ミズエモン『裏山を戦場に・・・』 投稿者: もうちゃん@
チュンチュン!

声「浩平君!浩平君!もうそろそろ時間だよおきなよ」
ん? 男の声・・・俺は男と同棲してる記憶はないぞ まさか瑞佳の変装か・・・それとも新しい罠?まぁ
起きてみれば分かる事だな 目を開けたその視界には・・・

浩平「おっ住井じゃないか、お前なんでこんな所にいるんだ?」
住井「だって今日はクラス全体で遊ぶって決めたじゃないか 昨日南くんが」
浩平「なに?南の奴がそんなこと言っていたのか?」
住井「しかも元々君たちの喧嘩から始まったんだよ 覚えてない?」
浩平「なに!?俺が原因なのか・・・う〜〜ん」
俺は記憶を掘り出してみた・・・ そうだそれは学校での出来事だった

浩平「おい!なんで朝飯に昨日の和菓子が出てくるんだよ!」
長森「それは浩平の食べ物だもん!」
浩平「ふぅ・・・今日は珍しく普通に起こしたと思えばこんなことしてくれたのか」
長森「嬉しいでしょ〜〜」
浩平「まぁいいや ご飯だけ食べてくからこれは処分しておいてくれ」
長森「もう!絶対食べさせちゃうもん!」
浩平「はっそんなもの意地でもくわねえよ」
長森「ふに〜〜〜〜!!」
浩平「猫の餌にでもしてろ!」
ってこれは学校の出来事じゃない・・・ 記憶を又掘り起こす

浩平「おっ茜じゃないか!」
茜「・・・おはようございます」
浩平「朝から変なもの食わされたからな・・・」
茜「そういえば 昨日の約束覚えてますか?」(お買い物での出来事参照)
浩平「ん?約束・・・なんかしたか?」
茜「ほんとに覚えてないんですか?」
ちょっと怒ったふいんきで聞いてくる

浩平「確かに覚えてないが何の約束したかな?」
茜「・・・ならいいです」
浩平「ん?そういえばその風呂敷に包んである物はなんだ?」
茜「昨日の物です」
浩平「まさかあれか?」
茜「そうです 余ったので浩平にあげようかと思いましたけど」
浩平「そうか それは残念」
茜「なんで言う前から分かるんですか?」
浩平「なんとなくだ」
これ以上和菓子を見るのは苦痛を伴うだけだしな
学校に着く

浩平「最近早起きできるようになってすごいな俺は」
茜「ちょっと早く来過ぎました」
みさき「あれ?浩平君に茜ちゃんかな?」
浩平「おっ先輩早いじゃないか」
みさき「朝の空気は涼しいからね」
茜「おはようございます」
みさき「うん おはよう」
浩平「先輩 何もってるんだ?」
茜「大きいです」
みさき「何ってお弁当だよ」
浩平「・・・・・・・・なんでお重なんだ?」
しかも五段がさね

みさき「最近ダイエットしてるからね」
浩平「そうですか・・・」
住井「おっ今日は珍しい組み合わせですね」
相変わらず気色悪い・・・・・・・

みさき「住井君おはよ〜」
茜「おはようございます」
住井「どうも おはよう」
浩平「変態!!」
住井「ん?なんで僕が変態なんだい?」
浩平「元の住井に戻ってくれよ」
住井「僕は僕だよ 浩平君、君こそ最近へんだよ」
茜「変態は浩平です」
浩平「ぐわぁ 鋭いツッコミがぁ〜」
みさき「なんか楽しそうだね」
浩平「今日の授業割りはなんだ?」
住井「今日は英数国Hだよ」
浩平「なんだ 短縮されてるじゃないか 楽だな」
茜「でも、国語は澪先生ですよ」
浩平「何!?大変かも・・・」
みさき「前回の授業浩平君がおんぶしながらやったらしいしね」
茜「・・・・・・羨ましいです・・・・・」
住井「ああ!勉学ができないなんて浩平君はなんて可哀相なんだ!」
うごぉぉ!!住井が勉強なんて言うと殴りたくなる・・・
ボカ!

住井「何するんだい 浩平君」
浩平「すまん 殴ってた」
七瀬「おはよう」
住井「おはよう」
茜「おはようございます」
みさき「おっはよ〜〜」
浩平「・・・・・・・帰れ!」
七瀬「なんですってぇ〜〜!」
不可視の力発動モードへ移行!!

浩平「ははは そんなものきくかぁ!」
七瀬「今回は気絶くらいしてもらうわよ!」
浩平「今日はとっておきのバリヤーがいるのだ!」
みさき「朝からテンション高いねぇ」
茜「元気です」
住井「僕はべんきょ・・・うわ」
浩平「ははは 一般人がいてはその力もつかえまい!」
七瀬「ふっ甘いわね・・・」
そういうと、住井もろとも俺を廊下の壁に叩き付けた・・・ 人間の心がないのか・・・

七瀬「安心しなさい。住井君がいたから手加減したのよ」
浩平「ぐぅ・・・壁にへこみができる程度で手加減かよ・・・」
住井を見てみると 頭から血が流れていた・・・まぁボケキャラだから死なないだろう。頭に危険球があた
っても2時間で帰還した男だからな

浩平「おっ君はCGのない南じゃないか」
南「よう 浩平今日も元気にやられてたな」
浩平「みてたんなら助けろよ」
ふぅ〜 頭がまだくらくらするな・・・

茜「とどめです・・・・・・」
ガス! 俺はその場で意識を失った・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここは保健室・・・・・・・

声1「浩平が気をうしなったってほんと?」
声2「はい 私がしました」
声3「みゅ〜〜〜♪」
声1「わ〜 豪快だねぇ〜」
う〜〜ん 悪魔の声が聞こえるぅ〜〜 なにかやられるぅ〜

声2「それではちょっと外の空気吸ってきますね」
声3「みゅ〜〜〜!」
ガラッ!
パタパタ・・・・

声1「それじゃ浩平の意識を取り戻す、起こし方をするよぉ〜」
声3「みゅ〜〜!!」
声1「あっそうだった あれの改造頼んだよ。繭」
声3「みゅ〜〜〜!!」
パタパタ一人がこの場所から去ったようだ・・・・ん?繭?
まてぇい!今の声は瑞佳に繭じゃないか 急いで逃げねば・・・

浩平「こらぁ〜〜!なぜ俺をベットに縛り付けてるんだ!」
長森「あっ浩平起きちゃった でもまっいっか」
浩平「おい・・・まさかその手に持ってるテンプラモドキは」
長森「ほ〜ら 浩平おいしそ〜でしょ あ〜んして」
浩平「助けてくれぇ〜 繭〜」
長森「繭は自転車のかいぞ・・・なんでもないや帰ったよ」
浩平「その汚物をなんとかしろ 俺にちかずけるな」
長森「だからいったでしょ!絶対食べさせるって」
浩平「こら! 無理矢理入れるのはやめろ」
長森「こらぁ!口を早く開けるんだよ〜〜」
キツイ!この体勢では、今長森と戦ってるのは口だけで奴はすべての力でこじ開けようとしてるこのま
までは・・・・

長森「こうなったら・・・・」
ゴソゴソ・・・
うわ 昔懐かしのチェーンソー再び!
チュイ〜〜〜〜〜ン!!
もう駄目だ〜!その時・・・
ガラ!

茜「ミズちゃん何してるんですか?」
長森「浩平にご飯あげてるんだよ」
チェーンソー振りかざした女が男に切りかかろうとしてるのがどこが飯を上げてる図になるのだろう
・・・

茜「どれですか?」
長森「これだよ」
差し出してみせる なぜか茜がパッ!と喜んだように見えた

茜「これは、私が食べさせておきますから今回は私に任せてもらえませんか?」
長森「えっちゃんが食べさせてくれるの?」
茜「はい・・・」
長森「ちょうど良かった じゃあお願いね 私ちょっと作っておかなきゃいけないのがあるんだ」
パタパタ保健室を出て行くねぇ〜 何を作ってるのかは気にしないでおこう・・・

茜「では さっそく食べさせます」
浩平「いやだ」
茜「わがままいっちゃいけません」
浩平「そんな和菓子モドキ食えと言う方がおかしいぞ」
茜「そんな事言っては身もふたもありません」
浩平「そういえば なぜ最後に俺の頭を鉄パイプで殴ったんだ?」
茜「今日は、浩平の面倒が見たかったからです・・・ボソ」
浩平「なに?今日は浩平の民法が作りたかった?なんだそれは」
茜「コホン・・・それでは、これはどうしたら食べてくれるんですか?」
なんだかはぶらかされたような気分だな・・・

浩平「ん〜〜〜・・・口移しかな?」
我ながらパーフェクトな断り文句だと思った

茜「それでいいんですか?・・・ボソ」
浩平「それは胃ですか?もうちょっと大きく言ってくれないか?」
俺の言葉を無視しながらあの物体を食べ始めた
茜が一通り口に入れた後こっちにちかずいてくる・・・おお!これはもしや口移しか?
後ちょっとって所で・・・・・・
ガラ!!

浩平「み・・・澪か?」
茜はピョンと隣のベッドに座った あんなに顔赤いのに平然としてる所がらしいな

澪『次は国語の時間だからおっきするの浩平ちゃん』
浩平「何!次は国語か?」
澪「・・・・・・・」うんうん
浩平「ぐあぁ 急に眠気がぁ〜〜」
澪『おっきするの浩平ちゃん』
浩平「ZZZZzzzzz・・・」
ペシペシペシ!
ふふふ この程度で俺が起きるとでも思ったか!
ピョン!

浩平「ぐふぅ」
澪『・・・・・・・・』わ〜い わ〜いって感じの顔
楽しんでる・・・・・・

浩平「澪・・・人の上で暴れるのは止めてくれよ」
澪『じゃあ 浩平ちゃん授業にでるの?』
浩平「それはいやだ」
澪『茜ちゃんも浩平ちゃんに乗ってあげるの』
茜「私がですか?」
澪「・・・・・・・」うんうん
茜「浩平いいんですか?」
俺に言われても・・・・・

茜「失礼します」
浩平「勝手にしてくれ それよ・・・ぐふぅ」
ピョン

澪「・・・・・・・」わ〜い わ〜い
茜「・・・・・・・・楽しいです」
ボフボフ! バフバフ!

浩平「だ・・そのま・・・えに手首あ・・し首・・・の包帯・・をは・ずし・・・て・くれ うごけ・ない」
茜「取ったら出てくれますか?」
澪『出てくれるの?』
浩平「分かった、外してくれたら出る、だからまずは退いてくれ」
このままだと圧迫死してしまう・・・

茜「分かりました」
澪『わ〜い わ〜い』
ピョンピョンはねまわる澪そんなに嬉しいのか・・・・・はやくどいてくれ・・・

浩平「ふ〜危なく保健室で変死する所だったな」
茜「それではもうすぐ授業が始まるので、いきましょう」
澪『おんぶするの』
浩平「へいへい・・・・」
ピョン!

浩平「ぐおぉ・・・いつもより重いのはなぜだ。澪・・・太ったな・・・」
ペシペシ!

澪『失礼なの澪はまだ乗ってないの!』
茜「私が乗ってます、重いなんて失礼です」
浩平「・・・・・・なぜお前まで俺の背中に乗るんだ?」
茜「気にしないでください」
ピョン!

浩平「ぐわぁ〜 澪・・・何故のるんだ」
澪『急ぐの』
茜「そうです。浩平」
浩平「分かりました・・・」
教室までの道のりの間にチャイムが鳴ってしまい10分の遅刻となった

浩平「ぶはぁ はぁはぁそら降りろ」
澪『このまま授業なの』
茜「私も降りるきはありません」
浩平「いやね 僕は勉強したいんだ。」
住井「おお!!浩平君!君の口からその言葉を待ってたんだよ さあ一緒にべんきょ・・・ぐわぁ」
浩平「やっぱり このままやりましょう 先生!」
澪『えらいの浩平ちゃん』
南「こら!浩平 お前という奴は茜さんを負ぶっているとはなんてうら・・・じゃなくてハレンチな野郎だ
!」
浩平「いや 勝手に茜がな乗ってきたんだよ」
南「いや 言うな分かってるお前が『茜さん、さあこんな汚いやろうの背中ですがぜひ茜さんに乗って
ほしいんです!』とか言ったのは分かってるぞ」
浩平「だから茜が勝手に乗ってきたんだよ」
南「いや 言うな茜さんのふくよかな胸が背中にあったってこれまたうら・・じゃなくてハレンチな野郎
だと言う事は分かってるぞ」
浩平「なぁ 茜そうだよな」
茜「はい」
南「いや言うな 分かってるぞお前が茜さんの好物で脅しているというのがな」
う〜ん 好物で脅すってのも変だよねぇ〜 にしても南はしつこいな

浩平「だからどうすればいいんだ?」
南「俺とかわ・・・じゃなくて今度クラス全体で裏山でサバイバルごっこをしよう」
浩平「・・・・・・・なんでクラス全体なんだ?」
南「たまにはみんなで遊ぶのもいいかなぁ〜と」
浩平「・・・お前俺と一騎打ちしても何も利益が無い事見透かしてるな」
南「そりゃそうだ 茜さんの前でお前を仕留めなければ意味が無いからな」
浩平「お前・・・どさくさに紛れて茜に変な事するんじゃないだろうな?」
南「はははは 僕の本当の目的はそのと・・・じゃなくて 君を倒すんだよ」
浩平「んで クラスの連中はどうなんだ?」
澪『明日は丁度休みなの』
南「来たい奴だけ来いと言ってある」
浩平「俺はいやだ」
南「じゃあ 勝った奴が誰かに一つだけ願いを叶えてもらうのってのはどうだ?」
そうか・・・そこで瑞佳を連れてきて勝てばいいんだな 用は勝ち残ればいいのか・・・ふふふ

浩平「よし 乗った」
南「じゃあ 明日の朝の10時から開始だ 使用するのはペイント弾だけどな」
浩平「当たり前だ」
澪『それじゃ 授業を始めるの』
浩平「う〜ん どうやってノート写せばいいのだろう・・・」
茜「・・・・・・・・・明日の10時ですね・・・・・・・ボソ」
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン!
うお!なんて速さだ もう学校が終わったぞ

浩平「・・・・・・・・・・・・茜 いつまで乗ってるつもりだ?」
茜「浩平の家に着くまでです」
澪はと言うと一応教師なので、学校で残業みたいなのしてる。

浩平「うおぉ〜い帰ったぞ」
シーーン・・・
おかしいないつもなら返事は必ず返ってくるのに

浩平「う〜ん 家にいても今日は何もできんしな 書き置きでもして裏山で寝てるか」
茜「その前に私を送って行ってください」
浩平「このままでか?」
茜「いいえ ちゃんと降ります」
浩平「分かった 丁度通り道だしねちょっと待っててくれ」
サラサラ・・・(字を書いてる音)

浩平「良し これで奴は餌にかかってくるはずだ」
茜「それでは帰りましょう」
浩平「そうするか、武器は瑞佳の借りていくか」
バタン! 家を出る

数分後・・・・・・・・・

キィ〜〜〜〜
なぜか床が空く・・・そこから長森の姿が浮き出てきたってより地下室(秘密の)が有ったのだ!

長森「ふぅ〜 疲れたから休憩・・・お茶でも飲んでこよっと」
机の上の書き置きにきずいた

長森「なんだろこれ 浩平からだ、え〜〜と・・・・・・・・」
長森「『明日の10時に裏山へ来い。好きな起こし方してもいいぞ』・・・かぁ じゃあ急がなくちゃ」
いつのまにか繭がそこにいた。

繭「みゅ〜〜〜〜」
長森「それじゃ 早く『これ』を仕上げちゃうよ」
繭「みゅ〜〜〜!!」
続く・・・・・・・・・・・・・・
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浩平「なんて無理矢理な設定なんだ 強引にもほどがあるぞ」
私「ああ!私には何も聞こえない ああ聞こえない!」
浩平「現実逃避か・・・最悪だな」
私「そういえば 自転車の行方は次回に持ち越しって訳でして許してねぇ」
浩平「予定途中で変えるなんてこれまた最悪だな」
私「予定はいつも未定なんだよ 次回のタイトルは『勝利者その名は・・・』ですね」
浩平「お前 点々好きだよなぁ」
私「なんか 深く考え事としてるみたいでかっこいいでしょ」
浩平「お前なんかかっこよくも何にも無いわ!」
私「次回はサバイバル戦ですね。しなないでね。浩平君」
浩平「主人公はしなないんだろ?」
私「以外にこれが最終回だったりして(笑」
浩平「俺が死んだらおわりかよ・・・」
私「私を信じなさい(笑」
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