ミズエモン「怖いの暗いのお化け屋敷なの」 投稿者: もうちゃん@
ピピピピピピピピピピ!
又、時計がなっている、止まった、俺は元の世界に帰ってきたのだろうか?目を開けようとした瞬間…
ドタ! ベッドから叩き落とされた。

長森「こら〜!浩平 今日は遊園地に学校で行くんでしょ 遅刻しちゃまずいよ」
浩平「うう…だからって、床に落とさなくても…いて」

右腕を見てみると、血がにじんでいた、落ちた拍子に怪我をしていたらしい、この程度なら大丈夫だろう…

長森「あれ?浩平 右腕どうしたの?」

傷口を見る、びっくりしたようだ 又例のポケットの中をゴソゴソいじっている、今回は大丈夫だろう
ドルルルルン!ドルルルルン!キュイィィィィィィ〜ン!チェーンソーだ…

長森「じっとしてて浩平!」
ここでじっとしてたら俺は腕を切断されるんだな…そう切断、んっ?やられたら流石にまずいよな

浩平「ばか!俺を殺すきか!そのぶっそうな物をしまえ!」
長森「はぅ〜浩平の事が心配でちょっと大袈裟になってたね、ごめんね」
ほぉ〜、ここの世界の瑞佳は、俺の事をチェーンソーで襲うのか…そういやあんまり怒らないのが怒るのと怖いのとおなじなのかな?

浩平「そういえば、お前のポケットの中身見せてみてくれよ」
長森「え〜とね…」
ゴソゴソと中身をいじっている ポコポコ物騒なものばかり出てくるな・・なんで、日曜大工セットやら斧やら危険なものばかり出てくるんだ?

長森「これで一部くらいかな?すごいでしょ〜〜」
得意そうに笑みで言う、俺は朝に毎回こんなので起こされるのか?っと思うと背筋がゾッとしない

長森「あっはやく、時間に間に合わないよ」
浩平「ああ そうだな」
急いで朝食を胃に詰め込むと、瑞佳のお見送りを受けながら待ち合わせ場所まで走った。


澪『みんな〜ちゃんといるの〜?』
茜「…浩平がいません」

…15分後…

浩平「ぜぇぜぇ〜待ち合わせ場所間違えてた…」
みさき「浩平君、相変わらず遅刻だね、そうだ、今度野球の試合に出てね」
澪『今度からは気を付けるの』
浩平「へ〜い」

乗り込む…
俺の席はと、ん?茜か、そういえば風は直ったのかな?

浩平「風はもう 平気なのか?」
茜「…大丈夫です、」
浩平「にしても、今向かってる所ってどんな所なんだ?」
茜「お化け屋敷が、とても有名らしいです」
みさき「あ〜〜 あ〜ちゃんと、楽しくお話してるみたいだね、私も仲間に入れてよ」
住井「今から、お菓子を食べるのはあまり良い事ではないと思うよ 南君」
みさき「えっお菓子?私も食べる〜〜♪」
すぐさま、みさき先輩はお菓子の方へと飛んでいった

茜「みさきさん、相変わらずの様ですね、私も食べる事にします」
袋の中から出てきたのは…あの『ドラッフル』だった
茜「三つありますから一つ上げますよ 浩平」
浩平「うう…俺は、いただきます!」
俺はやけくそで一口で一気に飲み込んだが、逆効果で胃の中にまで甘さが出てるような錯覚にとらわれ、そのまま気絶してしまった。茜は寝てると思っているらしい

茜「おやすみなさい、浩平」
途中みさき先輩の歌のショックで目が覚めたが、気持ち悪いのに変わりはないので又寝てしまった。茜は耳をしっかり抑え耳線までしていた…

そんなこったで到着

浩平「ふわぁ〜少し楽になったかな?うわぁ」
誰かが背中に飛び付いてきた
澪『疲れたからおんぶなの』
まぁいいか 元の世界でこんなのは慣れっこだからな
浩平は澪をおんぶしたまま遊園地の入場門をくぐった

浩平「ほら 澪、中に着いたぞ降りろ」

後ろを見てみると、澪はスヤスヤと寝ていた

浩平「しょうがないな〜 あれ?みさき先輩が呼んでる」
みさき「ちょっと食べ物食べてくるから代わりに並んどいてよ」
浩平「別に良いけど、順番きちゃったらどうするの?」

ずり落ちそうになった澪をよいしょっと持ち上げながら先輩に聞いた
みさき「そのまま入っちゃえば良いと思うよ」
浩平「そうだな、澪もその間には起きるだろうしな」

俺達は、長蛇の列に紛れ込んで順番を待った。澪は一向に起きない。このままじゃ入っちまうぞ
んで、とうとう俺達は、順番が来てしまった。
入ると同時に澪が起きた

澪『ここはどこなの?』
浩平「ここは、お化け屋敷の中だよ」

澪の顔が強張る。

澪『お化け屋敷嫌なの』

首をブンブン振って俺に抗議したが、もう後ろから次の人達が来始めてるのが見えた

浩平「大丈夫 俺が付いてるだろ?そのまま突っ切っちゃえば怖くなんかないよ」
澪『わかったの…』

まず出だしは、ちょうちんが出迎えてくれた。やっぱり有名な所は効果音もすごいらしい俺でも
たまに驚く感じだ。澪はどうなんだろう?

澪「・・・・・!」ビク!!

ガシッ!
やっぱりこうなるのか・・・分かってたから良いけどまぁ腕にしがみ付いてるぐらいはどって事ないよな

浩平「まだ始まったばかりじゃないか。目をつむってればすぐだよ。すぐ」
澪『・・・・・・・』ブンブン

あ〜あ前途多難だなこりゃ
次に出てきたのは、良くある人形が飛び出す奴だ。しかもかなり怖い

澪『・・・・・・!!!!』

ビタ!
うわぁ今度は、背中に飛びついてきた。さっきと同じじゃないか もうこうなったらどうしようもないな

浩平「なっなぁ大丈夫か?」
澪『・・・・・・・』ブンブン!

はぁ〜 どうしようかな。次に出てきたのは、壁からいきなり人が出てくる奴だ。これまたタイミング
がいい

澪『!!!!!!!』ビクッ!

ピョン!

浩平「こっこら何逆戻りしてるんだ。」

又人形が出てきた。驚いて又戻ってくる。んで背中にまた飛びつく
なんとかこんな事を繰り返しながら出口が見えた。その時 人が飛び出してきた。最後の最後に
良くある事だ

澪『!!!!!』

ピョン!

浩平「おい!出口はあっちだぞ」

トテトテはしっていってしまう。あっ誰かにぶつかった。

住井「あっ浩平君に先生じゃないですか。先生お化け苦手じゃなかったんですか?」
澪『・・・・・・・』コクコク

おお 住井お前はすごいよ澪をなだめるとは、ただ無性に殴りたくなる気持ちは変わらんが・・・

住井「先生出口はあっちですよ。速く走って」

トテトテはしってく澪

浩平「なぁ お前将来は保父さんになれよ」
住井「ははは 相変わらず冗談が強いな〜、じゃ僕は南君の所に行ってるから」
浩平「ん?お前はじゃあなんでここに来たんだ?」
住井「実は、はぐれちゃってね〜。なんか建物が有ったから入ったら君と会ったと言うわけさ」
浩平「それは、いけない事じゃないのか?」
住井「ははは 気にしないでおこうよ。でも遊びもほどほどにね」

そういうと住井は、又良く分からない場所から出ていった。あいつ性格は真面目でも行動だけは、
特に変わらないんだな〜 でも南探すのって・・・見つかるのか?
俺は『普通』に出てみると澪がいた

澪『怖かったの…』

涙でスケッチブックがぬれている、なんとか泣きやまさなければ

浩平「澪、お前は先生なんだろ?先生は生徒の見本なんだろ?そのお前が泣いてちゃ見本にならないじゃないか だからさ涙は、もう終りだ、怖いのは分かったから なっ」
澪『うん』

そうして歩き出そうとして俺も結構才能有るんじゃないか?と思った瞬間
ピョン! 俺の背中に飛びついた

澪『もう 泣かないの』
浩平「流石は先生だな、これからもよろしくな」

そのまま今日は、一日中澪につれまわされた。おんぶしたまま

浩平「はぁ〜〜疲れた。ただいま〜」
長森「おかえり〜〜〜 こうへ〜〜い」
浩平「うわあぁ びっくりした。なんだそのお面は?」
長森「私のお手製のお面だよ。どう?迫力あった?」

そりゃあるさ 七瀬の顔したお面だもんな…
続く
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浩平「毎回強引だよな、澪が先生になってる所なんか特に」
私「う〜話上こうするしかなかったんだよ」
浩平「にしても、七瀬の姿が見えなかったが?」
私「スネオ役なので、今は旅行中ですよ。言ってませんでした?」
浩平「そんなのは、聞いてないが、じゃあ次回は七瀬の話だな」
私「相変わらず唐突だなぁ〜う〜〜ん(考え中)じゃ『乙女と殺戮の狭間に…』ってのはどうです?」
浩平「乙女は分かるが、殺戮ってのがなぁ〜」
私「まぁ 怖い思いでもしてなさい…ボソ」
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感想書かせてもらいます。
GOMIMUSIさん
うう・・・シリアスっていいですね。読んでていいなぁ〜って思えちゃいます。
さ〜て一体浩平君は助かるのか

>KOHさん
弱点が、犬ですか。僕も追いかけられましたね。マルチーズじゃないけど(笑

>11番目の猫さん
優しい感じがしてこんな文章かきたいなぁーって思うます。暖かいですね

>ここにあるよさん
甘辛いですか。僕は甘党ですからそれは、辛くて食べれそうにありません(笑)
朝のカレーはおいしいですよ〜〜

>火消しの風さん
うー 最近どうも氷上萌えです。なんかあの訳の分からない感じに引かれますね。