ミズエモン『今だ!勝利の大魔球』 投稿者: もうちゃん@
ごそごそ…もぞもぞ…
ん?なにかが、俺の布団の中で動いているな。昨日長森の部屋に入れたネズミだろうか…
いやあれは、もう死んでいるからなぁ〜まさか蘇ったのか!怖いなぁー 起きるか…

長森「う〜ん まだ食べてないよ〜 むにゃむにゃ」
浩平「うわ!お前何してるんだよ!」
長森「ふにゃ?」
浩平「だから〜お前は、何で俺の布団に入ってるんだ?只でさえ狭いと言うに…」
長森「はえ?」
浩平「おい、まだ寝ぼけてるのか?いいかげんに起きろよ」
長森「ふにゃ〜 お休み〜〜」
浩平「こら!俺が起きてるのにお前が寝るとは、何事だ!」
ふと、思い出したかのように俺は、ある袋を取り出す。中身はドラッフルだ。

浩平「ほ〜ら、こんな所にお前の好物が有るぞ〜〜」
こんなのに引っかかるのかな〜っと思った瞬間

長森「わ〜〜い浩平ありがとう〜〜」
はむはむ…ぱくぱく

浩平「で、お前はなんで俺の布団にいたんだ?」
長森「御馳走さま。えっ?あっ……」
ポケットの中をごそごそいじくる。今日の殺人兵器は何が出る事やら…
ドン!
ん?椅子か?椅子のわりには電極が多いようなきがするんだが・・・

長森「じゃっ浩平ここに座って」
浩平「なんだか強引だな。んで座るとどうなるんだ?」
長森「え〜〜と、まず電気が流れて、記憶が無くなるらしいよ」
記憶以前の問題が有ると思うが…

浩平「どこで買ったんだ?」
長森「そこの電気屋さん。」
ほぉ ここの世界は、そんなものを売ってるのか…お土産で住井に買ってくのもいいかもな

浩平「誰が座るか!いいか 俺はお前がなんでお・・…」
俺の話してる途中に声が聞こえた

みさき「こ〜へいく〜ん!野球やろうよ」
長森「だってさ 行って来れば浩平?」
浩平「おう!そうだな 今から行くぜ先輩」
長森「いってらっしゃ〜〜い」
浩平「あれ?なんか聞いてたような気がしたけどな…なんだったかな…」
長森「あ〜危なかった・・・」


浩平「先輩そういえば今日は試合だとかだよな?」
みさき「そうだよ。隣の野球チームとなんだよ」
浩平「へ〜 んで、あいてのチーム名は?」
みさき「え〜〜と・・・YSだって」
浩平「ヤクルトスワローズか?で名前はなんなんだ?」
みさき「少年野球団の略だって」
こんなチーム名聞いた事無いぞ。俺はその場でこけた

みさき「あれ。浩平君どうしたの?」
浩平「いや。ちょっとこけただけだ。こっちのチーム名は?」
かなり不安

みさき「CMだけど」
浩平「千葉ロッテマリーンズみたいだなぁ〜 で名前は?」
みさき「みさきちゃんだよ」
俺は、その場で今度は、電柱が倒れるほどのダイビングヘッドバットをかました。

浩平「みんなほんとにそういってるの?」
みさき「みんなかわいいって言ってくれてるよ」
浩平「いや そういう問題じゃ・・・」
こんな会話をしながら空き地に着いた。

七瀬「早くきなさいよ!もう今日は試合なんだから」
七瀬がいる・・・まだ毛皮(前回参照)は、きずかれてないらしいな・・・

みさき「今日は、浩平君がキャッチャーやってね」
浩平「別に良いけど、俺の定位置はライトじゃないのか?」
みさき「今日は特別だよ」
七瀬「そうそう。ライトはあたしが守るから気にしないで」
なぜか積極的に俺に、キャッチャーを進める。この後俺は後悔した・・・

みさき「いっくよ〜〜 ど真ん中ストレート!」
浩平「おう!いつでもいいぞ」
ドカン! シュゥゥゥゥゥ〜〜

浩平「何キロでてる?」
七瀬「167キロよ」
浩平「なぁ 交代しないか七・・・ぐわぁ〜〜」
七瀬「なんか言った?こうへいくん?」
こんな時に不可視の力使うとはずるい・・・

みさき「次は、内角低目のスライダーいくよ〜〜」
浩平「お・・おう」
うわぁスゴイ曲がる 取れん!こうなったらダイビングキャッチだ!
ゴツン!☆
顔面でキャッチしてしまった・・・

浩平「うう・・飛ぶんじゃなかった」
先輩のウォームアップも終りその頃に相手チームが来た。

少年「やぁ 久しぶりだね。今日も手加減しないよ」
みさき「望む所だよ」
浩平「なぁ七瀬あれだけなげれるのに勝てないのか?こっちは」
七瀬「あの・・・少年が打席に立つと必ず打たれるのよ。毎回ホームランで」
浩平「でも、今日は打席に入らないみたいだぞ」
七瀬「いつもあんな感じで、代打で打つのよ。」
浩平「スゴイ自信だな」
七瀬「いや 一打席以上立つと暴走するらしいの」
浩平「お前も引けを取らないな・・・ぎゃ〜〜〜」
空き地のドカンに激突し、ドカンを粉砕!
それが合図のように試合開始
こっちは先行だ。

浩平「俺は、一番バントで逃げるぜ!」
由衣「じゃ 行きますよ〜〜」
ビシュ!結構早い
コン!
浩平「みよ!この絶妙なバントを!」
何!もう詰めてきたのか。すごい足だな

アウト!

浩平「くそ やつらめ すごい足だぞ」
七瀬「大声であんな事いうからよ!」
浩平「しまった。こんな所で落とし穴があろうとは・・・」
みさき「まだ 最初だよ〜。不安だよ浩平君」
おっ七瀬がもう帰ってきた。はやいなぁ〜

浩平「頑張ってるじゃないか!三振王!」
ドカン!俺はベンチを突き破った・・・

みさき「じゃ 由衣ちゃん打たせてもらうよ」
由衣「そう簡単にはやられませんよ〜〜」
みさき「今日はどこのコースなげるのかな?」
由衣「あはは 教えちゃったら打たれちゃいますよ」
みさき「やっぱり駄目かな?私は高めだと思うな」
由衣「だったら低目になげようかなぁ〜」
みさき「冗談だよ」
由衣「あ〜 騙したずるいです」
みさき「目の錯覚だよ」
由衣「それを言うなら「空耳だよ」ですよ〜」
いい加減になげようぜ。試合が明日まで続きそうだ。
カキ〜ン!良い音だ。えっはいったの?

みさき「ん〜〜入ったと思って良いのかな?」
由衣「わ〜ん そうですよ〜打たれちゃいました〜」
みさき「じゃあ 喜んでおくよ」

浩平「順調な滑り出しだな。で四番は誰だ?」
茜「私です・・・」
浩平「うお!いきなり出てくるなよ。びっくりしたぞ」
茜「気にしないでください」
浩平「なんで、茜がいるんだ?」
茜「秋ですから、たまには運動を・・・応援も疲れますんで」
浩平「そうか、じゃあ頑張ってくれ」
茜「はい」
みさき「頑張ってね。」
頷くと打席に立つ。

由衣「あ〜お久しぶりです。最近お会いしてませんでしたね」
(まずなげるんだ!)そう心の中で思う俺
ピーゴロで帰ってくる。茜

茜「残念です。」
浩平「大丈夫だ!ここには、三振王がいるんだ。気にする・・・」
コンクリートに叩き付けられた・・・

七瀬「誰が三振王なのかな?浩平君?」
笑みの奥に、悪魔を見た俺は言い訳をした

浩平「これは、あくまでも慰めだ。それにお前を例えにするとこれまた効力がすごいんだ!みん
なすぐに立ち直るぞ」
おお・・・コンクリートにめり込む・・・

みさき「七瀬さん遊んでないで、位置に着かなきゃ」
七瀬「あっごめんなさい。・・・後でお話しましょうね」
浩平「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
やはり先輩の言う事は、聞いてるんだな・・・俺には特にキビシイが気のせいかな・・・

みさき「じゃ いくよ!外角高目ね」
浩平(なげる場所言っちゃ駄目でしょ・・・)
ドン! ドン! ドン! アウト!

浩平「んな あほな・・・」
こんな調子で、五回表まで来た・・・ただいま1−0で勝っている

浩平「うん、俺のこうプレイが、七瀬によって潰されている」
七瀬「あんたが、全部言うからでしょ!何よあの予告ホームランは!」
浩平「俺は、打てる!そう信じたら勝手にあんな事を」
浩平「それでも、その後バントをしっかりしただろ?」
七瀬「ずるすぎるわよ!あんな事してんのに人の事良く言えるわ・・・」
みさき「ほら 七瀬さんの番だよ〜」
七瀬「くっ覚えてなさいよ・・・」
先輩のいう事にはさからえんようだな。全く持って従順な奴だ。しかし
由衣と言うのは、かなり強い、貧乳のくせして・・・

由衣「あはは まだボールにかすりもしてませんね」
七瀬「じゃかしわ!これ以上いうならこの場で沈めるわよ!」
浩平(あいつは、きっと9回の時にすごい事をしてくれるだろう)
なんてことはない すぐアウトだ

みさき「う〜ん お腹好いたなぁ〜」
茜「・・・これ食べますか?」
みさき「これは、ドラッフル?」
茜「はい」
みさき「おいしくいただくよ」
浩平(俺は、おいしくいただけんなぁ〜)
みさき「おいしいね〜 これもっとボリュームあればいいんだけどね」
茜「私はこれで十分です」
浩平(ボリュームって・・・俺もこれで、勘弁してくれ)
みさき「浩平君も食べなよ」
浩平「俺は、い・いらないよ」
みさき「私が進めてるのに、食べれないって言うの?」
浩平「いや・・・そんな訳じゃ・・・食べるよ。」
泣きながら食べる。
卒倒・・・バタ

茜「浩平・・・出番ですよ。起きてください」
浩平「おう!任せろ」
無理して起きる・・・あ〜気持ち悪い

んで、七瀬は三振、俺はバントの連打、茜はなぜか全部ピーゴロ、先輩はあれ以降打てずじまい
他多数は、もちろん打てなかった。

浩平「すごいな。ここまでやって全部三振とはな」
七瀬「すごいでしょ。これは私にしかできないのよ」
浩平「このまま、三振の荒らしを期待してるぞ」
七瀬「任せてよ」
なんか勘違いしてるが、三振が自慢になるとは思えんな・・・

9回先行われらの攻撃

浩平「七瀬はきっとすごい事をする、いやしなければならないのだ!」
もう七瀬はストレスで我を失ってるはずだ!ここで爆発させるんだ!

七瀬「さぁ ここであんたも終りよ!」
由衣「あははは がんばって当ててくださいね」
七瀬「・・・・あんたにね・・・ボソ」
七瀬の目が光ったような気がする。

七瀬「だりゃ〜〜〜〜!」
バットを思いっきり由衣にめがげておもいっきりなげた!

浩平「やったぁ!お前は俺の希望に応えてくれたよ!」
みさき「浩平君 ひどい事考えてたみたいだね」
茜「外道です」

由衣の足に当たったが、三振にした事に変わらないので結局意味なしだった。
おもでとう三振王!
敵の攻撃

由衣「いたた・・・これじゃ打席に立てませんよ」
少年「困ったな・・・彼女からヒット取るには君しかいないのに・・・」
由衣「あっあそこに人がいますよ」
住井だ。

少年「まぁ 彼ならなんとかしてくれそうな感じだね」
由衣「あのぉ〜ちょっといいですか?」
住井「はい?なんですか?」
由衣「私の代わりに打席に出てもらえませんか?」
住井「出てもいいけど、打てると言う保証はないよ」
由衣「大丈夫です。そんなの気にしませんから」
少年「打席に立つだけでいいよ」
他のメンバーになぜこの役をやらせなかったか住井は知る良しも無い。

浩平「うわ 住井が打席にいるぞ」
みさき「えっ住井君が?」
浩平「あいつ・・・なんか先の展開が読めたぞ」
みさき「どういう事?」
浩平「やれば分かるよ」

住井「やぁ 浩平君お手柔らかに」
浩平「お前は。たぶん不幸に見回れてるだろう」
みさき「いくよ〜〜〜」
ドシュ!

みさき「あっ・・・・」
住井「うわぁ こっちに来る」
浩平「やっぱりな・・・」
住井は、頭部に直撃し医者のお世話になりに行った。
やっぱり住井は、まじめでも住井なんだな・・・

代走が出て代打が少年になった。

浩平「ホームラン打たれたら逆転か・・・まずいな」
みさき「じゃ 今からど真ん中二回なげるよ」
浩平「大丈夫か?」
みさき「少年は、必ず最後に私のボール打つから大丈夫だよ」
そうか・・・まぁ自信があるんだろうなぁ 予告通り少年は打たなかった。

みさき「いくよ〜〜〜!」
ドシュ!スゴイ今まで隠していたのだろう・・・シンカーだ
カキーン!

浩平「うわぁ あれが打てるのか?」
みさき「わ〜ん 七瀬さんお願いだよ〜〜」
七瀬「くっ・・・こうなったら・・・」

パン!

浩平「わっずるぅ!」
ボールがはじけた・・・いいのかこれで?

七瀬「ああ 私のボール、新しいのに・・・あんたのせいよ!」
自分で破壊して言うなよ・・・

少年「まぁ いいよ次は、力を使う前に入れるから・・・」
慣れっこって感じで言う少年・・・自信があるんだろうな〜

みさき「だったらあれしかないよ」
先輩は、そういうとにぎり方を変えたようだ・・・よく分からないが

みさき「がんばって取ってね」
浩平「えっどういう事?」
ボールが来てる 普通のストレートだ。どってこ・・・何!

少年「なんだ!このボールは!」
浩平「なんだ!このボールは!」
なんと低めに来たボールが、いきなりホップして俺の顔面を直撃!キャッチャーミットを貫いて・・・

気が付くと1−2で負けていた。結局振りにげで、俺が気絶してる間に入ったらしい

七瀬「あんたのせいで負けたのよ!けっして私が、三振したからじゃないのよ!」
茜「今日は、楽しめました。ありがとうございます」

帰り道・・・・・・・・・・

浩平「ごめんな 先輩負けちゃって」
みさき「ううん、いいよ別に一生懸命やってくれたの分かってたから」
浩平「でもさー 俺があの時にがんばってれば勝ってただろ?」
みさき「確かにね。」
浩平「はは はっきり言うね」
いきなり先輩が、ずつきをしてきた

みさき「じゃ、これでお返しは終りだね」
浩平「ぅぅ・・・・ありがとうな・・・」

家路に着く

浩平「ふあぁ〜〜疲れたなぁ〜〜」
長森「おかえり〜〜浩平で、どうだった?」
浩平「負けだよ、負け」
ドカっと椅子に座る。ん?これはまさか!

長森「あれ?これなんだっけ?」
レバーをガチャン!
ビビビビビビビビビビビビビ!
シュ〜〜〜〜

浩平「うう・・・もうやだ・・・」
続く・・・・・・
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浩平「なんだかなぁ〜。ジャイアンがやさしいな。」
私「う〜目が見えないのに、なげれるのもおかしいけどね。」
浩平「七瀬出番多いしな」
私「うん・・・先輩より多いかも、流石ボケキャラだね・・・もう一回旅出させてようか・・・」
浩平「それにしても言われたな。キャラかわってないって」
私「そうなんだよね。徐々に元の性格に戻りつつあるしね」
浩平「話も豪快だしな。内容がかなり苦しいぞ」
私「次回は・・・誰にしようかな・・・」
浩平「んじゃ、繭を出そう。」
私「んな唐突に・・・そうだね、そうしましょう。」
浩平「題名は『ミズエモンに隠し子発覚!?』でどうだ?」
私「駄目です。長森ファンとしては、そんなのできません。題名は『居候一人増えたら大変かも?』で行きます」
浩平「まさか?増えるのか?」
私「ドラミちゃんだと思ってください。性格全然かわんないけど・・・」
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感想はいそがしくてかけませんです〜〜(TT)今度まとめて書きます〜〜
ああ シリアスなシナリオかいてみたい・・・
それでは