七瀬さんの進め!オトメ大作戦!!(第5話) 投稿者: 将木我流
<前回のあらすじ>

オトメになるための修行をする決意をした七瀬さん。
そしてそれにつきあわされる事になった浩平。
果して二人の行先は!?
…って、やっぱしあらすじ文は変わらないんですね(^^;;

Operation5『オトメの素質!』


翌日は土曜日だった。つまり、授業は昼までである。
いつもなら帰りに住井あたりとゲーセンに寄ったり、瑞佳とパタポ
屋でクレープなどを食べたりして家に帰るのが定番なのだが…
「…ふぅ、なんか変な気分だぜ」
浩平はすでに人が少なくなった教室でヤキソバパンを食べていた。
ここに残っているのは部活で且つ学食派でない人間、約10人程度
であった。
「お前もそう思わないか、七瀬?」
浩平は自分の前の席で弁当を広げていた七瀬に問いかけた。七瀬は
首を少し浩平の方に向けて、言った。
「…その前になんであなたが残ってるわけ?」
「なんでって…俺はお前の補佐なんだろーが」
「演劇部での練習の時は補佐はいらない、って言ったでしょ?」
「…そうだったっけ?」
「はぁ…やっぱし聞いてなかったわね…」
「…あ、そういやそうだった気もするなぁ」
ヤキソバパンを食べ終えて紙パックのカフェオレをストローで飲み
ながら浩平はつぶやいた。
「でも、そんなのいつ言った?」
「昨日の帰り道で言ったでしょ?深山先輩の要望だって」
…思い出した。そう言えばそうだったような気もする。
やっぱし聞いてなかったか…とつぶやいた七瀬は、両手を合わせて
『ごちそうさま』をして弁当箱を直すと、
「じゃ、私は演劇部に行くから」
と言って鞄に手をかけた。
「ああそうか。じゃあ俺も行くか…」
飲み終わったカフェオレの紙パックをくしゃっ、とつぶす浩平。
「行く…って、どこへ?」
「それはお前には関係ない」
「あ、そう…じゃ私は行くから」
そう言うと七瀬は鞄を持って席を立つ。それとほぼ同じタイミング
で浩平も立ち上がった。

教室を出た二人は何故か一緒に廊下を歩いていた。
「ちょっと、折原…」
「ん?何だ?」
「あんた…なんで私の後をつけてくるのよ!」
「仕方ないだろ…俺の目的地もこっちなんだ」
「…一体何を企んでるの、あんた?」
「やかましぃっ!俺は用事があるんだ!」
などと言い合いをしながら歩いてきた浩平と七瀬がたどり着いたの
は…演劇部室だった。
「なんでここまでついてくるかなぁ〜あんたは」
「…仕方ないだろ。用事があるんだから」
「はいはい。言ってなさい。じゃ、私は…」
「あら、折原くんに七瀬さんじゃない」
七瀬がドアに手をかけたところで、2人は廊下の向こうから歩いて
くる深山先輩に声をかけられた。
「あっ先輩、こんにちは」
「こんにちは深山先輩…今日からよろしくお願いします」
軽く挨拶をした浩平に対し、七瀬はきちんとおじぎをした。
「あ、別にいいよ七瀬さん。そんな堅っくるしい事しなくっても」
「…そうですか、じゃあそうさせてもらいます」
「それにしても…浩平くんもちゃんと来てくれたんだね」
「えっ?」
「…ま、まあ約束破るのは悪いしな。しかも俺からの約束だし」
どういうこと?という表情を浮かべる七瀬の横で、深山先輩と浩平
の謎の会話は進んでいた。
「じゃ、よろしくね。詳しい事は副部長に聞いてね」
「ああ、わかった。じゃあ先輩は七瀬を頼むな」
「ええ」
七瀬にすれば、何とも自然な感じで浩平と深山の会話は終わった。
「…あんた、まさかホントに演劇部に用事あるの?」
「だから言っただろーが!」
「…あっ!ま、まさか!」
この時、ようやく七瀬の中で何かが繋がった。
「まさか深山先輩…昨日の折原の伝言って…!?」
「あれ?七瀬さん、折原くんから聞いてないの?」
深山の問いかけを受けて、七瀬は浩平の方に顔を向ける。その浩平
は『何でわざわざ言うんですかっ!』という表情を浮かべ、自分に
向けられている七瀬の視線をかわすように顔を横に向けた。
「…俺はお前の補佐なんだろがっ!」
「お、折原…」

そんな2人のやりとりを見てふふっ、と微笑む深山。もちろん、
『別にあの伝言がなくっても手伝うつもりだったけどね』
なんて言う深山先輩の心のつぶやきが聞こえるはずもない…

そして深山と七瀬は部室の奥にある部屋へと入っていった。
さてオレは…などと考えていると、袖をぐいぐいと引っ張られた。
そこにいたのは澪だった。
『深山先輩から。今日のお仕事なの』
澪は4つに折り畳まれていた紙を浩平に渡した。貰った浩平は早速
その紙を開く。その紙には、

『今日は製本作業をお願いします。深山』

と書かれていた。それを読み終わると再び澪が袖をぐいぐいと引っ
張った。そして澪は長机の上にある大量の紙を指さした。それは既
に印刷されていた各ページの山だった。そのページの山自体の高さ
はそこまででもないのだが、その数が結構多い。
「…う〜ん、結構長いんだなぁ〜」
山の数が多い=ページ数が多い、という事である。
浩平は山からページを1枚1枚取っていき、全部取り終わると表紙
と裏表紙を合わせて端を揃え、製本用のホッチキスで閉じる。仕事
自体はそれほど難しくないのだが、一人でやるには数が多い。しか
し他の部員達もそれぞれ仕事があるので『手伝ってくれ』とは言え
ないのである。

結局、その日は一人で黙々と作業をしていた。
そして、それが終わったのは日が沈もうとしていた頃であった。
「ふぃ〜っ」
製本と落丁の確認がようやく終わり、長机にあったパイプ椅子に座
る浩平。そして『ん〜』と伸びをする。とその時、部室奥の部屋の
ドアが開き、そこから深山先輩が出てきた。
「あ、先輩。今日の練習は終わりですか?」
「ええ。まあ今日はこんなとこね」
こんなとこね、とは言うものの、2人が部屋に入っていた時間は軽
く4時間は越えているはずである…大変だな、七瀬も…
「ところで先輩、今日は何をやったんだ?」
「ふふふ…残念だけどそれは教えられないわ」
「どうして?」
「ふふっ…」
深山先輩は浩平に顔をぐっ、と近づけて、言った。
「『オトメノヒミツ』だからよ」
「…はぁ?」
「ダメだよ折原くん。女の子にそんな事きいちゃ…ね?」
「…はぁ」
浩平にはすでに何が何だかよくわかんなかった。と、その時、
「深山先輩、どうもありがとうございました」
奥の部屋から七瀬が出て来た。一体今まで奥の部屋で何をやってた
のだろうか…?
「じゃ七瀬さん。明日は午前9時からだから」
「はい、わかりました。明日もよろしくお願いします」
両手を前で合わせておじぎをする七瀬。
「………」
「…あ、あの、折原?私の顔に何かついてる?」
「えっ!?あ、いや…」
浩平は慌てて手をぱたぱたと振る。そんな浩平の変な様子に七瀬は
『?』とした表情を浮かべ、首をかしげた。
「じゃ、折原くん。明日もよろしくね〜。仕事は沢山あるから♪」
「…はぅぅぅ(T_T)」

そして翌日は日曜日…
「…朝8時…起きなきゃ…」
なんで日曜日にまで朝の8時に起きなきゃならんのだ…とぼやきつ
つも、容赦のないベルが鳴る目覚し時計を止める。そして着替えて
適当に朝メシを食べて髪をといて家を出た。
せめてもの救いは遅刻がない事か…あくびをしながらそう思った。

今日はセットを作るのを手伝わされた。
何故かは知らないが、数多くいる演劇部員の中で男性は浩平一人。
当然力仕事関係はほとんど浩平の仕事である。
その作業が終わったのは…昨日と同じく日が沈んだ後だった…

そして…あれから一週間が経過した。
その間も、放課後になると七瀬は奥の部屋で遅くまで深山先輩と共
に演技の練習をしていた。練習の内容を見た事が無いので何とも言
えないが…キツイだろうな、と浩平は思っていた。

そして浩平は…とにかくいいようにこきつかわれていた。
この前の土・日は浩平とあまり面識のない副部長の桑島さん(オリ
ジナルキャラです…念の為)が部長代行だったのでまだマシ…それ
でも十分キツかったが…だったのだが、月曜からはまたもみさき先
輩が借金返済の為に演劇部にやってきて『浩平くんは男の子だから
大丈夫だよ』の一言で色々雑用をさせられていた。まあそのお陰で
他の部員達は練習にうちこめるわけだから、これは仕方のない事な
のかも知れないが…

そういえば、2人の周りで変化が見られ始めていた。
「なぁ…やっぱし七瀬さんていいよなぁ」
そんな声を男子の間で聞く事が多くなっていた。
確かに以前の一件で評価がガタ落ちした事もあった。
だがそれも時間が経つにつれ、その時の様子が明確に語られるよう
になり『まあ彼女も怒る時ぐらいあるさ』という意見や、演劇部で
の修行の成果であろうと思われる振る舞いなどにより、確実に評価
を回復させていた。正しくはそう演じているのであろうが、そんな
事をみんなが知る由もない…

いや、それも当然かもしれない…と浩平は思っていた。
深山先輩に一体どんな指導を受けたのかはわからないが、ここ最近
の七瀬は変わった、と感じる程完璧に七瀬が理想とする『オトメ』
を演じていた。それに、最近では浩平が七瀬に悪戯してもボロを出
さなくなっていた。
とはいえ、深山先輩の口から『指導完了!』の言葉を聞くまでは七
瀬の修行は終わりではないし、浩平の演劇部雑用の仕事も終わらな
いのである…

そんな中で…
「…最近の七瀬留美の様子、どう思います?」
「正直な所、ちょっと調子に乗ってると思いますわね」
「そうね…」
それは教室の端に集まっていた一つの女子のグループだった。
と、そのグループの中で腕組みをしていた女子が、
「少し思い知らせないといけないわね…」
彼女はそうつぶやくと、ふふっ、口先をつり上げた。
…もちろん、そんな彼女らの事を2人が知る由はない…

そして、時は再び日曜日。
「…何だよこの量は…」
浩平は両手に紙袋を2つづつ持っていた。そして愚痴をこぼしなが
ら歩いていた。深山先輩に『買いものよろしくね〜』と頼まれて渡
されたメモももらったのが確か正午過ぎ…だがもうすでに日は暮れ
ていた。買い物だから楽だろうな、と思ったのが失敗だった。
「はぁ、あんな事約束するんじゃなかったよ…」
などと愚痴をこぼしていた浩平はようやく学校に戻ってきた。すで
に校舎に明りがついている場所はほとんどない。
「…演劇部、誰かいるかなぁ?」
まあこの時間だとみんな帰ってても文句は言えないかもしれない。
だがしかし、という事は仕方ないのでこの荷物を自分の家に持って
帰らなければいけないことになる。つまり、この荷物を明日登校す
る時に持って来なければならない事になる…
「誰か居てくれよ…」
浩平は切に願った。

上履きに履きかえて廊下を歩く。目的地は演劇部室…
「おっ!」
幸運にも、演劇部室には明りがついていた。
…消し忘れ、とかいうオチも思いついたりしながらも浩平は演劇部
室のドアに手をかけて…開いた。
「あら、お帰り」
そこにいたのは台本に目を通していた深山先輩だった。他の部員の
姿は見られなかった。
「…先輩、買い物行ってきました」
「あら、ご苦労さま。でも随分遅かったね?」
にこやかに言う深山先輩に、浩平は思わず口を開いた。
「…だったら日曜日の午後に制服姿の男子生徒に女性ものの服を買
わせないでください!」
「仕方ないでしょ、人手が少ないんだから」
とかいいつつ深山先輩は溢れる笑いを堪えきれずにいた。
…まあ確かに『人が多い日曜日の午後に、男子高校生が女性用の服
やらを大量に購入する』姿は想像するだけでも楽しすぎる(笑)
そんな深山先輩の姿を横目に、浩平は持っていた紙袋を長机の上に
どさっ、と置いた。
「う〜ん…ホントなら他の部員と買ってきた衣装で話とかしたかっ
たんだけどなぁ…もう遅いからみんな帰っちゃったよ」
「…だぁかぁらぁ」
「七瀬さんは結構遅くまでいたんだけどねぇ…折原くんが帰ってく
る15分前ぐらいに帰っちゃったし」
「あ、そうですか…」
深山先輩から七瀬の話題が出たので、この際に…とばかりに浩平は
前々から気になっていた事を聞く事にした。
「…なぁ深山先輩。俺、前々から気になってたんだけど…一体七瀬
に何を教えてるんだ?」
「何…っていわれても、君に頼まれた通り『演技指導』だけど?」
深山先輩の答えはあまりに素っ気なかった。
「でっ、でも七瀬から事情は聞いたんでしょ?」
「ええ、聞いたわ。あんまし賛同できなかったけどね」
「えっ!?」
深山の言葉に浩平は『いやマジで』という接頭語がつく程驚いた。
「賛同出来ないのに…なんで七瀬に演技指導してるんですか!?」
「そうねぇ…ちゃんと答えないとダメ?」
「…出来れば」
「一言で言うならば…熱意かな?」
「熱意?」
「七瀬さんについては色々と聞かせてもらったわ。七瀬さんが望ん
でいる事や、昔のお話とかもね…」
「えっ!?」
昔の話、という所に浩平は自分でもわかる程過敏に反応していた。
そう言えば…俺、七瀬のここに来る以前の事は何も知らない…
「あれ?もしかして折原くんって、七瀬さんから聞いてないの?」
「…ああ、聞いてない」
「へぇ、そうなんだ…てっきりそんな事も全部ひっくるめて考えて
ここにやってきたんだと思ってたんだけど?」
「…それで先輩、その七瀬の昔の話って?」
「ふふっ。気になるのはわかるけど、私も人の話をぺらぺらとしゃ
べるわけにはいかないのよ。七瀬さんにも口止めされてるしね」
「でも先輩…そんな『熱意』とかだけで、あいつの『オトメ』にな
る修行を手伝ってていいんですか?」
「あら?浩平くんは七瀬さんが『オトメ』になれないと思ってるの
かしら?」
「正直、あんましオレにはわかりません…」
「ふふっ、折原くん。女の子はね、みんな『オトメ』になれる素質
を持ってるんだよ」
「…え?」
「ただ、自分が持っている素質に気付くか、その素質を磨いて輝か
せる事が出来るかは本人次第だけどね…そして今、七瀬さんは必死
に輝かせようとしているわ。まあその手助けが出来るかな、って思
って演技指導してるのよ」
「…そう、なんですか」
「まあ、そんなところね」
深山先輩はそう言うものの浩平には何か納得がいかなかった。
本当にそれだけの理由で、七瀬の手伝いをするのだろうか…と。
そんな浩平の様子に気付いたのだろうか、深山が言う。
「信じるも信じないも折原くんの自由でいいよ」
「…わかった。でも…先輩が言う『素質』ってやつは、本当に磨か
れるのか?」
浩平の正直な感想だった。すると深山はふふっ、と微笑むと、
「まあ、その素質を一気に輝かせる方法があるんだけどね」
「え?それって?」
浩平の問いかけに深山は悪戯っぽい微笑みを浮かべて、言った。
「白馬に乗った王子様…ふふっ、定番でしょ?」
「…は?」
浩平は思わず気が抜けたような返事をしてしまった。
「七瀬さんの前にも、そんな素敵な王子さまが現われるかもね」
「……はぁ」
正直、それしか言葉が出なかった。
七瀬の王子さまになる奴…苦労するだろうなぁ…

結局、その日はもう遅いという事で浩平は下校する事にした。
深山先輩は『まだもうちょっとやる事がある』そうだ。

「…ふふっ」
浩平が去った部室で、深山は思い出し笑いを浮かべていた。
「ガラにも無い事言うっちゃったわね、私も…」
そんな事をつぶやきながら、深山は部室の窓にもたれかかった。そ
こから外を眺めると、ちょうど折原が校門から出る所だった。
「…誰かが言ってたっけ。『女性というものは、生まれながらにし
て自分の中に"演じる自分"が存在している』…って」
あの時、『演技指導して欲しい』と頼みに来た七瀬の昔の話を聞い
ていた時に深山はこの言葉を思い出したのだ。
そしてふっ、と息をつくと窓越しに夜空を見上げた。
「…私も、同じなのかもね」
その言葉の真意は、彼女にしかわからなかった…

翌日は月曜日。
いつものごとく浩平は瑞佳と共に走っていた。
教室に到着したのは午前8時27分…そこで瑞佳と別れて自分の席
へと向かう。すると、浩平の席の前の七瀬が机の横に立ってじっ、
と自分の椅子を見ているのに気付いた。

「う〜す七瀬ぇ!」
と挨拶をするが七瀬は自分の席をじぃっ、と眺めたままだった。
「どうした七瀬、そんなに自分の椅子が珍しいか?」
「………」
何も言わずに七瀬は自分の椅子を指さした。
「…ん?」
七瀬が指さす方に浩平は視線を向けた。

彼女の椅子の上にあったもの…
それは、天井に向けて針を立たせていた一つの画鋲だった…

つづく。


"次回予告"

これは事故?それとも陰謀?
七瀬さんの椅子の上に置かれた画鋲の真意とは!
そして…不敵な笑みを浮かべる少女は一体誰なのか?

はたして…七瀬さんのオトメへの道は如何にっ!?

作者の遅筆にもめげずに読んで下さるみなさまに感謝しつつお送り
する、次回『七瀬さんの進め!オトメ大作戦!!』
次回最終回っ!!…あくまで予定ですけども(^^;;
Operation6『オトメの想い』に進めっ!七瀬さんっ!!

<追伸>
次回がラスト(予定)だというのに何ですが…
やっぱり、諸処の事情により内容が予告と異なる場合がありますの
で、その点につきましてはあらかじめご了承下さい。
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どもども。研究室から失礼、の将木我流です。
第5話、ようやく公開で〜す。
でも、あんまし書く時間が無くって雑な作りになっちゃってる…
ううっ、ごめんなさい〜(T_T)これも卒研のせいだぁ〜(笑)

しかし…みなさんの第4話の感想見てて『浩平が深山先輩に七瀬を
売り渡す』ってのがあった時はマジで驚きました。友人にも同じ事
を言われたので(^^;;しかもその意見を複数発見した時にはさらに
びっくりしました。本当に売り渡すように書き換えようかな…なあ
んて誘惑にちょっと駆られたりもしましたが…(笑)

それと…以前お話していた『七瀬シナリオにシンクロさせるか、さ
せないか』ですが、今回のを読んでもらったらわかると思いますが
シンクロさせてみました。で、お蔵入りになった『シンクロさせな
いネタ』なのですが、また今度の機会に書こうと思ってます。いっ
その事、これが終わった後に『シナリオ分岐バージョン』とかで書
いてみよっかな、とも思っていますが…とりあえずはこのシリーズ
を完結させてから考えたいと思います。

それと、ちょっとタイムチャートをいじってます。このイベントの
時はホントならもう期末試験が始まらないといけないのに…(^^;;
まあ、パラレルワールドという事でご勘弁を(^^;;

それでは次回最終回…ホントかなぁ?実はまだ書き上がってないか
らあと1話ぐらい伸びる可能性もあるかも(^^;;

では、これで失礼いたします。
またまた叱咤下さい。激励もついでによろしくお願いします。