変わりゆく存在 投稿者: ももも
南「ふぁ〜〜、朝か・・・」
その日は晴れだった。
南「とりあえず学校にいけば里村さんに会えるだろ・・・」

【 第四日目 】

生徒A「よう、沢口」
生徒B「沢口君、おはよう」
南(やっぱりだれも覚えていない・・・)
茜「・・・早く行かないと遅れますよ」
南「里村さん?」
後ろを向いてみる・・・あれ?いない・・
茜「・・行かないんですか」
南「おぉう!」
(いっ、いつの間に・・!)
その時すでに、茜ははるか前方を歩いていた・・・

放課後−−−
南(里村さんでも誘って帰るか・・・)
そこでふと気づく。
南(あ・・家壊れてたんだった・・まあ、ここは里村さんと帰ることに意味がある)
「里村さん、一緒に帰りませんか?」
茜「・・・嫌です」
南(うっ・・・まあ、分かってはいたけど・・)
「どうしても?」
茜「・・・嫌です」
南「山葉堂のワッフルおごろうと思ったんだけど・・・」
茜「・・・行きます」
南「よし。じゃ、行こう」

商店街−−−
南「うわ〜、込んでるな」
茜「・・・はい」
南「しかたない。少し待とうか」
茜「・・・そうですね」
南(・・笑ってくれない・・分かってる・・オレじゃ駄目なんだ・・)
茜「・・・行かないんですか」
南「えっ?」
見ると列の間がかなり開いていた・・・
南(う・・・なんか後ろの人波から白い目が・・・)
茜「・・・・・・」
茜はじっとメニュー表の下にある張り紙を見ている。
南「・・・?」
なにか新製品の様だ。
南「・・・里村さん、あれがほしいの?」
茜「・・・はい」
南「よし。んじゃ、あれにしよう」
店員「ご注文の方はお決まりになられましたか?」
南「え〜と、あの張り紙の新製品を4つお願いします」
店員「っ!?」
南(なんだ、あの反応は?)
気になってその張り紙をよく見てみる。
『今までの特製ワッフルに加えて数種類の甘味料を追加。さらなる未知の甘さに挑戦しました。
これこそ山葉堂特製ワッフルの決定版.その名も〜キング・オブ・ワッフル〜ついに登場!』
南(・・・こ・・これは・・)
「あ、あの、やっぱり・・・」
店員「〜キング・オブ・ワッフル〜ですね!承知しました!『例のモノ』4つ入りま〜す!」
南(止められなかった・・・しかも『例のモノ』って・・・・)
茜「・・・楽しみです」
店員「はい、おまたせしました〜!〜キング・オブ・ワッフル〜4つです!」
南「・・はい」
(この漂ってくる香りさえ・・甘い・・)
茜「・・・いい香りです」
南「・・・・・・」
(何も言うまい)
「どこで食べます?」
茜「・・・私の知っている公園へ行きましょう」

公園−−−
南「さて、冷めないうちに食べよう」
茜「・・・はい」
がさ がさ
南(こ・・・これはっ!・・見るからに甘そうだ・・・)
そこには何故か生クリームののったワッフルが・・・
茜「・・・おいしいです」
南(・・里村さんはおいしいと言っている・・)
茜「・・・食べないんですか?」
南(里村さんの食べてるものが食べれないで何が男だっ!!)
ぱくっ
・・・・・・
南「・・・うぁ・・・」
甘い・・・いや、甘すぎて味が分からない・・・
茜「・・・おいしいです」
南(そ・・そんなバカな・・)
2口目をかじってみる。
ぱくっ
・・・・・・
南「ぐはぁ!」
フッ・・
茜「・・・どうしました?」
南「・・・いえ・・大丈夫です・・」
(今・・一瞬意識が飛んだような・・)
茜「・・・おいしかったです」
見ると茜はもう食べおわっている。
南(・・・オレにはムリだ・・命に関わる・・・)
「里村さん・・・全部食べていいよ」
茜「?・・・はい」
そう言って全て食べ終わるのに、たいして時間はかからなかった・・・

夜−−−
南「・・まだ、口の中が甘い・・・」
今日の南の寝床も公園だった。
場所は木の上だが・・・
南「・・・星がきれいだな・・・」
(そういや、ワッフル食べてるときの里村さん・・かわいかったな・・・)
南「何、感傷的になってんだろ・・オレ・・」
−違和感
なんかいやな気分だ・・・
南「・・・疲れてるんだな・・きっと・・・寝よ・・」
(そうだ・・オレにはまだ里村さんがいる・・・)

<審判の日に続く>

ももも「よっしゃ〜〜!!あと一回!!」
ちびみさき「あと一息だよ〜」
ももも「今日はゲストは来るのか?」
ちびみさき「うん。もう来るはずだよ」
たっ たっ たっ
ももも「・・?誰だ?」
ばたんっ!
ちびすみい「よう!あそびにきたぜ!」
ももも「・・・・」
ガチャッ
ちびすみい「お?ももも、なんだそりゃ?」
ちびみさき「なんかおっきい釘バット見たいだね・・」
ももも「・・・・」
すっ・・・
ちびみさき「あっ!野球の構えだね」
ちびすみい「で。どうするんだそれ?」
ももも「男のゲストはいらんわ〜〜〜〜!!」
ぶんっ! ごすっ!
キーーーー・・・・ン
ちびすみい「そりゃないぜーーーー・・・・!」
キランッ!
ちびみさき「あ〜、お星様になっちゃったよ〜」
ももも「座談会に男は一人だけでいい。二人目からはこのような仕打ちにあうのが世の定め・・・」
ちびみさき「そんなことないよ〜」
ももも「あか○り さと○さんの座談会をみればわかる」
ちびみさき「でも、○中○樹さんの座談会はそんなことないよ」
ももも「ふむ・・・じゃ、この話はここまでということで」
ちびみさき「そうだね」
ももも「よし、今回はちと早いが感想といくか」
ちびみさき「いえっさ〜」

>さとぴぃさん
ももも「ちょっと茜ちゃんがかわいそうかな・・・」
ちびみさき「想いすぎると辛いものなんだね」
ももも「このあと浩平はずっと帰ってこないのかな?」
ちびみさき「なんか、忘れなかったけどBAD ENDってかんじかな」
ももも「でも、茜の一途な感じが良く出てるな」
ちびみさき「一度好きになったらどこまでも・・・今時少ないと思うよ、そんな娘」
ももも「だな」

>睦月周さん
ももも「・・・感動した」
ちびみさき「自分のことだけど、こんなにきれいに書いてくれてうれしいよ〜」
ももも「目の見えない人にとって世界=深海か・・」
ちびみさき「目の見えない人たちにこのSSを読ませてあげたいな〜」
ももも「きっと、うなずいてくれると思うぞ」
ちびみさき「そうだね」

>よもすえさん
ももも「うわっ!ドッペルが買い物してる!」
ちびみさき「目は金色かな?」
ももも「そうだと思うぞ」
ちびみさき「思わず不可視の力使って?」
ももも「銀行襲うわけだ」
ちびみさき「で、朝、郁美さんがニュースを見て・・・」
ももも「自分の顔が出てて驚くわけだ」
ちびみさき「でも、このSSのドッペルはかわいいかんじだね」
ももも「うみゅ。なんか『はじめてのおつかい』(ふ・・古い・・)みたいな感じだな」

ももも「さて、感想も書いたし」
ちびみさき「モンコレのトレードはどうなったのかな?」
ももも「うみゅ、なかなか良い条件でトレードできたぞ」
ちびみさき「よかったね」
ももも「おう。さあおいで、月の天使+空の天使」
ちびみさき「さようなら、歌姫さん」
ももも「それを言うなって」
ちびみさき「あっ!」
ももも「どうした?」
ちびみさき「今気づいたけど、なんか座談会がかなりマニアな世界に入っているような・・・」
ももも「うみゅ。わからない人も多いだろうな・・多分・・」
ちびみさき「今度から気をつけないとね」
ももも「善処しよう」
ちびみさき「えと・・次は月曜日かな?」
ももも「そうだな。前にも書いたが学校で書いてるからな」
ちびみさき「土日、祝日はバイトだしね」
ももも「そういうこと」
ちびみさき「じゃ、そろそろ時間だね」
ももも「ではっ!また月曜日におじゃまさせていただいます!(たぶん)」
ちびみさき「じゃ〜ね〜」