園祭??」
長森「う〜ん…お祭りみたいなものだね」
繭「みゅ♪お祭り♪」
謎の校長「今回の伝達事項はこれだけだ。生徒諸君、精進してくれたまえ

っ!」

バッ!

校長が身を翻してステージの裾に入っていく。
裾を支えているのは…
浩平「七瀬…姿が見えないと思ったら…」
そう、七瀬である。
住井「あそこに七瀬さんがいるってことは…」
住井はまだ刺さったままの銅製の槍を指差す。
浩平「それを投げたのは七瀬ってことだな」

ゴトンッ!

槍が音を立てて、倒れた。


集会がお開きとなる…

雪見「みさきっ!2週間しかないんだから早速準備に入るわよっ!」
みさき「えっ!?わたしも手伝うの?」
雪見「あたり前でしょっ!時間がないんだからっ!」
みさき「う〜(だ〜〜〜)」
滝のような涙を流すみさきを問答無用で雪見が引っ張っていく…
そして、進む先には…
澪『……なの?』
浩平「まずいっ!澪、逃げろっ!」
雪見「遅いわよ〜〜〜っ!!!」

ガシッ!!

雪見の手が澪の手をしっかりと掴む。
澪『!!?』
雪見「人材確保〜〜〜〜っ!!!」
雪見は澪を軽々と肩に担ぎ上げる。
澪『なのなのっ!!?』
浩平「澪〜〜〜っ!!!」
雪見「オーッホッホッホ……………!!!」
高笑いとエコーを残し雪見は消えていった…
浩平「なんてこった…澪が魔王にさらわれてしまった…」
長森「浩平…さりげなく酷い事言ってるよ…」
住井「………」
長森「あれ?住井君、なんか目が虚ろだけど…?」
浩平「ああ…完全にトリップしてるな」
住井の目が完全に濁っている。
そして、不意に光が戻る。

カッ

何故か無意味に光っていたりする。これはこれで危ない奴である。
住井「折原っ!!」
住井が浩平の肩にがしっと手を置く。
浩平「お、おうっ!なんだ…!?」
住井「学園祭って言うのはたくさんの人間が集まるんだなっ!?」
浩平「まあ、そりゃあ…なあ…」
住井「芸術の発表の場でもあるんだなっ!?」
浩平「一応、そういうことが目的でもあるからな」
住井「自分の努力の結果を公共の場に示していいんだなっ!?」
浩平「…?住井、何を考えてる…?」
住井「ふっふっふ…そうと分かれば、未完成品を完成させないと…」
浩平「ちょっとまてっ!!?法律は守らないといけないぞっ!!」
長森「住井君…聞いてないみたいだよ?」
住井「まっててくれっ!マイ、モルモッツッ!!!」
浩平「住井っ!!なんかまずいぞ〜〜〜っ!!!」
浩平の叫びは空しく、準高速で走り去っていく住井の耳に届くことはなか

った…


茜「…学園祭ですか」
茜は思案顔でなにか考え込んでいる。
茜「(ぽん)」
茜が手を打つ。なにか閃いたらしい。
茜「………」
また考え込む。
茜「…ふぅ…」
うまく考えがまとまらないらしい。
茜「…(電球←古い)」
ようやく考えがまとまったらしく、茜はどこかに歩いていく。
南「…ふっふっふ」
南の声がどこからか響いてくる。
南「はぁ〜〜〜はっはっはぁ!!!」

がさぁっ!!!

茜が立っていた所の後ろに在る椿の木の中から南が生えてくる。
南「そこっ!!生えてくるっているなっ!!俺が異生物に聞こえるじゃな

いか!!」
…失礼。南が出てくる。
南「ふっふっふ。茜さん!あなたの考えは分かりましたっ!」
茜は一言も考えてたことを口に出してはいないが…???
南「甘いっ!甘いっ!!甘〜〜〜いっ!!!さとうきびより甘〜〜〜いっ

!!!!」
なぜにさとうきび…?しかも、あれってそんなに甘いか?
南「甘いんだっ!とにかくっ!茜さんの考えは、この南が『しかとっ!』

聞き届けましたっ!!」
まじですか…
南「ふっ…これくらいの芸当、茜さんへの愛の力があれば造作もないこと

…!」
なんでそれができて、嫌われてることが分からないかなぁ…。
南「嫌よ嫌よも好きのうちっ!!!」
たぶん、違うんじゃないかなぁ…
南「聞く耳持たんっ!茜さん、あなたの考えを叶えるためにこの南!全力

を尽くしましょう!」
君はそうやって死ぬまで貢いでいくんだね…
南「………」


そのころ…学校のどっかに在る校長室では…
謎の校長「七瀬君…」
七瀬「はい」
謎の校長「おそらく、学園祭では奴らが動きを見せるだろう…」
七瀬「そうですね。絶好の機会ではありますから」
謎の校長「奴らのことは頼んだ…」
七瀬「はい。その為のあたしはここにいると思っています」
謎の校長「うむ…」


                        <続くっ!!>



ご無沙汰でした。風来のもももです。
いきなり、なんだこれは?と、思う方も要るかもしれませんので、ここで

解説を入れたいと思います。
「めずらしくまともなことしてるな…」
おおっ!主役の浩平君ではないか。いや〜(^^;)「ああっ瑞佳さまっ

」を名乗っていても、原作とかけ離れたSSになっちゃったからねぇ…(

笑)
「いや…シャレになってないぞ…それは」
まあ、いつものこと。いつものこと。
「開き直ってやがる…」

さて…舞台は<独立タク総合学園>です。
「おい…なんなんだこの<独立タク総合学園>って…?」
おや?主人公なのになにか分からないことでも?
「いや…分からないことだらけだが…とりあえず、独立ってなんだ?普通

<私立>とか<公立>とかじゃないのか?」
経営者が謎なんですね(笑)まあ、地面から突然生えてきたと思っていて

ください。だから独立です。
「この<総合>っていうのは…?」
秘密です♪
「……」
では、続けますね。この<独立タク総合学園>(※以降、略してタク学園

)には、まず「おね科」なるものの存在がありました。(笑)
「無茶苦茶だな…学年は…?」
適当っ!
「おい…」
あんまり学年は関係無いからね。ギャグ路線だと。まあ、その「おね科」

に浩平が入ったわけです。
そこにっ!!悪魔が襲ってきました。
「ちょっとまてっ!なんか違うんじゃないのかっ!?」
いや。元ネタどうりだとおもうが。
「そりゃそうだが…」
そして、その悪魔を追って3人の少女が<タク学園>に降り立ちました。
その名前はっ!!
「名前は?」
ミズダンディー、ナルド、ミオルドの3人です。ただし!
「ただし?」
これからはこの3人は名前を略して瑞科、七瀬、澪と呼びますっ!
「意味ねぇじゃないかっ!!」
ふっ…これだから凡人はこまる…よく見てみろ。
「なにをだ…?」
ミオルド以外、語呂がなんか悪いっ!
「おい」
だいたい、ナルドなんか濁点除いたら「なると」だぞ、「なると」!!
「いや、それはそれで面白いんじゃ…」

どげしっ!!!

「ぶっ!!」
あ〜あ…迂闊なこと言うから…
「痛〜っ…なんだったんだ…?」
ま、気にするな。とりあえず、この3人はそれぞれの能力を使って悪魔を

倒したわけです。あ、ちなみに姉妹では有りません。「運命の3姉妹」で

はないですから(笑)
「能力?どんなだ?」
はいはい。では、能力を簡単に説明しましょう。

瑞科
「えいえんのせかい」への扉が開ける。これが何かの役に立つかどうかは

謎ですが(笑)ひらがなで書くところがポイント。

七瀬
謎の剣術が使える。戦闘になると、どこからともなく剣が現れる。ちなみ

に日本刀です。この剣に謎があるかどうかは…まだ未定。

澪
スケッチブックに文字を書くことで現象を引き起こす、「言霊」が使える

。ただ、曲解されて発動することが多々ある。

と、まあこんなところです。これらの力を使って悪魔を撃退したのですが

…内容が明らかにシリアスなため、ここでは書きません。
「ま、いいけどな。」
このあと、みさきが留学してきたり、詩子が不法転校してきたり、雪見が

スカウトされて来たり、シュンが軽音室で発生したり、その他もろもろの

脇役が一斉に誘拐されてきたり、みさおが蘇ったりとまあ、いろんなこと

があった訳ですが…
「ん…?おい、いまサラッとかなりすごいこと言わなかったか?」
えっと、不法転校か?
「いや、それはなにを今更って気がするぞ」
じゃ、シュンが発生したことか?
「それもなんとなく分からないでもないぞ」
ほかにあったかな…?みさおが蘇ったことなんか些細なことだし…
「それは些細じゃないぞっ!!」
それについては、話すと長くなるんだが…
「いいから話せ」
しかたないな。こほん。え〜、この辺は、ONEのストーリー通りに事が

運んで、浩平は永遠の世界に無事招待されました。
「ふむふむ」
で、普通ならそのままですが、あの3人がいたため無理やり浩平は現実に

引きずりだされました。そのとき、一緒にみさおもやってきちゃった。と

言うわけです。
「無理やりだな」
そうっ!無理やりですっ!よって、「ああっ瑞佳さまっ」ではまず登場し

ないでしょう。
「おいおい…」
まあ、普通ならここで出席日数が足りないであろう浩平はほっぽっといて

、他の人は卒業するわけですが…そうはならないんですねぇ、これが。
「くっ…人を勝手にダブらすなよ…で、なんで卒業しないんだ?」
…浩平君…君は何十年も続くネコ型ロボットのマンガを知っているかい…

?
「まあ、魚介類の名をなのる婦人のマンガも知っているけどな」
ま、つまりはそういうことだよ♪
「なるほど。そういうことか」
とりあえず、登場人物のことはこんなもんです。紹介していないキャラに

ついては、これまでのSSと同じような役割、性格と思っていただいてほ

ぼ間違いないでしょう。ま、これより上は本編のストーリー的には全く関

係無いしね。
「…じゃあ、やるなよ。長々と…」
で、本編についてですが、それは秘密です♪
「意味ないじゃないかっ!!」
だって、ここで言っちゃったら、『奴ら』の事とかばれちゃうし…ま、舞

台設定がわかったって事で。
「ま、どうせすぐに分かるんだしな」
そういうこと。それに苦労するのはどうせ君だしね。
「なあ…辞退していいか?」
それはだめ♪諦めてください♪
「さて、そろそろかな」
そうだな。ではでは、アデュ〜♪
「じゃあな」
http://www2.freeweb.ne.jp/~ensyanto/index.html