浩平無用 in絆 <3> 投稿者: ももも
第三話    『各々の居場所』
七瀬「ま、昔の制服もなかなかいいものね」
みさき「うん、そうだね」
     ぱく  ぱく
七瀬「先輩、何食べてるの!?」
みさき「え?お弁当だよ」
七瀬「お弁当って・・・今、授業中よ!?」
みさき「早弁はこの時代の基本だよ」<そうか?
教師「川名さん?何を食べてるのかしら?」
みさき「食べてないよ〜」
七瀬「・・・食べおわっただけでしょ」
みさき「うん、そうとも言うね」
 
     キーン  コーン  カーン  コーン

教師「今日はここまで」
     ガタガタガタッ!
            ドドドドドドドドッ!!!
     男子生徒の大半が外へ駆け出してゆく。
七瀬「あれじゃ、里村さんも大変よね・・・」
みさき「そうだね・・・」

     〜保健室〜

茜「・・・す〜・・・す〜・・・」
     茜は・・・寝ていた。
     保健室の外では男子生徒が壁を造っている。
男子生徒A「やっぱいいよな〜・・・里村先生・・・」
男子生徒B「ああ・・・」
男子生徒C「寝顔が〜、寝顔が〜〜〜!!」
茜「・・・ん・・・」
     茜が目を覚ます。
男子生徒A「おい!お前が大声出すから里村先生が起きたじゃないか!!」
男子生徒C「俺か!?」
男子生徒B「おいっ、みんな!こいつが里村先生の安眠を妨害したぞ!!」
男子生徒一同『なに〜〜〜っ!!?』
男子生徒C「ちょっ・・・待てっ!」
男子生徒一同『問答無用!!制裁!!!』
     ドカ! ドカ!!  ドカ!!!
男子生徒C「ぐぇ・・・」
茜「・・・騒がしいです」
男子生徒一同『すみません!里村先生!』

詩子「いいな〜茜は・・・あんな役職で・・・」
     ゴシ  ゴシ
詩子「私なんか清掃員よ!しかもトイレ担当!」
     ゴシ  ゴシ
女子生徒A「清掃員さ〜ん、ここも汚れてますよ〜」
詩子「くすん・・・」
     ゴシ  ゴシ

浩平「はぁ〜〜〜・・・」
澪『どうしたの?』
浩平「ちょっとな・・・」
澪『お母さんに会えないの辛いの?』
浩平「良く分からないんだ・・・」
澪『?』
浩平「オレが母さんに会えば存在的矛盾が起こるのは分かる・・・ただ・・・」
澪『ただ?』
浩平「オレが母さんに会いたいかどうか分からないんだ・・・」
澪『どうしてなの?』
浩平「嫌いだったから・・・かな・・・」
澪『・・・・・・』
浩平「でも・・・な・・・」
     浩平の視線の先には、浩平の母:沙夜香の姿が会った。

沙夜香「ねえ、留美。この雑誌のここ。ほら」
留美「あ・・・」
沙夜香「男の人の女装ってなんか面白いよね」
留美「その人・・・私のお兄ちゃん・・・」
沙夜香「え・・・祐介さん・・・?」
留美「(コクン)」
沙夜香「あは・・・あはは・・・(汗)」
留美「まったく・・・お兄ちゃん、私が見てないとこで何やってる事だか・・・」

澪『明るい人なの』
浩平「ああ・・・明るくて・・・優しい人だった・・・」
     分かってる・・・
     母さんも辛かったんだ・・・
     大事な人を二人続けて失って・・・
     でも、オレは・・・

                                    <続く>

ももも「ふっふっふ・・・まず一日目成功・・・」
ちびみさき「やればできるもんだね」
ももも「さて・・・明日はどうかな・・・?」
ちびみさき「また弱気な事を言ってるよ〜」
ももも「では、明日のための第一歩・・・感想と行こう・・・」
ちびみさき「ところで、その口調は何とかならないのかな?」
ももも「いや・・・ちょっと浮遊霊が憑依しててな・・・」
ちびみさき「しかたないね・・・」
ももも「え・・・?」
ちびみさき「川名流除霊術!エクソシスト・クラッシャー!!!」
     どごーーーーん!!!
ももも「ぐああああぁぁぁ!!」
ちびみさき「決まったね・・・」
ももも「くふぅ・・・また怪しげな技を身につけたな・・・父さんはうれしいぞ・・・」
ちびみさき「誰が『父さん』なのかな〜〜〜?」
ももも「すみません!失言でした!」
ちびみさき「まあ、許してあげようかな。じゃ、感想だね」
ももも「無理だ・・・」
ちびみさき「え?むりなの?」
ももも「うみゅ。何の因果かはたまた祟りか・・・SSの2ページ以降が見えない」
ちびみさき「なんで?」
ももも「さあ・・・ここのPCが悪いのかな・・・?」
ちびみさき「じゃ、しかたないね・・・」
ももも「ではこの辺で」
ちびみさき「ばいば〜い」
ももも「アデュ〜」