☆今までのあらすじみゅ〜
クリスマスを繭と2人で過ごそうと、待ち合わせした浩平。
しかし、その場に繭は牛のきぐるみで現れた。
下校しようとするななぴーを捕まえて、服を借りることにするが
ななぴーが用意した乙女の服は、なんと巫女服だった。
繭ちゃんコスプレSS第3弾、開幕♪
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「別の服に着替えさせてこようか?」
七瀬の申し出はありがたかったが、こっちもあんまりのんびりしてるわけもいかない。
それに巫女服姿の椎名自身は嫌そうでも、なくはしゃいでるのでいいだろう。
「いいや、長森の家のパーティに俺のせいでおまえが遅れても困るしな」
「そう……、ゴメンね」
さよならと手を振って、七瀬は去っていった。
「さて、俺たちも行くか」
商店街をうろついて、なんとか予約なしで入れる店を見つけた。
雰囲気は、まぁ、悪くない。
なんか、巫女服の椎名が目立っているような気がしないでもないが……
特別な性癖を持った方々に大ウケかもしれないが……
しばらくすると注文したステーキが登場する。
「わぁ♪」
椎名は笑顔で、ナイフを片手にそれを、
カチャカチャ……
それを……
カチャカチャ……
「うー……」
上手く切れない。
ステーキと繭が格闘していると、
ボトッ……
ステーキが皿から、繭の服に落ちて……そのまま床に落ちる。
「ああああああぁっ……!」
七瀬から借りた、巫女服がぁあああああああ!!
やべぇ、後でアイツに殺されるぅ……。
「どうしたんですか?」
と、ウェイターが駆けつけてくれた。
繭の泣きそうな顔と汚れた服と床に落ちたステーキを見て、
「大丈夫ですか?」
テキパキと、繭の服をおしぼりで拭き、床の方も別の店員が処理をしてくれる。
「これ以上は……もう」
「はい、ありがとうございます」
繭の巫女服には、やっぱり汚れの跡が目立っていた。
「そうだ……。汚れた服の代わりに……ウチの制服でも着ますか?」
「いえ……、そこまでは……」
と俺が言う前に。
「みゅ〜、着る〜〜♪」
繭が機嫌を直したかのように返事した。
「みゅ〜、似合う?」
「ぶっ……!?」
な……、なんだ、その格好は!?
「ウチのウェイトレス用の服なんですけど……」
なんか、胸元が強調されてて、しかも某P○Aキャ○ットのように、
なんかメイド服っぽい!
「マニアに人気がありますから」
と店のウェイトレスが言う。
って、そんなの全然嬉しくないわぁぁあああああああああああ!!
「お兄さん。この格好で今夜はお楽しみね」(ニヤリ)
客にこんなこと言う店員なんて嫌だぁぁああああああ!
「はい、これを」
と、何か手渡される。
『幸せ家族計画』……って、コンドームーーーーーーーーーーーーーー!?
「いりません」
赤くなって返す。
「あら。ちゃんと避妊はしないとできちゃったらマズイでしょ?」
嫌だァ、こんな店員、嫌だー。
「じゃあ、バイ○グラいる?」
「どこで手に入れたんすかっ!?」
「水瀬さんって言う知り合い」
誰だよ、水瀬……。
俺はウェイトレス服の繭を連れて、さっさと店から逃げた。
(つづくかも)
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☆あとがき☆
間が、とてもあいてしまいましたが、第3弾です。
1、2ほどキレがないネタなのでなかなか書かなかっただけです。
繭に着せる服のネタですが、偽善者さんからリストをいただいているので
まだまだいろいろやれます。
こんな格好の繭がみたいっ!
ってのも、メールでなら受けつけます。どーぞ、お気軽にhttp://www.geocities.co.jp/Playtown/1331/