浩平無用! in 絆 <22> 投稿者: ももも
第二十二話 『心の音は鳴らずとも』


直之「どこだ…ここ?」
住井に引きずり込まれた直之は永遠の世界に来ていた。
辺りは、見渡す限りの荒野…
直之「くそっ…どっちに行けばいいかもわからないな」

ポッ…

視界の片隅で光るものが見える。
直之「なんだ?…ま、じっとしていても仕方ないしな」
直之は、光る何かに向かって歩いていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

直之「???」
そこだけ、地面が光っている。
直之「なんで光ってるんだ?」

ご… ね… め…

直之「ん?なんか聞こえて…」

ごめんね…

直之「沙夜香ちゃんの声!?そこに居るのか!?」
返事は返って来ない。
直之「くっ!!」
意を決して手を光の中に入れる。

ぐっ!

直之(掴んだ!!)
ぐぐぐっ!!!
直之は掴んだ物を引き上げる。
直之「うおおおおおぉぉぉぉぉっ!!!」
ドシュッ!!
住井「くっ!!お前か、邪魔をするのは!!」
直之「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
直之が引き上げたのは住井だった。

パシュゥ…

光の中から沙夜香も出てくる。
直之「沙夜香ちゃん!!」
直之は沙夜香を抱き上げる。
直之「沙夜香ちゃん!大丈夫!?」
沙夜香「ごめんね…ごめんね…」
直之「意識が…でも、一体何に謝って…?」
住井「あまり手の込んだ事をし過ぎた事が裏目に出たか…」
直之「なにっ!?」
住井「人がせっかく境界の世界…お前達は夢と呼んでいるみたいだが…まあ、その世界に招待してやったんだが…」
直之「夢?…まさか、沙夜香ちゃんは…」
住井「ああ。まだ夢の中だろうな。そのまま悔やみながら死ぬのも良いかと思ったんだがな」
直之「お前は…一体何が目的で…」
住井「お前が知る必要はないわ!!」
ドンッ!!
エネルギー塊が2人を襲う!!
直之「させるかよっ!!」
直之は沙夜香を抱き込む!

ドガッ!!

直之「ぐぅっ…!」
住井「ほぅ…」
ドンッ!!
ドンッ!!
直之「っ…!!!」
直之は沙夜香を守り続ける。
住井「なぜだ…なぜそこまでしてその女を守る…?」
直之「へっ…お前なんかに教えてやるもんかよ…!」
住井「面白い…どこまで耐えられるかな?」

ヴ…ン…

住井の手に青白い光が現れる。
直之(たとえ、体が動かなくなっても沙夜香ちゃんだけは守って見せる…!!)


<続く>


ももも「極マレに現れて、連載系のSSを残していく、THE 人間のクズのもももですっ!」
ちびみさ「自分で言ってて、情けなくないのかなぁ・・・」
ももも「まあ・・・ちょっとは・・・だってCGとか描いてたらSSを打つ時間が・・・」
ちびみさ「だからって、1〜2週間に一回ペースはひどいよ〜」
ももも「まあ・・・そりゃ・・・」
ちびみさ「それに、こんな事続けてたら覚えている人いなくなるよ〜」
ももも「それは・・・ちょっと辛いかも・・・」
ちびみさ「永遠の世界がすぐそこに迫ってるよ・・・」
ももも「ちょっとは努力してみるか。ってことで、今回はここまで!またそのうちにっ!」
ちびみさ「なんか、反省の色がない気がするよ〜」
ももも「アデュ〜!!」
ちびみさ「ばいば〜い」