おめかし3
投稿者: まてつや  投稿日: 2月18日(金)01時18分
☆今までのあらすじみゅ〜
クリスマスを繭と2人で過ごそうと、待ち合わせした浩平。
しかし、その場に繭は牛のきぐるみで現れた。
下校しようとするななぴーを捕まえて、服を借りることにするが
ななぴーが用意した乙女の服は、なんと巫女服だった。
繭ちゃんコスプレSS第3弾、開幕♪

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「別の服に着替えさせてこようか?」
七瀬の申し出はありがたかったが、こっちもあんまりのんびりしてるわけもいかない。
それに巫女服姿の椎名自身は嫌そうでも、なくはしゃいでるのでいいだろう。
「いいや、長森の家のパーティに俺のせいでおまえが遅れても困るしな」
「そう……、ゴメンね」
さよならと手を振って、七瀬は去っていった。

「さて、俺たちも行くか」





商店街をうろついて、なんとか予約なしで入れる店を見つけた。
雰囲気は、まぁ、悪くない。

なんか、巫女服の椎名が目立っているような気がしないでもないが……
特別な性癖を持った方々に大ウケかもしれないが……

しばらくすると注文したステーキが登場する。

「わぁ♪」

椎名は笑顔で、ナイフを片手にそれを、


カチャカチャ……


それを……


カチャカチャ……


「うー……」


上手く切れない。


ステーキと繭が格闘していると、


ボトッ……


ステーキが皿から、繭の服に落ちて……そのまま床に落ちる。


「ああああああぁっ……!」

七瀬から借りた、巫女服がぁあああああああ!!
やべぇ、後でアイツに殺されるぅ……。

「どうしたんですか?」

と、ウェイターが駆けつけてくれた。

繭の泣きそうな顔と汚れた服と床に落ちたステーキを見て、

「大丈夫ですか?」

テキパキと、繭の服をおしぼりで拭き、床の方も別の店員が処理をしてくれる。

「これ以上は……もう」

「はい、ありがとうございます」

繭の巫女服には、やっぱり汚れの跡が目立っていた。

「そうだ……。汚れた服の代わりに……ウチの制服でも着ますか?」

「いえ……、そこまでは……」

と俺が言う前に。

「みゅ〜、着る〜〜♪」

繭が機嫌を直したかのように返事した。









「みゅ〜、似合う?」
「ぶっ……!?」
な……、なんだ、その格好は!?

「ウチのウェイトレス用の服なんですけど……」

なんか、胸元が強調されてて、しかも某P○Aキャ○ットのように、
なんかメイド服っぽい!

「マニアに人気がありますから」
と店のウェイトレスが言う。

って、そんなの全然嬉しくないわぁぁあああああああああああ!!

「お兄さん。この格好で今夜はお楽しみね」(ニヤリ)

客にこんなこと言う店員なんて嫌だぁぁああああああ!

「はい、これを」

と、何か手渡される。

『幸せ家族計画』……って、コンドームーーーーーーーーーーーーーー!?

「いりません」

赤くなって返す。

「あら。ちゃんと避妊はしないとできちゃったらマズイでしょ?」

嫌だァ、こんな店員、嫌だー。

「じゃあ、バイ○グラいる?」

「どこで手に入れたんすかっ!?」

「水瀬さんって言う知り合い」

誰だよ、水瀬……。









俺はウェイトレス服の繭を連れて、さっさと店から逃げた。

(つづくかも)

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☆あとがき☆
間が、とてもあいてしまいましたが、第3弾です。
1、2ほどキレがないネタなのでなかなか書かなかっただけです。
繭に着せる服のネタですが、偽善者さんからリストをいただいているので
まだまだいろいろやれます。
こんな格好の繭がみたいっ!
ってのも、メールでなら受けつけます。どーぞ、お気軽に

http://www.geocities.co.jp/Playtown/1331/